記録ID: 1497678
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ハイキング
アジア
世界遺産 🏯南漢山城 -話題の韓国映画の舞台-
2018年06月15日(金) [日帰り]
kenny
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 392m
- 下り
- 391m
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日帰り
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 4:45
11:30
30分
南漢山城ロータリー
12:00
12:07
23分
北門
12:30
12:40
13分
連珠峰甕城
12:53
12:58
7分
西門
13:05
13:20
33分
守禦将台
13:53
13:55
43分
南門
14:38
14:38
22分
東門
15:00
15:05
5分
南漢山城ロータリー
15:10
15:55
20分
行宮
16:15
南漢山城ロータリー
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
�� 地下鉄2号線に乗り、ロッテワールドのある駅No.216「蚕室」（Jamsil）で「牡丹」（Moran）方面へと8号線に乗り継ぐ。 �� 駅No.821「山城」（Sanseong）で下車。1番出口から地上に出たらそのままの方向に通りに沿って200m 先のバス停留所へ。 �Ｄ篶噂蠅�らは52番のバスに乗り20分程で終点の南漢山城ロータリーまで行きます（1,300韓国ウォン）。観光案内所や駐車場がある南漢山城の文字通り中心だが、バス停のそばに何も案内地図板が無いので面食らうかも。落ち着いてまずは近くの観光案内所（写真参照）を探して日本語の登山マップをもらうと安心。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
城壁の上沿いを忠実に歩くのは展望は良いが、結構足が痛くなる程に階段のアップダウンが激しい。樹林に入るが平行してより傾斜の緩い土の上のトレースが細かく枝分かれするので、適時利用出来る。北門から南門、東門と周回したが、逆まわりは東門から南門の間が登りとなりきつい。 |
| その他周辺情報 | なんと偶然にも今回訪れた南漢山城を舞台にした韓国映画「天命の城」が6月22日に日本公開。イ・ビョンホンとキム・ユンソクが主演、そして坂本龍一が音楽を担当。 1636年、丙子（へいし）の役で清の攻撃を避けた王と朝廷が南漢山城に籠城した47日間の苦闘を描いた映画です。 |
写真
地下鉄「山城」（Sanseong）駅1番出口から通りを歩くと見えてくるバス停留所。ここから52番のバスに乗ります。
バスの終点は南漢山城の中心にある文字通りロータリーの「鍾路（チョンノ）」。ここで車を降りたらまずは…
周りを見渡して、この建物を探しましょう。観光案内所です。日本語のハイキングマップもあり、親切に質問にも答えてくれます（ただし韓国語かカタコトの英語ですが）。
6/15 11:30
周りを見渡して、この建物を探しましょう。観光案内所です。日本語のハイキングマップもあり、親切に質問にも答えてくれます（ただし韓国語かカタコトの英語ですが）。
2014年に韓国で11番目のユネスコ世界遺産に登録された南漢山城。
梅雨の時期ですが、幸いソウル周辺はよい天気で、気温は28℃まで上がる暑さ。初夏の花が楽しめました。
日本に咲くキバナノコマノツメに似ていますが、比べるとかなり大きなスミレ。あちらこちらに咲いています。
観光案内所から奥へと車止めのゲートを超えて道路を20分程歩けば…
城壁に4つある城門のひとつ、税穀輸送の出入りに使われたという北門に到着します。別名は「戦勝門」。そして脇にある石段を登れば…
山城の城壁の上に出る事が出来ます。ここからは延々と12Kmも山の上を蛇のようにうねりながら続いている城壁の上をトレースすることにします。
6/15 12:05
山城の城壁の上に出る事が出来ます。ここからは延々と12Kmも山の上を蛇のようにうねりながら続いている城壁の上をトレースすることにします。
石を積み上げた城壁にはこのように四角の覗き穴がいくつもあります。歩きやすいところもあれば…
展望は一段落ちますが城壁上よりも歩きやすいので、足の調子に応じて適時選んで歩くことが出来ます。
ここから少し寄り道をして、韓国語で「出城」を意味する甕城（オンソン）に行きます。
目に飛び込んできたのはソウルの街並。その中でひときわ目立つのは…
山の上にさらにこんなに高い石の城壁があるとは… 籠城を決め込む王の気持ちも分かります。
しかも最盛期にはこの城壁の中になんと4,000人が暮らしていたとか。驚きを禁じえません。
大都市・ソウルに観光に行った方は多いと思いますが、ちょっと足を伸ばすだけでこの素晴らしい景色が楽しめます。もっと多くの人に訪れてほしい、南漢山城 !
