新雪の能郷白山
- GPS
- 10:08
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,447m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
6:19 能郷白山神社
6:36 林道ゲート前駐車場
7:07 出発
7:59 能郷谷登山口
8:27 林道ゲート前駐車場
<11月26日>
6:42 林道ゲート前駐車場
6:50 出発
7:43 能郷谷登山口
8:34 林道出合い
10:23 前山
13:39 能郷白山・頂上(5分休憩)
15:33 前山
16:57 能郷谷登山口
17:35分頃 林道ゲート前駐車場着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※国道157号線は林道分岐から温見峠までの間は通行止め。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道ゲートから能郷谷登山口までの約4kmは舗装された林道歩き。 登山口直後の沢超えに注意。 11月26日現在、前山〜能郷白山は40〜50cm程の積雪あり(窪地は70cmぐらい) 国道157号線には道の駅がいくつかあります。 うすずみ桜の里・ねお(宿泊や入浴施設あり) http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/syousai/gifu/g_37.html 織部の里・もとす http://oribe.or.jp/images/banner/1320121271.jpg |
写真
感想
<11月22日の失敗登山>
初めての能郷白山。
樹氷が見たいので朝早く自宅を出発し、6時半に林道ゲート前駐車場に到着。平日だからか先行者は見当たらない。
ここから登山口までの4kmは舗装された林道を歩く必要があるのだが、登山靴で舗装路を歩くのは結構しんどいので
車からMTBを降ろし登山口までの往復を自転車で行く事にした。
クマ出没注意の看板があったので一応クマ鈴をつけて7時すぎに出発する。
林道歩きは傾斜がそこそこあるので自転車を降り手で漕いでいく区間の方が多く、結局普通に歩いていくより時間がかかり、8時に能郷谷登山口に到着。
登山口まではこれから登る前山が何度も見え、頂上付近には樹氷があるのも確認できたので期待に胸が膨らむ。
が、登山口から10秒の最初の沢渡りでいきなり滑って転んだ。そしてそのまま1〜2メートルほど流された・・・
首から下は全て水に浸かり強烈に寒い。おまけに滑った時に左膝も打ったので痛い。
これではとても登山どころでは無いので、そそくさと撤退する。
帰りは自転車での下り道なので20分もかからず駐車場まで戻ってこれた。
すぐに着替え、近くの道の駅の温泉で温まった後はそのまま帰宅。
これまでの登山で今回が間違いなく一番の失敗。
足を滑らせた沢は増水していたのか足の置き場が見当たらなかったので、迂闊に水の中の石に足をのばしてしまった。これがいけなかった。
落ち着いて周りを見渡せばどこかに渡れる場所があったはず。反省。
このままではあまりにも情けないので、再挑戦に行く予定。
<11月26日の再挑戦登山>
2度目だけど、実質的には初めてとなる能郷白山。
前回とほぼ同じ時間に駐車場に到着。今回は先行者の車が一台あり。
気温は1℃。舗装路は凍結していると考え、今回は自転車は使用せず徒歩で出発。
出発から30分ほど過ぎると案の定、舗装路は凍結していた。登山靴は滑りやすく気をつけて進む。
1時間弱で登山口到着。すぐに前回滑って落ちた沢に出る。ここで周りを見渡すと足が下ろせそうな岩があったので、慎重に足を運び今度は危なげなく沢を越える。
沢を越えるとすぐに急登になるのでゆっくり登っていると15分ほどで積雪を確認する。
登るにつれ少しずつ雪かさが増して行くので林道出合いでスパッツを着け、石突きのゴムキャップを外す。
ここから前山までの間に積雪量が増え、常に膝下辺りまでが雪に覆われる。
雪山歩きは初めてなので非常にキツいけど先行者のトレースがあったのは有難い。
前山あたりからは樹氷を見ることが出来た。太陽の光を受けてキラキラしており、樹氷を間近で見るのは初めてだったのでちょっと感動した。
前山を超えると傾斜も緩やかになり本来ならとても楽に歩ける箇所なんだろうけど、積雪でなかなか前に進めない。
