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Yamareco

記録ID: 1496727
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

和賀岳と真昼岳

2018年06月09日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.1km
登り
872m
下り
878m
天候 6月2日〜曇りのち晴れ 6月9日〜曇り
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
和賀岳・・・真木林道は工事が終了していて、通過に支障はありません。休憩小屋前に駐車しました。
甘露水からの一般ルートは、良く整備されています。ただ、薬師岳から薬師平を過ぎ、小杉分岐のわずか手前で急に笹薮が濃くなります。最も笹薮が濃いのは小鷲倉への登り。道は明瞭ですが、段差がありますので要注意。

真昼岳・・・善知鳥(うとう)口から登山道の無い尾根を登って、赤倉コースに合流しました。大浅沢の右岸尾根ですが、下部では明瞭な踏み跡があります。真昼岳登頂後は兎平〜善知鳥コースへ。善知鳥コースは、向沢を何度も渡渉します。登山靴でも渡れますが、長靴だとストレスが無いと思います。増水時は不可。刈り払いされた直後のようで、スムーズに歩くことができました。

尚、ルート図は真昼岳登山の時の概略です。
その他周辺情報 善知鳥口から近いサン・アールで入浴(400円)。明るい浴室でした。
6月2日。真木林道を通って、和賀岳の休憩小屋前に駐車。
2018年06月02日 07:49撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 7:49
6月2日。真木林道を通って、和賀岳の休憩小屋前に駐車。
甘露水でボトルに水を満たし、登山開始。
2018年06月02日 07:58撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 7:58
甘露水でボトルに水を満たし、登山開始。
薬師岳山頂。ガスで何も見えない。
2018年06月02日 09:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 9:34
薬師岳山頂。ガスで何も見えない。
小杉分岐のわずか手前で、急に笹が濃くなる。
2018年06月02日 10:00撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 10:00
小杉分岐のわずか手前で、急に笹が濃くなる。
次第に晴れ間が広がってきた。
2018年06月02日 10:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 10:44
次第に晴れ間が広がってきた。
山頂手前の残雪を登る。
2018年06月02日 10:50撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 10:50
山頂手前の残雪を登る。
和賀岳山頂。
2018年06月02日 10:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 10:54
和賀岳山頂。
羽後朝日岳を望む。
2018年06月02日 11:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 11:10
羽後朝日岳を望む。
登山道の無い県境稜線。
2018年06月02日 11:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 11:10
登山道の無い県境稜線。
小鷲倉。秋田側もガスが切れてきた。
2018年06月02日 11:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 11:22
小鷲倉。秋田側もガスが切れてきた。
下山時、小杉分岐から薬師岳に向かう途中で振り返る。
2018年06月02日 12:24撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 12:24
下山時、小杉分岐から薬師岳に向かう途中で振り返る。
薬師岳付近から和賀岳。
2018年06月02日 12:47撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 12:47
薬師岳付近から和賀岳。
アオイさん、たくさん咲いていました。
2018年06月02日 12:49撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 12:49
アオイさん、たくさん咲いていました。
大甲・中ノ沢岳方面。
2018年06月02日 12:52撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 12:52
大甲・中ノ沢岳方面。
休憩小屋に到着。
2018年06月02日 14:06撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/2 14:06
休憩小屋に到着。
6月9日。真昼岳の善知鳥口から、林道を奥へ。
2018年06月09日 08:47撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 8:47
6月9日。真昼岳の善知鳥口から、林道を奥へ。
登る尾根が見える。
2018年06月09日 08:50撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 8:50
登る尾根が見える。
小沢を渡って、尾根突端に取り付く。
2018年06月09日 08:55撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 8:55
小沢を渡って、尾根突端に取り付く。
明瞭な踏み跡がある。
2018年06月09日 08:56撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 8:56
明瞭な踏み跡がある。
濃いガスに包まれる。
2018年06月09日 09:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 9:38
濃いガスに包まれる。
尾根のピーク付近。赤倉コースを探すこと1時間半以上・・
2018年06月09日 09:53撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 9:53
尾根のピーク付近。赤倉コースを探すこと1時間半以上・・
ピンクテープがあった。そのそばに・・
2018年06月09日 11:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 11:29
ピンクテープがあった。そのそばに・・
ようやく赤倉コースに出た。
2018年06月09日 11:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 11:30
ようやく赤倉コースに出た。
真昼岳山頂はガス。山頂神社で休憩。
2018年06月09日 12:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 12:29
真昼岳山頂はガス。山頂神社で休憩。
兎平付近で、秋田側が少し見えた。
2018年06月09日 13:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 13:20
兎平付近で、秋田側が少し見えた。
兎平の分岐から善知鳥コースへ。
2018年06月09日 13:25撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 13:25
兎平の分岐から善知鳥コースへ。
分岐付近で15分程天候の回復を待つ。女神山を眺めて。
2018年06月09日 13:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 13:38
分岐付近で15分程天候の回復を待つ。女神山を眺めて。
急な尾根道(松坂)は、深くえぐれている上に落ち葉が厚く積っている部分が多い。
2018年06月09日 13:41撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 13:41
急な尾根道(松坂)は、深くえぐれている上に落ち葉が厚く積っている部分が多い。
向沢に下りた(松坂登り口)。
2018年06月09日 14:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 14:10
向沢に下りた(松坂登り口)。
向沢沿いに辿る。何度も渡渉する。
2018年06月09日 14:11撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 14:11
向沢沿いに辿る。何度も渡渉する。
堰堤を下りて、振り返ったところ。
2018年06月09日 14:23撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 14:23
堰堤を下りて、振り返ったところ。
氾濫原。
2018年06月09日 14:39撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 14:39
氾濫原。
登山口に到着。車は5台程度は駐車可能。
2018年06月09日 14:50撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 14:50
登山口に到着。車は5台程度は駐車可能。
近くのサン・アールで入浴。
2018年06月09日 15:56撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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6/9 15:56
近くのサン・アールで入浴。

