記録ID: 1429219
全員に公開
ハイキング
大峰山脈
小辺路(三浦峠・果無峠)
2018年04月14日(土) 〜
2018年04月15日(日)


- GPS
- 25:05
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 2,194m
- 下り
- 2,353m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:30
2日目
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:35
降雨のため出発を30分遅くしたので、八木尾バス停11:20到着が微妙になりました。
そこで七色分岐でショートカットして国道に向けて下山。
「七色」バス停11:35発の「近鉄大和八木駅」行きのバスに乗車できました。
奈良方面はこれが最終バスになります。
本宮から新宮や紀伊田辺に抜ける場合は、もっと時間的な余裕はありますが、
奈良方面に帰りたかったので。
そこで七色分岐でショートカットして国道に向けて下山。
「七色」バス停11:35発の「近鉄大和八木駅」行きのバスに乗車できました。
奈良方面はこれが最終バスになります。
本宮から新宮や紀伊田辺に抜ける場合は、もっと時間的な余裕はありますが、
奈良方面に帰りたかったので。
天候 | 14日 晴れのち雨 15日 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
「西中」バス停から十津川温泉行きは14時台が最終。 それに乗り遅れれば徒歩10kmのロード。 「八木尾」から奈良方面バスの最終時刻は11:30。 七色分岐は10時半には余裕を持って通過したいが、 分岐から「七色」バス停に20分少々で下りられるショートカットもあり。 ただし本宮&新宮方面のバスは18時台もある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道はわかりやすく、道標もしっかりしていて、山慣れている人には問題ありません。 枝道には「熊野古道ではありません」と注意書きされている標識あり。 悪天時の濡れた石畳道はスリップしやすいので気をつけて。 「果無登山口」バス停から「八木尾」バス停手前までは集落も林道もなし。 |
その他周辺情報 | 十津川温泉は源泉かけ流しです。 バスは上下とも1日数便ですので、公共交通機関利用の方はバスの時間に合わせての行動となります。 また登山口や下山口へアクセスする村営バスは休日運休が多いです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
すべての道は熊野本宮の聖地につながる。
そこに至るには、中辺路、小辺路、大辺路、紀伊路、伊勢路、そして奥駈けと、
じつに多くの参詣道がある。
そのうち、もっとも一般的であり観光の目玉にもなっているのは、
紀伊田辺から内陸に入っていく中辺路である。
それに対し小辺路は高野山から熊野に至る最短経路であるが、
伯母子岳、三浦峠、果無峠と標高差1000mを三度登り返す難路でもある。
また途中には国道や大きな町がないので、
予定通り歩ききらないとビバークの覚悟も必要だ。
小辺路はかつては巡礼だけではなく、
十津川と大阪を結ぶ生活物資の道でもあった。
また明治22年の大水害によって、
2600名もの村民が集団移住せざるを得なかったとき、
涙ながらに故郷を後にした哀しみの道でもある。
そして新たに十津川町が北海道の大地に生まれた。
小辺路は高野山からの熊野まで山の尾根沿いに作られている。
現代の国道は小辺路から離れた十津川沿いのルートをとっている。
村人は山を越えずに町に下りて、国道をゆくようになった。
そして世界文化遺産に登録されるまでは、
荒れて廃れて忘れ去られていく道であった。
先年の豪雨でも十津川は陸の孤島になったが、
驚くべき事に、この古道はほとんど崩れなかった。
大雨による傷跡は、むしろ現代の道を狙い撃ちにしたのである。
古道は自然災害を避けて、安全な場所を這うように伸ばされたのか?
それとも幾多の災いを経て、今のルートに落ち着いたのか?
名もなき人がそれぞれの人生を背負いながら歩いたこの道を、
春の花に迎えられながら辿れたことを幸せに思う。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1199人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する