山行記録: 蝶ヶ岳 敗退

記録ID: 153765

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積雪期ピークハント／縦走

甲信越

蝶ヶ岳敗退

2011年12月03日(土) [日帰り]

ryuubou

コースタイム

4:10林道烏川線ゲートー6:40三俣登山口ー9:30林道烏川線ゲート

天候	雨
過去天気図（気象庁）	2011年12月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車 12月1日からは三俣までは冬季通行止めになりますが、林道烏川線ゲート脇に駐車スペースがあります。
コース状況／危険箇所等	林道烏川線はすべてアスファルト舗装してあります。ゲートのすぐ近くにはほりでーゆ^四季の郷がありお風呂に入れます。登山ポストはありますが、ここの登山口の場合は、冬季はポストに計画書を入れるより車に乗ってきていれば、ワイパーなどに挟む方が良いかもしれないです。

感想

ryuubou

今回大滝山分岐付近の森林限界より下でビバークし翌日蝶ヶ岳登頂の予定が、三俣までで敗退となりました。

林道烏川線ゲートを4:10出発、思ったより気温が高く「汗をかくかもしれない」と出発直後に思ったことが今回の失敗の元だった。(ほかにも理由はあるが)

4:40頃から小雨が降り出したが、この程度の雨ならすぐに止むだろうと思いアウターは着ずにそのまま突き進むとやはりすぐに雨は止み、こんな事を3回ほど繰り返したところで本降りになり出してきていたが、真っ暗な中ヘッドライトだけを頼りに歩いていたため雨量が把握できていず、「汗をかくとマズイ」と思いアウターは着ずにウィンドブレーカーで対応してしまった、これが間違いであった。
出発してから1時間30分ほどしてからようやくアウターを着たがすでに手遅れだったようだ、体温が上昇しておりインナーが濡れていることにこの時にも気が付いていなかった。

三俣登山口にスタートしてから2時間30分で予定どおり到着し、ここで栄養と水分補給をしっかり取り、ここから冬靴に履き替えアプローチシューズをデポしようと準備していたが、あまりにも寒いためおかしいと思いインナーをさわってみても濡れていないし頭の中は???状態でした。

ここで冷静に考え、濡れた状態で2500m付近でビバーク、しかも登山中はほとんど雨に濡れる状態だと翌日の朝テントの中でどうなるか考えだが、危険と判断し下山することにした。

ここでインナー以外の濡れている物を脱ぎ、ダウンジャケットを羽織って下山を開始したが、結局ゲートに着くまで寒いままでダウンを着てるはずなのに寒い、ここでまた頭の中が???状態。
車の中で着替え始めてようやくこの疑問が判明、ダウンジャケットが濡れていたのだ。
しかしインナーはそれほど濡れていない。
今回インナーを、肌に近い方から、「超撥水極薄・薄手ウール・薄手化繊」の3枚重ねで着ており、一枚目の化繊を脱いでもそれほど濡れてなかったが、ウールを脱ぐとびっしょりと濡れていた、極薄は濡れていない。
ウールがすべての水分を吸ってしかも3枚の中で一番冷たい、ウールは濡れても冷たく感じにくいと思っていたが、状況によっては冷たくなってしまうようだ。

22㎏の装備を背負って10㎞近くの距離をアプローチするのはかなりしんどい、しかも下りは雨に濡れてさらに重くなっていたようだ。
肩の痛みが尋常ではない。

今後このようなコースはどのように登か、それとも体力を付けるか考えてしまう。
しかも疲れすぎて写真が1枚も撮れなかった、なさけない。