那須・稲荷山＆大きな雪崩の跡

2018年03月18日(日) [日帰り]

天候

快晴　　6℃　　無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

那須RW下の駐車場　　トイレは大丸。

コース状況／危険箇所等

コースは一般的な積雪期コースではありません。

写真

3/18 10:51

那須ロープウエイ駐車場から正面の斜面を見ると、

3/18 10:51

大規模な湿雪表層雪崩の跡！　破断面とデブリがはっきり確認できます。

3/18 10:55

郭公沢方面もその危険があるかも知れません。

3/18 10:57

RWから峠の茶屋までは、まだまだ雪があります。

3/18 11:05

閉鎖中の峠の茶屋P着。

3/18 11:11

ここから、裏の稲荷山へ登ります。（一般ルートではありません）

3/18 11:19

雪崩の危険を避け、尾根筋の樹林帯をアイゼン+ピッケルで登攀。

3/18 11:31

稲荷山上部も雪が繋がっていました。

3/18 11:30

郭公沢を見ると、クラックらしきものが何本もあります。表層雪崩の危険がありそうです。

3/18 11:33

ここから、中の茶屋方面に向かいます。　沢筋は、雪崩・滑落の危険あり。

3/18 11:45

剣ヶ峰を見ると、上部にはっきりクラックがあり、ここも大雨や気温が上がった後は雪崩の危険がありそうです。

3/18 11:50

ここで一般ルートに戻ります。

3/18 12:00

危なっかしい鳥居前の橋の雪。

3/18 12:01

登山指導センターで、登山カードを補充して登山届を回収し、下山します。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

aki-tk

　稲荷山は那須岳の地図には載っていませんが、地元などの登山関係者の間では知られた山で、峠の茶屋Pの裏山にあたります。ちょっとした事情があり登って来ました。
　那須では3月初めに2度大雨があり、雪には大量の雨が滲みこみました。そして、このところの気温上昇の影響も重なり、積雪した急斜面ではあちこちでクラックが見られています。　

　茶臼岳北東斜面では、最近ではあまり見たことの無いような大規模な湿雪表層雪崩が確認できました。おそらく、大量の雨で重くなった雪が支持力を失い、雪崩れたものと思われます。場所は違いますが、先週の雪面の観察では約50cmのところに軟らかい雪の層があり、もしかするとその面で雪崩たのかも知れません。

　素人考えですが、今後、似たような斜面では大雨や気温上昇の後では同じような雪崩が起きる可能性は否定できないと思います。　特に、剣ヶ峰のトラバースは要注意ですね。今週何度か降雪があるのでクラック等が隠れてしまい、危険を目視できなくなるので細心の注意が必要になりそうです。