富良野岳 北尾根


- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 939m
- 下り
- 941m
コースタイム
2日目:C1-ホコ岩-D2-富良野Peak-C1-バーデンかみふらのの
天候 | 27日:冬型から気圧の谷の通過 曇りから湿った雪 28日:移動性高気圧の通過 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
初冬時期はブッシュに苦労させられる。スノーシューが良い。 最初の渡渉はスノーブリッジはなし。 ホコ岩のクライムダウンは不安なら空身が良い。 D1・D2・D3はこの時期に岩稜上を行くならザイルがいる。 巻くなら急で岩がらみのトラバースになる。 このあたりは過去の記録でも状況がかなりバラけている。 |
写真
感想
1日目
土曜日入山予定だったが、月曜日がはれそうなので入山を伸ばして日曜入山。
今日は午後から雨交じりの雪が降るそうなので、さっさとテンバに行ってしまうことにする。
ばーでんかみふらのから50m位下のある林道入口から沢に下る。
沢は開いているが、スノーシュー渡渉で楽勝。
適当に北尾根に取りつく。雪が少なく、ブッシュブッシュな尾根に成り果ててる。
ササやカンバが行く手を阻むだるい尾根をラッセルを交えつつだらだら登ってテンバまで。
ブッシュが多く二人用テントを張るのがやっとという感じだったが、ちょっと下ったところには広いスペースもあった。
テンバでAir-Gを聞きながらうだうだ。
晩御飯はクリームシチュー。明日の概況に心躍らせて就寝。
2日目
朝一で出発。よく晴れていて十勝連峰が美しい。
が、目の前に広がるのはカンバブッシュの群れ。TL(針葉樹限界)からKL(広葉樹限界)までが最も大変。
KL先もラッセルとハイマツのミックス登攀。
ラッセル敗退はしたくないのでペースを上げる。
何とかホコ岩下まできてEPに変える。
ホコ岩下の急斜は特に危険はない。
ホコ岩(co1700)のクライムダウンは3m程度で、前爪をからめた5・6ムーブ。
最初はホールドが少ない。空身にしてザックは手渡し。
タラ地に乗ったところで、ジャイアント尾根に行かないようにデポ旗で受け皿を打った。
タラ地はシュカブラ出ているが、視界が落ちたらいかにも何も見えなさそうなので天気展開とデポ旗は考えたほうがいい。また西の沢からの吹き上げもある。
D1(1750)でスノーシューデポして再びEP。
D1は東巻きする。ブッシュは出ていて雪崩は怖くない。
トラバリと直上を2回ずつ。最初は10mのトラバリ・3m直上、後半の4mトラバリと3m直上。
前半は問題ないが、後半はトラバリは岩が当たり、直上部分は前爪を使った登りで緊張する。
D2の手前に少し細いところがある。
そして、最大の核心D2へ。東巻きは最初が切れ落ちていて、真上はアップダウンが大きく無理。
西巻きは何ともなさそうなのでそこを行く。
15mくらいはシュカブラで雪崩も怖くないが、最後の5mくらいが切れ落ちていてドン詰まる。
とりあえずルンゼ地形をハイマツも使いつつ登って岩稜上に復帰。
そこからの尾根上はアップダウン多くて無理。東の沢型は雪ががっつり吹きだまっていて雪崩は怖い。
通過不可かと思ったが、東の岩稜の基部にルートを見出す。
Tentyouに空身で行ってもらうとOKサイン。
全体として5〜6mの岩交じりの急なトラバリ下りで岩が張り出しているところもありかなり緊張した。
とりあえず最大の核心を終えた。
D3は西巻き。ただラッセルがダルいだけ。
ここまできたらPeakはすぐそこ。主稜に乗ると裏や日高が見える。
すかっぱれの十勝は最高。増毛・樺戸・芦夕はもちろん、ニセコや羊蹄まで見える。
ピーク写真を撮って下降開始。
D2は直上部のみ行きと違うルンゼをいったらちょっと難しくハイマツを掘り出して下る。
D1は岩稜上を行く。最後はホコ岩と同じくらいのCDだが、面倒なので最後の1段はジャンプ。
ホコ岩は登りは簡単であとは、テントを回収して一気にバーデンかみふらのまでくだり温泉で汗を流す。
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