山行記録: 扇山・権現山

tanno1967 その他1人

GPS: --:--
距離: 22.0km
登り: 1,375m
下り: 1,495m

天候	晴れ
アクセス	利用交通機関：電車往路は中央線鳥沢駅から徒歩。復路は中央線上野原駅まで徒歩。アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	扇山への登り道はよく整備されたハイキングコースで、あっけないほど簡単に山頂に出た。扇山から権現山への道はあまり踏まれていなかったが、春先だったので簡単に歩けた。権現山の頂上は眺めがなかった。権現山からは緩やかな稜線を東へと辿り、墓村という集落に出てきた。時間があったので上野原駅まで7㎞ほどを歩いたが、途中鶴川を渡る橋は、水面からの高度があり、自殺者があるらしく、自殺防止の標語が書かれていた。上野原の町は河岸段丘の上にあり、駅は川べりなので、街と駅は少し離れている。

感想

tanno1967

春休みを利用したハイキングの記録です。
もともとは扇山だけのつもりでしたが、あまりにあっけなくついてしまったので、権現山に回り、上野原まで歩いて出ました。

当時はまだ大月カントリークラブは開設前で、扇山への道は今あるゴルフ場の中を通っていたと思います。今に比べればゴルフ場がない分だけ扇山も登山の対象として魅力的だったと思いますが、それでも扇山だけを目的にしていくには少し物足りない感じでした。

権現山は人の少ない山で、頂上も眺めはありませんでしたが、権現山から東に連なる稜線は緩やかな下り道で、樹間からの眺めを楽しみながらのんびり歩けました。

このころは今に比べればまだ日本の田舎が元気でしたが、当時通った山腹にへばりつくような山村のことが突然気になることがあります。気になってこの墓村のことをネットで調べてみると、2006年の時点で14軒のうち4軒が廃屋になっていて、住んでいるのはほとんど高齢者ばかりだった、とのことでした。

もう10年、20年もすれば日本の山村の多くが廃村になり、愛すべき風景が消え去っていく、などと考えるとさびしくなります。