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Yamareco

記録ID: 1517619
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ハイキング
甲信越

湯の丸山 付 真田本城 松尾城

2018年07月07日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.6km
上り
385m
下り
1,082m

コースタイム

日帰り
山行
2:00
休憩
0:00
合計
2:00
7:00
30
7:30
7:30
30
8:00
8:00
60
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
早朝の湯の丸高原
早朝の湯の丸高原
登りはじめはスキー場斜面
登りはじめはスキー場斜面
草地の管理で、牛が放牧されています。ホルスタインだ、可愛い子ちゃんかと思いきや、、
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草地の管理で、牛が放牧されています。ホルスタインだ、可愛い子ちゃんかと思いきや、、
メンチ切られました。後ろ足ドスドス。雄の牛です。登山の主旨を説明してから通行。
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メンチ切られました。後ろ足ドスドス。雄の牛です。登山の主旨を説明してから通行。
人しか通行できないゲート
2
人しか通行できないゲート
リフト頂上駅にキスゲ
リフト頂上駅にキスゲ
緩やかな区間を過ぎて、
緩やかな区間を過ぎて、
鐘分岐。ここからが登山道だそうです。
鐘分岐。ここからが登山道だそうです。
鳴らしていきます。あの鐘を鳴らすのはあなた、和田アキ子とグレン・ダンジグの声って似ていると思うのですが。。どうでしょう
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鳴らしていきます。あの鐘を鳴らすのはあなた、和田アキ子とグレン・ダンジグの声って似ていると思うのですが。。どうでしょう
つまらんこと言ってないで登ります。岩くずがいい感じ。
つまらんこと言ってないで登ります。岩くずがいい感じ。
流水がしみてツベたい
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流水がしみてツベたい
ドウダンツツジが集積している。お茶漬けを思い出してしまった。夜通し運転してきて腹が減ってます。
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ドウダンツツジが集積している。お茶漬けを思い出してしまった。夜通し運転してきて腹が減ってます。
空腹でも登らねば
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空腹でも登らねば
荒天の中に垣間見る
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荒天の中に垣間見る
山頂、展望ゼロ。
3
山頂、展望ゼロ。
視界ゼロではないので下山できます。濃霧の際は方向に注意しないと。
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視界ゼロではないので下山できます。濃霧の際は方向に注意しないと。
永谷園お茶漬けさらさらドウダン
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永谷園お茶漬けさらさらドウダン
シャクナゲみつけました。登りでは気付かんかった。
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シャクナゲみつけました。登りでは気付かんかった。
植物観察
植物観賞
下山を報告しました。
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下山を報告しました。
駐車場で遅い朝飯兼早お昼にありつきました。
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駐車場で遅い朝飯兼早お昼にありつきました。
一路鳥居峠を越えて信州入り。小県郡真田郷。
一路鳥居峠を越えて信州入り。小県郡真田郷。
古城祉に安政年間の石仏
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古城祉に安政年間の石仏
真田の里は、案内看板にも、
真田の里は、案内看板にも、
観光トイレにも、六道銭。いつ討ち死にしても安心です。
さて、資料館行ってみよう。
観光トイレにも、六道銭。いつ討ち死にしても安心です。
さて、資料館行ってみよう。
真田氏資料館で、付近の史跡を教えてもらい、ここを訪ねる。
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真田氏資料館で、付近の史跡を教えてもらい、ここを訪ねる。
角間という小さな谷の出口に史跡があります。松尾城。最初期の真田氏の城だそうです。
角間という小さな谷の出口に史跡があります。松尾城。最初期の真田氏の城だそうです。
ふむふむ 古い五輪塔に手向けてから、登城。
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ふむふむ 古い五輪塔に手向けてから、登城。
松の多い尾根を進む
松の多い尾根を進む
宗教施設が古城を利用して建てられるパターンかと思いつつ、、
宗教施設が古城を利用して建てられるパターンかと思いつつ、、
突然出くわす石積み
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突然出くわす石積み
驚きの石塁
でも平入り(直線)の虎口。聞けば小谷城にも似た施設があるという。
驚きの石塁
でも平入り(直線)の虎口。聞けば小谷城にも似た施設があるという。
ところどころに、道形を補強する石積み。
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ところどころに、道形を補強する石積み。
これまたびっくり
これまたびっくり
天然の岩盤を取り入れた積み方。
天然の岩盤を取り入れた積み方。
岩盤に変色のあと。接触による熱変成。地質の先生がいたら、付近の地殻の成り立ちを聞きたいトコロ
岩盤に変色のあと。接触による熱変成。地質の先生がいたら、付近の地殻の成り立ちを聞きたいトコロ
削平地の様子。方形にしていないのと、石積みは谷間の集落側にしか施工されていないのをみて、見栄で施工するパターンの城を思い出した。太田金山城、唐沢山城などなど。しかし立地と築城者の規模を考えると、張るべき見栄も無いような、、
削平地の様子。方形にしていないのと、石積みは谷間の集落側にしか施工されていないのをみて、見栄で施工するパターンの城を思い出した。太田金山城、唐沢山城などなど。しかし立地と築城者の規模を考えると、張るべき見栄も無いような、、
