赤岳(行者小屋)-腰を痛めてやっとこ撤退


コースタイム
天候 | 曇り-晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳小屋あたりは積雪10センチほど。 行者小屋で60センチくらいか。 |
写真
感想
山友と2人で雪の赤岳に向かった。
赤岳小屋の駐車場はガラガラ。気温は-6度とそれほど寒くなく、雪も少なく、
暗い中ヘッドランプを点けて歩き出した。
行者小屋までの半ばあたりから雪も増え、気温もぐっと下がった。
前方の樹林の間からときどき見える赤岳方面はガスの中。
そんな早い時間でも下ってくる人がけっこう多く、聞いてみると昨日赤岳展望荘に
泊まって今日硫黄岳に縦走する予定だったが、天候が悪くあきらめて下ってきたとのこと。
山の上は悪天候らしい。
二時間半ほどで行者小屋に到着。
テント場から小屋の前まで一面にテントが30張くらいあり人も多く予想以上の賑わいだった。
まわりの山はガスの中で、ときおり雪まじりの強い風が吹き、立ち止まっていると身体が冷え
てきた。
文三郎尾根を上がって地蔵尾根を下る予定だったが、文三郎尾根は風が強そうだったので、
地蔵尾根を上がれるところまで行ってみようということになり、防寒支度を調えることにした。
まず、ザックからアイゼンを出して雪の上に置き、かがんでオーバーズボンを履きスパッツを
整え、立ち上がってアイゼンを履こうと少し前かがみになったとき、
「ギーー」
と腰に違和感が。
腰の筋がギギ〜と延びたような感じ。
じっとしていると痛くないが、歩こうとすると鈍い痛みで、動けない。
その感じは初めてだった。
寒さで筋が硬くなっていたのだと思う。
困ったな。
そろりそろりと小屋の壁際まで移動して風を避け、身体を暖めるために仲間がテルモスの湯で
カップヌードルを作ってくれ食べた。
身体が温まると少し歩けるようになった。
じっとして風に吹かれていると足や身体が冷えてくるので、とりあえず下ることにした。
行者小屋からの下りは、最初は雪が積もったなだらかな歩きやすい道でよかったが、そのうち
木の根や岩で凸凹した道になると腰が負荷がかかり、頻繁に休みをとりながら、腰が曲がった
おばあさんのような格好で、とぼとぼとなんとか駐車場までたどりついた。
行者小屋から3時間ほど。
ともかく車まで帰れてよかった。
教訓:
寒さ(+歳)で身体がこわばっていることを忘れてはならない。
特に腰を冷やさないようにする。
冬山油断大敵。
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