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Yamareco

記録ID: 165493
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アイスクライミング
甲信越

手が痺れた〜「シークレット大滝の登攀」

2012年01月29日(日) [日帰り]
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mizuki その他1人

コースタイム

スタート11:40〜終了14:30
天候 晴れ 最高気温:-1℃
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・国道20号線:白州中学校の交差点から集落に入り、林道に入るが、入って間もなくの所で、通行禁止になる。手前に駐車
コース状況/
危険箇所等
・尾白川林道ゲートから錦の滝に向かう途中に大崩落の跡。林道に堆積した土砂や木々の間を縫って、クライマーたちの踏み跡がある。頭上注意!
F1「錦ノ滝」の氷結状況は、ばっちりです。何回か登っているので、今日はパスしました。
2012年01月29日 10:19撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 10:19
F1「錦ノ滝」の氷結状況は、ばっちりです。何回か登っているので、今日はパスしました。
目指す「シークレット大滝」の1P目が見えてきました。
2012年01月29日 11:22撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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目指す「シークレット大滝」の1P目が見えてきました。
ガイドパーティーが登っていました。
2012年01月29日 11:33撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ガイドパーティーが登っていました。
さて、私たちの番です。1P目はスナッチがリードです。
2012年01月29日 11:59撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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さて、私たちの番です。1P目はスナッチがリードです。
「アックスの刺さりが悪いよ。」とぼやいています。
2012年01月29日 12:01撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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「アックスの刺さりが悪いよ。」とぼやいています。
それでも、慎重に高度を稼ぐ。
2012年01月29日 12:05撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 12:05
それでも、慎重に高度を稼ぐ。
1P目をフォローするミズキ。
2012年01月29日 12:38撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
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1P目をフォローするミズキ。
1P目は長いので、手が痺れてくる。
2012年01月29日 12:38撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
1/29 12:38
1P目は長いので、手が痺れてくる。
2P目のF2をリードするミズキ。
2012年01月29日 12:49撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
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2P目のF2をリードするミズキ。
F3(上部の氷瀑)へ向かって、さらにロープを伸ばす。
2012年01月29日 12:53撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
1/29 12:53
F3(上部の氷瀑)へ向かって、さらにロープを伸ばす。
3P目:リードのスナッチ。
2012年01月29日 13:22撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 13:22
3P目:リードのスナッチ。
4P目をリードするミズキ。
2012年01月29日 13:37撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
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4P目をリードするミズキ。
途中、氷の切れ目があった。
2012年01月29日 13:42撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
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途中、氷の切れ目があった。
さらに、上へ! 上に見える白っぽい立木が終了点だ!
2012年01月29日 13:45撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
1/29 13:45
さらに、上へ! 上に見える白っぽい立木が終了点だ!
最終ピッチを登り上げてくるスナッチ。
2012年01月29日 14:05撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 14:05
最終ピッチを登り上げてくるスナッチ。
終了点の突き当りの大岩の下から、湧き水!
2012年01月29日 14:19撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 14:19
終了点の突き当りの大岩の下から、湧き水!
終了点から、1回目の下降開始。
2012年01月29日 14:19撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 14:19
終了点から、1回目の下降開始。
2回目の下降。
2012年01月29日 14:26撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
1/29 14:26
2回目の下降。
2回目の下降。F3付近を下りてくるスナッチ。
2012年01月29日 14:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 14:38
2回目の下降。F3付近を下りてくるスナッチ。
3回目:最後の下降です。最初が怖いです。
2012年01月29日 14:46撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 14:46
3回目:最後の下降です。最初が怖いです。
3回目の下降。途中、トップロープで楽しむ人(右の二人)とすれ違う。
2012年01月29日 14:43撮影 by  COOLPIX L3, NIKON
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1/29 14:43
3回目の下降。途中、トップロープで楽しむ人(右の二人)とすれ違う。
こんなにひどい崩落です。
2012年01月29日 16:05撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 16:05
こんなにひどい崩落です。
林道下まで崩れています。
2012年01月29日 16:06撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/29 16:06
林道下まで崩れています。