1
6/15 12:50
大都市・ソウルに観光に行った方は多いと思いますが、ちょっと足を伸ばすだけでこの素晴らしい景色が楽しめます。もっと多くの人に訪れてほしい、南漢山城 !
秋には紅葉の名所となり韓国の人たちには人気の場所にもなる。反面、ソウル近郊で自然の松林が残る貴重な場所でもある。
籠城した国王・仁祖が敵国・清に降伏しにこの門を通って出て行ったという悲しいエピソードに彩られた門。地下鉄5号線・馬川駅からここへ直接登ってこれるようです。
籠城した国王・仁祖が敵国・清に降伏しにこの門を通って出て行ったという悲しいエピソードに彩られた門。地下鉄5号線・馬川駅からここへ直接登ってこれるようです。
国清寺（クッチョンサ）。敵の侵略に備えた武器庫の役割を果たしていたのが、当時、なんとお寺。確かに日本も昔は僧兵がいたくらいですので、まあ納得。
韓国特有、軒の四隅が上に持ち上がった形の「八作屋根」が素敵なこの建物、実は…
軍隊の指揮をとったり敵の監視をするための楼閣の事。5つあった南漢山城の楼閣で残るのはこの清涼山頂にある建物だけ。
西門と南門の間は人が少なく静かでした。実はほとんどの登山者は楽な内側の舗装路を歩いていたのでした。あらら…
進行してくる後金軍に対して籠城のため当時の国王・仁祖がソウルを捨てて、この門からこの山城に入ったという南門。
足が痛くなって来ました… 東門から北門までは歩く人もごくわずかで距離も長いので、東門から道路へ出る事にしました。
東門到着。舗装道路に出ます。ここから出発地点の鍾路（チョンノ）へ道路を約15分ほど歩いて戻ります。
途中にある地水堂（チスダン）。昔の高官が風流をたしなんだ東屋。日本の平安貴族のような生活だったのでしょうか…
スタート地点に戻ってきましたが、実は観光案内所の裏手にもうひとつの見どころがあります。王の「行宮」（ヘングン）です。
陰陽五行説にちなんだ東洋の伝統的な色使い「五方色」に彩られた建物には必ず「猿」たちが。尺取虫では…ありません !
敵がどれだけ城壁を攻めようが、ここに住んでいれば厳しい現実を忘れるほど平穏な空間です。
丹青は「絵の具」や「彩色」をあらわします。丹は赤、青は文字通りの青。
実際にここに立てこもった王と部下たちは47日もの間、何を考えて籠城したのだろう… 映画の恰好の題材になるのがよく分かります。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
靴
サブザック
行動食
飲料
ガイド地図（ブック）
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
|---|
感想
ソウルで仕事を終えた後、延泊して南漢山城へ日帰りハイクに行きました。ソウルの南東、標高500m程の山々の上に2014年に世界文化遺産に登録された李氏朝鮮時代の城壁が連なっています。
自然と歴史をどちらも楽しめ、秋は紅葉が素晴らしいと聞きます。地下鉄とバスだけでたどり着けるのも魅力。
隣の国、韓国へはたくさんの日本人が旅行に訪れますが、ハイキングや登山を目的に行けば、雪岳山（ソラクサン）などの有名山岳以外にも楽しめる場所がたくさんあります。時期を選べば本州から北海道往復よりも安い航空券で飛べるのですから、もっと気軽に日本とは違う異国の歴史と自然を楽しむ人が増えればと思います。
ハングルはやっぱり読めないけれども、韓国の人たちは皆親切です。「トワジュセヨ !」 （ Help me！）の一言を発すれば、優しく手を差し伸べて何とかしてくれるのでした。
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