早池峰山
天候 | はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
わけあって場所とルート図は掲載しません。その理由は「感想」に。 |
写真
感想
猛暑の下界から逃げるには沢歩きが一番と、早池峰北面の某所に出かけた。
登山口で監視員の方に挨拶し(その時は咎められず)、林道をしばらく歩いてから入渓する。最初は案の定の急傾斜ゴーロ続き。
けっこう疲れて飽きてきて、最後までこれかなあと思い出した頃に、3段の美滝が出現する。この上からは予想もしなかったナメと斜滝の連続。沢床は岩盤が広くあらわになっていて、針葉樹と白い飛沫。沢名と裏腹の明るい雰囲気に一人で嬉しくなる。スケール小さいが北アルプスの沢にでも来たみたい。
滝で出会う二又で一休みした後、さて上流はどんな具合か?と上を覗くと直登も巻きもシブそうな多段滝。無理して上で動けなくなってもしょうがないと、登りやすそうな枝沢から近くの林道跡にエスケープする。
短時間だったが思いがけない綺麗な沢筋に満足し、次回は装備整え敗退の滝上を目指そうかな等と考えながら、あとは下山とてくてく歩いていると、昆虫採集調査の方に出くわした。
共通の知人がいたりして、いろいろ会話しながら歩くうちに、ここに入るには入林許可証が必要だよと聞く。全く知らなかった。自然環境保全地域なので動植物や岩石の採集御法度という認識はあったが、森林生態系保護地域にも指定されていて、林野庁が入林禁止措置をとっているエリアでもあったのだ。
登山口で再び監視員の方から話を聞くと、登山道以外はほぼ全て、森林管理署宛に事前の入林許可申請が必要で、しかもその目的は調査等必要性がある場合に限られるらしい。単なる登山なんかでは認められないとのこと。ちなみに冬に変なルートから登り下りしている人はどうなんですか?と聞くと、雪上は生態系へのダメージ少ないことから黙認らしい。
と言うわけでようやく事態を把握し、今回の軽率登山を大いに反省する。
とは言え、足跡以外残した認識はないし、山中で排泄もしていない、唾も吐いていない、枯れ枝以外をへし折った記憶もない。シカの分布拡大なんかに比べたら生態系への影響は無いに等しいのではないか?と若干の違和感も覚えるが、それは前提としてルールを守った上での議論になるのだろう。
犯罪者が犯行を自慢するようなもので、こんな記録は到底アップできないかな、とも思ったが、綺麗な沢見つけた!とアピールしたい気持ちも否定できない。ご覧になった皆さんは決して真似しないでくださいね、と責任転嫁して公開(後悔)。
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