ラダック ザンスカールトレッキング
- GPS
- 248:00
- 距離
- 148km
- 登り
- 5,824m
- 下り
- 5,735m
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
チベットの文化に興味を持っていたのもあり、インドのリトルチベットはラダックへ。
ツーリングとトレッキングでインド人の国内旅行先としても人気の場所らしく、私自身もその2つを目的として来た。
ラダック地方はヒマラヤ山脈の西端に位置し、深い山脈に囲まれている。
様々なルートがあるが、ピークハントとを狙うと言うよりは深い渓谷を川沿いに進んで行くルートが多い。
その中でも私が歩いた道はザンスカールトレッキングと呼ばれる人気のコースだ。
ラダック地方の中でもザンスカールと言う土地はまだまだインフラが完成されていない事もあり、一部の場所では移動手段が徒歩のみ、村から村まで約4000mの峠を越えて5時間で到着、みたいな所もある。
その分外界からの影響は少なく、昔ながらの自給自足で生活している人々が多い。
ここ数年でルート沿いに車道が整備されつつあり、いつかは全部開通してしまうだろうとのこと。
そうなる前にと、挑戦した次第である。
基本的には渓谷沿いを歩くルートだが、10日間の日程で、標高3800〜4900mほどの峠を何ヶ所か越えなければならない。村→峠→村→峠....と言う感じ。
村でホームステイしつつ歩くトレッカーが多いみたいだが、テン泊好きな私は日本で吟味に吟味を重ねた10日分の食料と供にルートを歩いた。
ルート自体は難しい所はなく、登山道を歩く。
途中、道が続いていない所もあるが、地図を読みながら進めば問題はなかった。
ただ標高が高く、日本にいる時と同じように歩くと息がすぐ切れてしまい軽い頭痛がしてきた時もあった。
無理せず1日の最大歩行時間を8時間として、ゆっくりとザンスカールの景色を堪能した。
途中ですれ違う村人達はとてもにこやかな挨拶をしてくれ、チャイをご馳走してくれたりする事も。
乾燥し、荒涼としたルートを歩いていると突然現れるオアシスのような緑。
そこに村があると言うサインだ。
10日間の日程中、2日間だけホームステイをした。
生活で使う水は全て川の水を使い、電線も通っておらず、隣の大きい村まで峠を越えて5時間ほど歩き物資を交換したり家畜のミルクや毛を売りに行く。
彼らの暮らしはまさに昔ながらの素朴な生活で、まるでタイムスリップしたかの様に感じた。
4000m〜7000m級の山々を見上げながらチベット族の生活に触れる事も出来て、忘れられない経験となった。
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