高取山(高取城跡)584m 紅葉の日本三大山城から壺阪寺へ
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
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写真
感想
この日は小春日和。初めて降り立った近鉄壺阪山駅で、青空を見上げて心が浮き立つ。目指すのは高取城跡。ここは岡山の備中松山城、岐阜の美濃岩村城に並ぶ日本三大山城の一つだ。
まずは、古くは土佐街道と呼ばれた駅前から続く城下町を歩いていく。奈良で土佐? と不思議に思っていると、CLから土佐と呼ばれた由縁を伺い、なるほどと疑問が解けた。
中世の面影を残す古い街並みに観光気分を味わいながら、お寺や市場に立ち寄り散策を楽しむ。老舗の漢方薬専門店には「だらにすけ」の看板が。昔から吉野・大峰山系に広く伝わる胃腸薬だとか。キハダの樹皮を煮詰めて作るそうで、「良薬は口に苦し」かな!? などと想像する。
のどかな気分で1時間ほど歩くと、山道に入っていく。七曲りと呼ばれる曲がりくねった坂道や、一升坂と呼ばれる長い直線の上り坂を登る。平地からの高低差は390m。難攻不落といわれた山城だけあり、息が切れる。それまでワイワイと賑やかに歩いていたメンバーも無口になってしまった。
急登を登り切ると、城郭の一つ国見櫓の築かれていた場所へ。その名のとおり大和の国を一望でき、眼下には大和三山から青垣の山々が連なる。大阪市内のビル群も見えた。
城内に入ると、紅葉が赤や黄色のグラデーションをなして素晴らしい。苔むした石垣が紅葉の美しさを一層引き立て、独特の風情を漂わせている。城跡一帯に残る石垣は壮大で、その威容を偲ぶことができ、本丸からは、大台ケ原や大峰山まで見渡せる。景色の良いところで昼食休憩を取った後、皆で記念撮影。
城内を散策した後は、壺阪寺へ向かう。奥の院と呼ばれる場所には、岩肌に無数の仏様が彫られている五百羅漢があり、見応えがある。そして、壺阪寺の境内に近づくと真っ赤な紅葉が目に飛び込んできた。歴史ある古刹と色鮮やかな紅葉が織りなす風景はまた格別だ。見事なまでに赤く染められた境内のそばで、ちょっと一息。CLから差し入れのぜんざいをいただく。帰路は壺阪寺参詣道へ。これぞ大人の遠足だね! と皆でいい合い、秋を満喫した一日でした。(YAM)
<コース状況>五百羅漢のそばの急な斜面には、長いトラロープが張られているが、シュリンゲとカラビナでロープがたるまないようにしっかり固定されていた。山頂の展望が素晴らしい。
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