中山道16(細久手宿→鵜沼宿)
- GPS
- --:--
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 264m
- 下り
- 621m
コースタイム
- 山行
- 12:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:20
天候 | 晴れ(15/2) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
細久手宿を出発 ★帰り JR鵜沼駅 |
写真
感想
2泊3日の中山道歩き2日目。細久手宿から鵜沼宿まで歩きました。
午前5時に起床し、同宿の旅人に先んじて6時前に宿を出発。早朝のためお見送りなしということで自分でかんぬきを開けて外に出るとまだ星空。七つ立ちです。寒い!
歩いているうちに東の空(背後)がだんだんと明るくなり、鴨之巣の一里塚(ここも両塚が現存)あたりで日の出となりました。
峠から里に下ると、一面霜が降りていて白く輝いています。遠くの山は朝日で黄金色に輝いており、そのコントラストの美しさに娘も感激していました。
謡坂を下ったところで、マリア像を見に寄り道。マリア像の裏に、隠れキリシタンの遺跡「七御前址」がありました。仏教墓地を利用した隠れキリシタンの遺跡だということが近年わかったところだそうです。
牛の鼻欠け坂を下ると平野部に。ここから京まで、これまでのような本格的な山間部はもうありません。
この日最初の宿場、御嵩宿ではみたけ館で七御前址から発掘されたマリア観音や十字架を彫った石などを見学。わいわい館で早めの昼食。
次の伏見宿は旧旅籠が残っている程度。無人の休憩所でひと休みしました。
木曽川を渡ったところにある太田宿では、脇本陣の隠居所を見学後、本陣門を見ていたところ本陣の二十二代目の御当主にお声を掛けていただき、お宅にお邪魔。和宮様がご使用になった御膳や器、天狗党の武田耕雲斎が置いていった兜など、貴重な品々を見せていただきました。これにも感激。
太田宿では他にもよい出会いがあり、すっかり時を過ごしてしまいましたが、予定通り次の鵜沼宿まで歩くことにしました。
対岸の鳩吹山の絶景を楽しみながら木曽川の土手を歩いていたら、前方から金剛杖を突き、背に荷物と法螺貝、饅頭笠を背負った若き修行僧が。話を聞けば、千葉の銚子から東海道を上って四国に渡り、八十八箇所を巡拝して、中山道で帰るところだとのこと。
なんとか明るいうちに鵜沼宿の手前にあるうとう峠を越えたかったのですが、無情の暮れ六つ。仕方なく、娘と懐中電灯を手に真っ暗な峠を越えました。ずいぶん、時間がかかったように感じたけど、実際は20分もかかっていなかった。
峠を越えると住宅街を抜け、鵜沼宿に着きます。宿場の入り口をこの日のゴールとし、鵜沼駅まで歩いて宿のある美濃太田駅まで移動。
明け六つ前から暮れ六つ後まで、長くかつ濃い一日でした。
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