感想

・スナッチ&ミズキの俊足コンビで、甲斐駒ケ岳に食い込む尾白川の支流、ガンガの沢に架かる「シークレット大滝:150m」のアイスクライミングに行ってきた。
・前夜は、白州道の駅に幕営。
・8時ごろ出発したが、林道が手前で通行禁止になっていたため、歩く距離が長くなってしまった。
・ガンガノ沢F1「錦の滝」の氷結は見事! でも、私たちはその奥のシークレット大滝を目指す。早く終えれば、帰りに遊んで帰ろう。
・シークレット大滝には、クライアントを二人連れたガイド・パーティーの先客あり。彼らの内の最後の一人が2P目に登り上げるのを待って、スタート。
【1P目:スナッチリード】
・1枚岩に張り付いた傾斜のきつい氷。気温が低くアックスを打ち込むと氷が割れてしまい、一発で決まらない。慎重に高度を稼ぐスナッチ。ビレーは左の木なので、上部バンドあたりから、左上に向かって登り上げる。
・次に、ミズキがフォロー。ロープが左に引かれるので、結構、登りづらい。6本のスクリューを抜くのも、もこもこ手袋では、ハードなアルバイト。
【2P目:ミズキリード】
・F2を、F3めがけて右斜め上に登っていく。
・当初、F3の基部で氷の壁にスクリューをを打って支点を作り、2P目を切る予定であったが、スナッチから「ガイドは右側を登って行ったよ。」との報告がある。
・それもいいかと右側に登り、3P目を継続しようとしたが、3p目の終了点は、先のガイドパーティー3人が懸垂下降の準備中で使用できない。仕方がないので、途中の木でピッチを切る。
・ここは、やはり、F3の基部でピッチを切るのが正解! せっかくのF3のバーティカルアイスの登攀の楽しみが半減してしまう!
【3P目:スナッチリード】
・ガイドパーティーが懸垂下降を終えるのを待ち、スタート。F3の半分上からのスタートになってしまったので、ここは、簡単。
【4P目:ミズキリード】
・バーティカルな2つの氷瀑を超え、終了点の大岩前の立木に支点を作り、スナッチを確保する。
・終了点の大岩の下から湧き出る清水。どんなに気温が低くても凍りつくことは無いそうだ。この水が、冬になると、シークレット大滝を創り出すのだ。
・持参の折り畳みコップに清水を受けて、二人とも喉を潤す。

【1回目の懸垂下降:先行:スナッチ】
・F3上の立木まで。素直に降りられる。
【2回目の懸垂下降:先行:ミズキ】
・1p目の終了点の大木まで。
【3回目の懸垂下降で取付へ:先行:スナッチ】
・大木に残置スリングとカラビナがある。
・左に、降られる。
・大木のしたの大岩の下が、透明の氷になっており、氷に閉じ込められた緑の苔が美しかった。

・終了したのが14:40頃。長い林道歩きが待っているので、錦の滝は素通り。
・充実感いっぱいの登攀であった。 

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コメント

シークレット大滝
mizukiさん

はじめまして。

「シークレット大滝」なんてところあったんですね〜
今度挑戦してみます。
今シーズンからアイス始めたばかりなので、どこまでできるかわかりませんが…

情報ありがたいっす!

kanemaru
2012/1/31 19:47
変化に富んだ氷瀑ですよ!
kanemaruさん、ご訪問、ありがとうございました。
ぜひ、挑戦してください。4ピッチの、登りごたえのある氷瀑です。基本的に左側の立木でビレーしますが、1か所、スリングでぶら下がってビレーをするようになりますので、二人がベスト。3人だと、ちょっと大変かな?
今が旬の氷瀑なので、今なら、トレースがついていて、迷わずたどり着けると思います。錦ノ滝前の東屋から日向山への登山道を登り、赤い鉄梯子を登ります。さらに登山道を登ると、トラロープがついたところを通りますから、其の辺りで左側を注意していると、ガンガノ沢へ離れていくトレースを見つけられるでしょう。
 ただ、問題が一つ。林道のダイブ手前で通行止めです。この付近に駐車して歩くことになりますが、東屋まで3時間はかかります!
 頑張ってください。
2012/1/31 21:57
ども!
mizukiさん

どもです。
度々申し訳ないですが、質問です!

滝のサイズを知りたいのですが、
1P:下の緩いところ20m、立ったところ20mで計40m
2P:ナメ20〜30m
3P:80度くらい10m
4P:ナメ40〜50m

みたいな感じでしょうか。
なんか僕の実力的に1P目で敗退しそうですが…

kanemaru
2012/1/31 22:16
だいたい、その通り!
mizukiです。
滝の落差は、kanemaruさんの予想で大体合ってます。

1p目は、最初から傾斜はきつく、75度はあるでしょう。45m位あります。この滝の1番目のハイライト!
気温が低いと、アックスを打ち込んだ先から氷がかけて飛び散り、2度、3度と打ち込まなければならず、手が痺れてきます。
2p目はF3の右側の基部氷壁でスクリュー視点を作る方が、F3を丸ごと楽しめます。傾斜のきつい滑です。
3p目は出だし6m位はヴァーティカルです。立木までは、20m位です。ここが2番目のハイライト。
4p目は、75度くらいの2つの滝を超えていき、終了点まで45mあります。

・アイススクリューは、パーティーとして7〜8本程度。1p目は一枚岩に張り付いた氷で厚みがありませんので、15cm〜17cm の長さのものがベスト。
・木にタイオフして支点を作るので、120cmのスリングを持参なさってください。

 それでは、ぜひ、折り畳みコップを持参して、パートナーと終了点の湧き水で乾杯を!
2012/2/1 18:16
あざっす!
情報ありがとうございます〜
フィフィ持って挑戦してみます!

kanemaru
2012/2/1 23:01
プロフィール画像
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