さらに、この辺りで追い抜かれた後続者と先行者(どちらも単独)に追いついたので、ここから先は自分が先頭になる。
最初の内は今年最初の新雪を一番乗りで歩いていく事に気分も盛り上がったが、すぐに嫌になった。
雪かさは膝上まで増え、変な所に迂闊に足を踏み入れると股下まで埋まってしまう。
何度か先頭を交代しながら進むも、1人が時間切れで下山された。
最後のピークからは自分が先頭になり進む。能郷白山にとりつくと傾斜が再びキツくなり、新雪でずるずる滑りながらも少しずつ登っていく。
頂上まで残り100m程で足が軽く痙攣する。後続の方に先を譲った後、ザックから医薬品でも取り出そうかと思っていたらすぐに治った。
どうやら痙攣ではなく、単に膝がガクガクになっていただけのようだ。
13時39分。出発から約7時間をかけてようやく能郷白山頂上に到着。
頂上には2人だけで他には足跡も無い。どうやら温見峠からの登山者は誰もいないらしい。
あいにく山頂周辺は笹と木に覆われており景色があまり良く見えない。
すぐ近くの白山権現社は展望が良いらしいが、とてもそこまで行く体力は残っていない。
それに本来の計画では11時30分ごろに山頂に着き、白山権現社で1時間ほど昼食休憩をとった後の12時30分には下山するつもりであったのだけど
既に1時間以上も予定より遅れているうえに、下山にも余計な時間が掛かりそうなので休んでいる余裕が無い。
名残惜しいけど山頂滞在は5分で切り上げ、早々と下山を開始する。
下山時は既にヒザがガクガクだったので何度かある登り坂では苦しい状況に陥ったけど、下り坂は滑るような感じで下りていけたので助かった。
下山も予定より1時間遅れてしまった。登山口に戻ってきた時には既に日も落ちていたのでヘッドライトを点け、駐車場に着いた頃にはもうあたりは真っ暗だった。
今回が初めての雪山登山となった。
4月の伊吹山や6月の御嶽山など一部残雪のある時期に登ったことはあるけど、今回のように雪道を長時間歩いたのは初めてなのでとにかく疲れた。
本格的な雪山登山に比べれば今回のような40〜50cm程度の雪山なんて入門レベルですらないんだろうけど、もうしばらく雪はこりごり。
コメント
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しかし、大事に至らなくて良かったです
下りの自転車なんか寒さ強烈やったんちゃいますか
このレポ読んで私も気を付けようと思いました
ceptorさん、こんばんは
僕もあの沢で2回も水没しましたが
流されるほどではありませんでした
やはり増水していたのでしょう
ところで、写真の山は前山 だと思いますが
完全に雪山のようですね
僕が行った1週間前とは大違いです
ryuji1700さん、こんばんは
お恥ずかしい限りです。
幸い左膝は軽くすりむく程度で済みました。
下山時は意外と問題なかったです。
ザックの中の防寒着はジッパーつきのビニールシートに入れておいたので濡れずに無事でした。
靴だけは中まで水が入って最悪でしたけど
moroheyさん、こんばんは
あの沢は鬼門ですね。
次回は気をつけて渡ろうと思います。
moroheyさんの画像と見比べてみましたが、水かさは同じように見えますので増水していたわけではないかもしれません。
流されたと言っても水の圧力により流されたと言うよりは
石の上をウォータースライダーのように滑っていったような感覚でしたので・・
夏なら気持ちいいかもしれません
あ、写真の山は前山だったんですね、情報ありがとうございました。
ceptorさん ありがとうございました。
前日にトレースを残して頂きありがとうございました
少し歩幅が広く短い足では合わなかったですが(笑)
登山口の沢は確かに滑りやすいですね。
僕も気をつけて歩きました。
atsup624さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
トレースに関しては無我夢中でしたので、かなり変だったと思います。
特に、頂上まで後少しの所で本来のルートとは外れた道にトレースを付けてしまったので
余計な混乱を招いてしまったかもしれません
しばらく雪山はこりごりですが
次に行く時にはもうちょい上手く歩きたいと思います
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