どうなんですか ところどころまた小さな石積みがあって、謎が深まる。
どうなんですか ところどころまた小さな石積みがあって、謎が深まる。
これがまた、
どうもどうも、
上から写すと大したことないんですが、
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上から写すと大したことないんですが、
横から見てびっくり
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横から見てびっくり
下から見てもびっくりの石積み。矢倉跡にしては、高層建築の乗っかる強度ではなさそうです。登城ルートを遮断するわけでも、横矢を利かす位置でもない。首をかしげすぎて、捻挫しそうになります。
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下から見てもびっくりの石積み。矢倉跡にしては、高層建築の乗っかる強度ではなさそうです。登城ルートを遮断するわけでも、横矢を利かす位置でもない。首をかしげすぎて、捻挫しそうになります。
山の斜面につぎはぎ、
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山の斜面につぎはぎ、
つぎはぎで残る石積み。
つぎはぎで残る石積み。
削平の跡
斜面、集落側の谷方向は、岩盤が露出。
斜面、集落側の谷方向は、岩盤が露出。
信州は松本平にも、石積みを使用する山城が見られるといいます。明らかに近世城郭の石垣とは違う技術体系です。
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信州は松本平にも、石積みを使用する山城が見られるといいます。明らかに近世城郭の石垣とは違う技術体系です。
城の最高所の本郭に到着。平入り虎口。
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城の最高所の本郭に到着。平入り虎口。
向かって右の石積みに崩壊跡がありまして、、、
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向かって右の石積みに崩壊跡がありまして、、、
おかげで、構成を観察できます。板状の石材を重ねています。
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おかげで、構成を観察できます。板状の石材を重ねています。
よく分かりませんが、凝灰岩なのでしょうか。層理があって、割りやすかったようです。裏込めの小石、通称「ぐり石」は一切なし。
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よく分かりませんが、凝灰岩なのでしょうか。層理があって、割りやすかったようです。裏込めの小石、通称「ぐり石」は一切なし。
本郭は全周が石積みです。めずらしい遺構です。むこうの開口部みたいな所は崩落したところらしい。
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本郭は全周が石積みです。めずらしい遺構です。むこうの開口部みたいな所は崩落したところらしい。
左から、
ぐるりと、
ぐるりと、
見回す。
左斜面は外側が自然石のままでした。
左斜面は外側が自然石のままでした。
お社が祀ってありますので、拝んでから観察。外側は保護の覆いで、中に木の社がありました。推察するに、手前は後世の石積み、奥が城の遺構。
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お社が祀ってありますので、拝んでから観察。外側は保護の覆いで、中に木の社がありました。推察するに、手前は後世の石積み、奥が城の遺構。
その石積みを観察。
その石積みを観察。
崩れやすいので慎重に拝見します。
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崩れやすいので慎重に拝見します。
本郭背後の堀切。山城の証明を見れて、ほっとしました。
本郭背後の堀切。山城の証明を見れて、ほっとしました。
斜面に竪堀が続くようです。
斜面に竪堀が続くようです。
堀切を確認できたので、さらに尾根伝いを探索しましょう。
堀切を確認できたので、さらに尾根伝いを探索しましょう。
残念ながら、ほかの堀切は確認できず。
残念ながら、ほかの堀切は確認できず。
戻って、本郭方向、堀切を観察。
戻って、本郭方向、堀切を観察。
石塁に登ってみる。この感じ、沖縄の城を思い出した。
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石塁に登ってみる。この感じ、沖縄の城を思い出した。
郭の内部。この城が石積み構成なのは、土塁を積みたくても土に乏しい岩山だったから。たぶん鍬を入れても出てくるのは岩くずばかり、だから石材を利用したんだと思います。
郭の内部。この城が石積み構成なのは、土塁を積みたくても土に乏しい岩山だったから。たぶん鍬を入れても出てくるのは岩くずばかり、だから石材を利用したんだと思います。
案内板。この山は、城の他には松ばかり、花の他には待つばかり。道成寺の歌詞を思い出すほど松ばっかり生えています。土壌のやせた岩がちの山で、水の手にも苦労しただろうなと思います。
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案内板。この山は、城の他には松ばかり、花の他には待つばかり。道成寺の歌詞を思い出すほど松ばっかり生えています。土壌のやせた岩がちの山で、水の手にも苦労しただろうなと思います。
合併で上田市になっていた。
合併で上田市になっていた。
こちらの祠は、谷の里の方向を向いて建てられています。中は、火除け盗賊除けの三峰神社のお札。里の27戸の連署が書いてありました。
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こちらの祠は、谷の里の方向を向いて建てられています。中は、火除け盗賊除けの三峰神社のお札。里の27戸の連署が書いてありました。
帰り道、心ゆくまで観察。
帰り道、心ゆくまで観察。
途中足場が悪いですが、山城好きの方には是非ぜひおすすめです。
途中足場が悪いですが、山城好きの方には是非ぜひおすすめです。
登城道入口、看板にはクマ注意の張り紙があります。
立ち並ぶ古い石塔に、深々とお礼をしてから、帰京することにします。ホントに良いものを見せてもらいました。
登城道入口、看板にはクマ注意の張り紙があります。
立ち並ぶ古い石塔に、深々とお礼をしてから、帰京することにします。ホントに良いものを見せてもらいました。
幟の立っているところが、観光駐車場。お気遣い有り難うございました。真田、日本一のつわもの、真田郷、日本一の見どころ。
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幟の立っているところが、観光駐車場。お気遣い有り難うございました。真田、日本一のつわもの、真田郷、日本一の見どころ。

