記録ID: 158832
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アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳/赤岳東稜
2011年12月29日(木) 〜
2011年12月30日(金)
コースタイム
29日(真教寺尾根経由)
美しの森駐車場10:00〜牛首山12:55〜13:30幕営地2300m付近
30日
幕営地5:30〜6:30東稜トラバース地点(2450m付近)〜8:00第1岩峰基部〜12:00第2岩峰基部〜14:30竜頭峰基部〜15:40真教寺尾根分岐〜17:15幕営地〜20:00美しの森駐車場
美しの森駐車場10:00〜牛首山12:55〜13:30幕営地2300m付近
30日
幕営地5:30〜6:30東稜トラバース地点(2450m付近)〜8:00第1岩峰基部〜12:00第2岩峰基部〜14:30竜頭峰基部〜15:40真教寺尾根分岐〜17:15幕営地〜20:00美しの森駐車場
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*今年の年末は寡雪で、真教寺尾根は牛首山までほとんど積雪がなかったが、扇山幕営地付近は20センチ程度の積雪があり幕営時の水の確保には支障はなかった。 *2450m付近から大門沢方面に向かう。大門沢トラバース地点の雪はひざ上程度であったが、雪崩リスクを回避するため、一人づつトラバースした。 *第一岩峰取り付きでは少し迷い、県界尾根尾根方面に少し入り込む。第一岩峰は左側のルンゼ状の灌木帯を行く。ザラメ状の雪と、岩、草付のミックス。支点は灌木で取る。 *第2岩峰も左の灌木帯をダブルアックスで行く。雪、岩、草付のミックスはやや傾斜が強い。ここも支点は灌木で取る。竜頭峰の登りでは支点はハイマツを掘り出して取る。 *第1岩峰を超えた雪稜から第2岩峰は新雪で軽い雪質であったがそれなりの積雪量。 |
写真
撮影機器:
感想
第二岩壁の2ピッチ目のビレイ点でアックスを落としてしまった。
幸い、後続者に回収してもらうことができたが大いに反省。
アックスを連結していたブラックダイヤモンドのスピナーリーシュのカラビナ部分が、
壊れてしまった(灌木にひっかけた?)ことに気づかなかったことが原因だが、
買ったばかりなのに脆すぎ。競技用なのだろうか?
全体的に雪が少ない状況であったが、第一岩壁上部の雪稜にはそれなりに雪があった。
これから積雪が本格化する時期は結構大変だろうと思われる。
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いつのまにかアックスから外れていることがあります。
怖いのでときどき外れていないことを確認してます。
そして、ゲートがなぜか反対側にきてオープン状態になっていることもあります。
根元がスイベルになっていて良いアイディアだと思うのですが、強度は今ひとつのようです。
今回の僕の場合もゲートが反対側に来てしまい、後続を支点ビレイしているときに落としてしまったようです。幸い、その時に後続していたSBさんが見つけて拾ってくれたので大事に至らずに済みましたが…。
あと、思い返せば、確かに、壊れていない方のカラビナ(ナスカン)も外れていることが2度ほどありました。その時は、外した記憶がないのにちょっと変だなと思った程度でしたが…。ご指摘のようにいつの間にか外れるケースもかなりの頻度であるような気がします。
おそらく、カラビナがワイヤーゲートになっているため、灌木帯のブッシュ等にひっかかりやすいのではと推測します。
欧米のアルパインルートでは、おそらく草付の灌木帯はほとんど無く、そういうケースは想定できないのかもしれません。
�カラビナをワイヤーゲート以外の形状にする、�さらには安全環付にする、といったことが改善の方向かと思います。
輸入代理店のロストアロー社には、こういった改善を行うことを望みたいですし、最低限テクニカルフォメーションで注意喚起することを望みます。またスピナーリーシュのシングルバージョンも新規に発売していることから、沢登り等でも使う方も増えると思われ、僕の推察が当たっていれば、沢でブッシュは冬季アルパインと比較にならないほどあり、外れたり壊れたりするリスクがさらに高いと思われることから、早急な対応を求めたいと思います。
一応、ロストアロー社にはメールで今回の状況を伝えておきました。
SB、ってカレーかと思った(笑)
辛口です(笑)
ロストアロー社に対する私からの照会に対し、同社から回答がありましたので、掲載しておきます。
(日記にも掲載)http://www.yamareco.com/modules/diary/3942-detail-30022
≪現時点でのロストアロー社による見解≫
●スピナーリーシュのワイヤーゲートの曲げ強度には製品個体差があり、弱い物は横方向へのズレ幅が大きく、本体のアゴから外れて逆側に開く可能性がある。
●ヘッド側に装着した場合はヘッドと干渉してテコの力がかかり、よりリスクが高まる可能性がある。
●アックスのスパイク側に取り付ければ、このリスクが顕在化する可能性は下がると思われる(※ただしkawamasaの見解ではアルパインクライミングではヘッド側に装着することが通常であると思います)。
≪今後の対応方向≫
●ロストアロー社からブラックダイヤモンド本社に対しても事例として報告し、ブラックダイヤモンド本社の見解を待って、必要に応じて、ロストアロー社のWEBサイトでの注意喚起を検討するとのことでした。
※なお、ロストアロー社の担当者の方からは、この件に関し、迅速かつ丁寧な対応をいただいたことを申し添えます。
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