感想

二週続けて日曜日に集落の草刈り作業があるため、土曜日に近場の山へ。6月2日は、和賀岳山頂に到達する直前に晴れてきてラッキー。羽後朝日岳などの眺望を楽しむ。

山中でお会いしたのは、男性ソロ3人。和賀岳からの下山時、小鷲倉を下った所でお会いした方は、東京から訪れたという関西訛りの方。トレラン風のいでたちで、「静かですね」と一言。下山すると、駐車場には私の車の他には、秋田ナンバーの2台しかない。まさか、あの東京の人は、林道を走ってきたのか? その後、白岩岳〜錫杖の森経由で登ってきたのだと思い当たった。200名山を登っているとのことだったので、田中陽希氏と同じルートで和賀岳を目指していたのだろうか。それならば、もう少しお話しを聞きたかったと思う。

田中陽希氏は、和賀岳に登頂した際、「東北一の山深さだ〜」と叫んでいた。東北には飯豊や朝日があるので、それは大袈裟かとも思うが、白岩岳〜錫杖の森経由のルートは、そう言わしめる雰囲気があると思う。

小杉分岐〜小鷲倉の笹薮が濃くなっており、私も仙北市に電話をして、刈り払いのお願いをした。ニッコウキスゲの時期には、他県からもたくさん登山者が訪れる。その前に刈り払いをした方がいいと。

行政には予算の問題があるのだろう。刈り払いの予定は未定とのことだった。作業が行われるまでは、濃い笹藪も和賀山塊の山深さを味わう一興と捉えたらいいのかもしれない。

・・・・・

6月9日には真昼岳へ。自然観察指導員・倉田さんのブログに、善知鳥口から大浅沢の右岸尾根を刈り払いして、登山ルートを作る予定だと書かれていた。それは赤倉コースに合流し、真昼岳に登って善知鳥コースを下りる周回ルートができるということで、興味深い。踏み跡ぐらいあるのではないかと思って、偵察のつもりで出かけた。

善知鳥口で作業をしている人たちがいて、話を聞くと、やはり踏み跡があって、何度も登っているという。確かに、登山道と言ってもいいような明瞭な踏み跡があった。尾根の中央線にほぼ忠実に登っていく。大した藪漕ぎも無く、なだらかなピークに上がった。

ところが、その後がよくわからない。二万五千図では、赤倉コースの登山道はピークを通過していることになっている。これは間違いで、実際はやや北側を通っているということは、経験でわかっていた。そこでピークから北側を辿ってみるが、見つからない。濃いガスに包まれて、尾根がどちらに伸びているのかも、さっぱりわからない。自分の登ってきた支尾根も確信がなくなった。「参ったなあ」とため息が出る。

