展望の山、八郎山と大峰奥駆道の南端、大黒天神岳


- GPS
- 04:16
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 840m
- 下り
- 817m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス | 八郎山下山後、車で山在峠まで移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所、迷うような所もない |
写真
感想
連休2日目。最初は八郎山へ。展望の山と言われるだけあって頂上からの展望は抜群。特に、太平洋側は、紀伊大島や勝浦、太地など特徴のある風景がはっきり見え、北側も大塔山方面、前の日に登った烏帽子山方面、西側もしっかり見え大パノラマ。
山自体は低くて普通の山で往復約2時間あまりの普通の山だが、この眺望は素晴らしい。わざわざ遠くから行く程の事ではないが、こっちへ来たついでにはぜひ寄りたい。
ひょっとしたら、人が登る人気のある山では、本州最南端の山かも?
その後は車で移動。あらかじめ調べてきた3,4の山からどこへ行こうかと考えて、大阪へ帰る方向と言う事でとりあえずは、熊野本宮大社方面へ。レーダーを見ると南の方は小雨がふっているようなので、北側で低い山へ。
大黒天神岳という山があると言う。大峰奥駆道の一部で、最後の少し手前の所にあるというので、少し興味があった。それと、展望も良いということだったので。
山在峠か登りだすとすぐ西側が開けていて、曇りだったが高曇りなので熊野川、果無山脈、その南側もはっきり見えていた。その後東側も視界が開けてるところがあったが、山の名前はさっぱりわからなかった。
大峰奥駆道は吉野の方から来たら、もう1時間かそこらで大峰奥駆道の終点、熊野本宮大社になるので、吉野から来た人は熊野川が見え、後もうちょっと、もうちょとと思いながら歩く地点だなあと思いながら歩いた。大黒天神岳は眺望はなく、もう少し行ってみたが、たいした見所はなかった。
歩きながら、熊野本宮大社がなぜこんな所にあるのか、と言う疑問がわいてきた。考えても分からないので、すぐそばなので熊野本宮大社に寄ることに。行けば分かるだろうと思い。
行って見ると、簡単な説明しかなかったが、それによると、熊野なにがし、かという人がそこに木の神を奉る神社を建てたが、修験者が頻繁に出入りするようになり、人気が高まり、大峰奥駆道が出来でさらに人気が高まったそうだ。その後、歴代の天皇が参拝するようになり、庶民も参拝し始めてさらに人気が出たようだ。
奈良県大淀町、車坂の辺りから大峰山脈をみると、奥に高い山がそびえて、なんとも言えない感動的な景色で、何回も見てしまうが、昔の人が奈良時代に奈良から紀伊山脈の方を見てすごい山並みだと思い、その入り口にある吉野に金峯神社を建て、奥の山上ヶ岳からどんどん奥に行き熊野本宮大社まで行ったのではないかと、そんな事を考えると山歩きがとても楽しい。
帰りに、道の駅、熊野古道ほんぐうに寄ると面白いものがあった。藤原定家が天皇の熊野詣に同行した時の記録、『熊野御幸』をマンガチックに展示してあった。原書がまだ残っているらしく、そのコピーが展示されていたが、自分でも読める字もあり、又、別に分かりやすくマンガチックに説明があり面白かった。自分が歩いたことのある所が何箇所か出てくるし。藤白坂は岩だらけで歩きにくかったとか、今日は時間がないので夜中も歩かされたとか、床のないところで寝るはめになったとか、22日間の旅の様子が書かれていた。機会があれば読んで見ようかと思う。
と言うことで今回もとても楽しい2日間だった。
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