装備

個人装備
ジンジャーエール
共同装備
K6Aエンジン
備考 味噌汁忘れた

感想

湯の丸山など、国境の山が目的だったんですが、真田郷に呼ばれてしまいまして、山城に主客転倒となりました。

きっと、こないだ沼田城の近くを通ったし、その前には犬伏宿も訪ねたし、今回は岩櫃山の麓を通っていたので、六文銭のお導きなのでしょう。
真田氏は信州から、上州方面の関東へと勢力を伸ばしました。なぜ信州に拡大しなかったのかと不思議に思っていましたが、現地を訪ねると、なぜとは言えませんが納得できます。峠を挟んで、地縁の濃い土地なんですね。真田幸隆も一時期群馬県に逃げていたんだそうで。

群馬県の人は、軽井沢は群馬だと思っているという笑い話を本で読みました。浅間山だって、榛名山と同じくらいの親しみで見ているみたいです。
榛名山麓で発掘された、甲冑を着たまま火砕流にのまれた古代人は、信州の生まれらしいことが調査で判明したそうです。古代から人が自然に行き来していたわけです。

浅間山などの火山噴出物の多い土地、地質が無意識に人々を地縁で結んでいたんでしょうか。

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コメント

湯の丸〜城巡り
jimzaemonさん、東信濃にいらしていたんですか
湯の丸はツツジも終わってニッコウキスゲの季節になっていますね。
といっても私は行けていないんですが💦
ご連絡下されば本城辺りで待ち伏せしておりましたのに
私はそのころ上田市のスズキのお店のイベントに行って
信州りんごアイスクリームもらって、新型Jimny見学してました。
2018/7/8 21:48
Re: 湯の丸〜城巡り
sakusakuさん すみません無断で国境を越えまして
知らせの烽火を上げようにも、当日は雨風強くて
真田郷はまた行きたいです。伏兵と戦った経験は浅いのですが

新型Jimny、新型Jimny、うーん新型ですよねぇ。。新型ですからねぇ。。新型ぁ、、
気になって気になって眠れないんですが、いかがでしたでしょうか?新型
2018/7/8 22:31
Re[2]: 湯の丸〜城巡り
紅葉の季節か桜の季節にもぜひ真田の郷の御寺巡りを

新型Jimnyは昔の角ばったデザインが素敵でした。
私には乗りこなせなさそうですし、
私としては通勤・買い物の足なので
リアシートに荷物をちょっと置くのに不便そうで
あいすみませぬ
2018/7/8 22:49
Re[3]: 通勤・買い物の足
jimnyは悪天候に強くて頑丈長持ち、一方で燃費がそれほど良くない。。新型出しても基本が時代と逆行ぎみなんです。最近の軽自動車やコンパクトカーは多機能省エネ。

でも、jimny女子は、乗っているだけでカッコ良い と思います
2018/7/9 7:19
おつかれさまでした
Jinさん

こんにちは。

2018/6/17に湯ノ丸山に行ったばかりなので、どうだったのかなとおもって訪問しました。展望で有名なお山ですがあいにくのお天気で残念でしたね。

今回はお山の話よりもお城のお話を大変興味深く拝見しました。このところ続いている山城?シリーズ、へぇーそうだったのと毎回勉強になります。このシリーズしばらく続くのでしょうか。。。

続きを楽しみにしております。(^^♪
2018/7/16 10:15
Re: おつかれさまでした
こんばんは どうもです
だいぶ近くに湯ノ丸行かれたんですね。牛居ませんでした?
山城シリーズ、嫌がられても続きます。城有るところ、じんざえもんあり。ひたひたと地下足袋の音が聴こえてきます
2018/7/16 22:41
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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