草露で濡れたシャツを着替えて、おやつを口にする。改めて、最も高いと思われる地点から西方向にコンパスを合わせて、藪の中を行く。何となくこれは尾根らしいと感じて間もなく、新しいピンクテープを見つけた。一時間半もウロウロした末、ようやく赤倉コースの登山道に出たのだった。濃いガス、樹林帯の藪の中、地形が不明瞭といった条件は、自分にはたぶん初めてのこと。いい経験になったが、それにしても時間がかかり過ぎだったのも確かだ。

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コメント

なんと新しい道!
藪漕ぎはこの話でしたか。倉田新道ができれば真昼岳もようやく馬蹄形周回が可能になりますね。赤倉コースピストンだとちょっと物足りない気がするのがこの山域でしたからね。ブナ林の美しい稜線に接続して、沢コースも楽しめる。バランスの取れた周回コースになりそうですね。

和賀岳の笹薮はずーっとあのままですね。林道工事に予算取られて登山道まで回らないのではないでしょうか 関東甲信方面ではあり得ない雰囲気ですから、梅雨時期に北上して秋田を訪れる登山者はそれなりに楽しんでいくような気がします。まあ、遭難しないくらいの藪であればですが
2018/6/15 10:20
tooleさんへ
初めは、県境稜線の風鞍〜峰越林道あたりよりもずっと明瞭な踏み跡だったのですが・・・
おっしゃるように、美しいブナ林・好展望・花・沢コース・・と、色々と楽しめて、かつ歩き応えのある周回ルートができそうです。健脚者には、さらに女神山を加えるといいかも
特に、沢を何度も渡渉する善知鳥コースは、草が伸びているとルート判断に手間取りますが、刈り払いされて、だいぶ歩き易くなりました。今年はお勧めですね。

和賀岳の笹薮については、草刈り機を担いであそこまで行くのも大変な手間でしょうからね・・
小鷲倉から下ってきた時は、こりゃあガスられるとルートから外れる人がいるかも・・と懸念されるような箇所もありましたよ。小さなピンクテープはありましたが、私も一応付けてきました。

ところで先日、美郷町の仙南から、森吉山が見えました。院内岳と大石岳の間に、残雪を抱いた山が見えたので、間違いないと思います。もしかすると、横手からも見える地点があるかも
2018/6/15 16:01
赤倉合流
こんにちは

経験者のkamadam さんでも合流に1時間半とは少し大変でしたね。
ピークで方位を測れば理論上判る筈ですが、はっきりしないピークだったり、濃霧だったりの場合は自信がなくなりますね。また方向が定まっても、激しい薮やリターンが難しいそうな方向は山域の全体像が頭に入っていないと突進にはそれなりの勇気?(覚悟)が必要になりますね。(笑、小生の場合ですが)

和賀岳、いつ拝見しても美しいですね。
かって、薬師岳から眺めた山頂の第1印象がとても遠かったこと、薬師平(キスゲ)と山頂の花(チングルマ)がひときわ美しかったこと、それと山頂から眺める秘峰羽後朝日嶽のロマン・・・色々懐かしい想い出が甦って来ます。
今回もお疲れ様でした。
2018/6/15 12:23
tonkaraさんへ
動き回って、1時間半もたってしまいました
残雪期だとまだ動きやすいところがありますが、藪だと戻るのも面倒になるので、試しに前進・・というのも、躊躇しがちになりますね。結局赤倉コースを探すより、コンパスを信じて藪の中を進むと腹をくくったら、意外にあっさりと赤倉コースに合流したのでした。

和賀岳周辺は、高さこそあまりないものの、清々しい雰囲気がありそうな気がします。
腰の痛みが快復したら、ぜひ羽後朝日岳へお出でください
2018/6/15 16:15
和賀岳の藪漕ぎ
昨日激藪こぎして来ました!
小杉分岐手前からいきなり始まりましたね〜
小鷲倉周辺で激藪に埋もれてしまいましたよ
快適な散歩道と激藪こぎ、和賀岳を代表するキーワードになりそうです
ニッコウキスゲは薬師岳手前で咲いて来ました。
真昼岳周回ルート是非歩いてみたいものです
2018/6/16 6:55
Re: 和賀岳の藪漕ぎ
meikenさん、こんにちは
meikenさんの花と展望に彩られたレコ、堪能しました。
ニッコウキスゲ、咲き始めましたか。
最盛期の頃にはなかなか晴天に恵まれることが少ないので、私も薬師平が黄色に染まる姿は見たことがありません。
meikenさんのレコで、今年の和賀岳はまた人気が出そうですね。
それとも笹薮に躊躇する方が多いかな
2018/6/17 14:48
プロフィール画像
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