六甲山 赤滝谷↓大月地獄谷↑ 師走のシャワーClimbing(^^)/

2018年12月02日(日) [日帰り]

• GPS: 08:47
• 距離: 3.3km
• 登り: 483m
• 下り: 355m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:33
• 休憩: 1:25
• 合計: 5:58

10:20 天狗岩
12:20 12:31 赤滝
13:36 14:42 大月地獄大滝
15:34 15:42 12m滝
16:18 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

オリエンタルホテル下林道（下りすぎると、倒木の為車両通行不可）

コース状況／危険箇所等

〇天狗岩からは南尾根ではなく、反対の左の藪道に入ります。
●直に適当な藪谷に突っ込んで、赤滝を目指します。かなりの藪です。
〇赤谷滝に入る前に、支流の逆▽滝がとても迫力がありました。
●一つのダムは、両サイド絶壁なので、ダムの中央にある支柱を登り詰め、最後は、両腕で懸垂し、足ブラブラ状態で這い上がらなければなりません。
●更にダムに上がっても藪と侵入不可ゲートで塞がれて、四つん這いハイハイでほふく前進しながら、支柱に腕を絡めて空中回転技をしなくては、突破できません。（Mさん曰く・・・登山ちゃうなぁー、サバイバルや）
〇赤滝は、3段構成で、20〜25mの綺麗な滝です。上二つは簡単にクライムダウンできますが、最後の段8mだけは懸垂下降でないと降りれませんでした。
〇大月地獄F0は、左岸に残置ロープがありますが、右岸をフリーでチャレンジしました。。。所が掴んだホールドがボコッと落ちて、あわやっ！…
でした。上部はシャワクラなのでこの時期は雨具が要ります。
〇大月地獄谷大滝は、右岸を巻いて、懸垂下降で下までランニングビレイを設置しながらびしょ濡れになりながら降りました。
〇でっかいチョックストーンは、デカい空洞になっていて、僅かに穴が空いています。そこからMさんの顔が見えました(^^)/
〇どうしても　チョックストーンを真正面に上がりたく、途中でロープを外してフリーで挑むも、掴んでいた流木が下に落ちヤバかったです。すかさずMさんがお助けロープ（神の糸）を出してくれて、命拾いをしました。
〇でも、大滝のチョックストーンを乗り越えての登攀は「夢」でしたので、Mさんに感謝です('◇')ゞ
〇その上の12m滝は、右岸に藪に隠れた巻道がありますが、直登を狙いました。空身で登り、3ヶ所にランニングビレイをかまし、Mさんに下でしっかりと確保してロープを流してもらっていたので、安心して滝口まで登れました。上部はヌルヌルでヤバかったですが、単独ではなかなか踏み切れない所も、二人だと安心ですね。
〇時間の関係上、廃線になった天狗岩ロープウェイ駅に突き上げることになりましたが、なかなかこのコース・・・ハードでしたっ。でも、面白いです！

※赤滝谷は、大月地獄よりも数倍酷い藪谷ですが、逆▽滝（勝手に命名）は、見事ですよ(^^)/

写真

12/2 10:20

光る海。師走と思えない穏やかな暖かさ。

12/2 10:19

どこが天狗？

12/2 10:20

はい、この角度から見ると鼻が飛び出ています。

12/2 10:20

ハイキング道の南尾根の反対に、入ります。

12/2 10:22

直に、赤滝谷目指して藪に乱入？(笑)

12/2 10:40

チョイと面倒です。

12/2 10:43

Mさんのウォータスライダー(^^)/

12/2 10:44

この先、なんか切れてますっ！

12/2 10:47

今日は、いつものセルフじゃなくMさんが写真をたくさん撮ってくれました！

12/2 10:49

おおっ！　これは見ごたえありました(^^)/　逆▽滝と勝手に命名。六甲もまだまだ秘境がありますね。

12/2 10:52

飛べないかっ・・・

12/2 10:55

ダムの激降りが続きます。

12/2 10:55

巨石地帯。

12/2 11:10

ホンマにキツイ「藪」　イバラもハリギリの木も・・・

12/2 11:11

ほんまに進めない程になってきましたっ💦

12/2 11:12

とにかく、縦型のザックは雨蓋部分に藪が引っかかり、何度も何度も行ったり来たりを繰り返します。

12/2 11:15

Mさんも藪で見えません。

12/2 11:21

コレは登るの無理でしたっ。

12/2 11:32

ムラサキシキブで　心が「ほっ」

12/2 11:37

胴体締めを何かいも喰らいます。

12/2 11:38

足首固めも喰らいます💦

12/2 11:38

どこを進むん？　ボー然とするMさん。

12/2 11:40

私が強引に藪に突っ込んで、身動き取れない所を激写されていたんですねぇー(笑)。ホンマに身動き取れませんでしたっ(*_*)

12/2 11:41

山ふりかえり。

12/2 11:43

山抜けした崩壊地。近年ですねー。

12/2 11:46

コレは、飛んだり、巻いたりするのはムリ。懸垂下降します。

12/2 11:49

ダムの懸垂下降は、出たしに足を掛けられませんので「空中懸垂」的に降りることになります。

12/2 11:51

Mさんも続きます。

12/2 12:00

秘儀「四つん這いハイハイ」のMさん。

12/2 12:03

このダムは高巻が左右とも不可。なので、ど真ん中の鉄柵を登ります。

12/2 12:03

但し、足を斜めに立てて隙間に入れないとスタンスになりません。コレ、結構痛いですっ💦

12/2 12:05

しかも途中に藪が絡んでいますしっ。

12/2 12:05

しかしこの鉄柵は、上まではありません。指がかかるだけで、コンクリートなので足場がなく、指と腕力で足ブラブラ状態で、這い上がらなければなりましぇーん。堕ちたらヤバイ高さ。でも、気が付くと上って来てくれたMさんが、手で踵を抑えてくれましたので、何とかセーフ。

12/2 12:12

柵に絡みついた藪で、ダムから脱出不可能・・・とっさに思いついた、秘儀「四つん這いハイハイ＆半身空中回転技」で難所をクリア(笑)

12/2 12:13

Mさん、「これ登山ちゃうやん！サバイバルやん！」と言いながらも、秘儀をしっかり伝授してました！

12/2 12:19

おやくそく　レッツリンボーも　今回は自撮せずに楽ちんですっ(笑)　撮ってもらいました。

12/2 12:20

赤滝の上段は、斜瀑なので簡単にクライムダウンできますよ。

12/2 12:25

赤滝はこのように3段構成になっており、落差は合計しますと30m近いです。

12/2 12:25

で、最後の一段は・・・あらら　これは懸垂下降でないとムリっ。

12/2 12:25

降りまーす。

12/2 12:26

赤滝懸垂下降

12/2 12:31

Mさんの下降期はATCなので、摩擦力が大きくゆっくりです。私はエイト環なので、素早く降ります。安全度はATCの方が自己確保もできますので高いと思います。

12/2 12:34

ロープ回収。・・・ここで私は、まとめたロープを置きっぱなしにしてしまいましたっ。大月地獄谷出合でランチをしてさぁ、「行こか！」の時に「ロープが無い！」と気づいて、赤滝まで逆戻りの刑に処されましたっ。

12/2 12:41

大月地獄谷に入りました！

12/2 13:16

赤滝谷に比べると藪は全然マシです(^^)/

12/2 13:21

F0右岸直登

雨具着てシャワクラ・・・が掴んだ岩がボロッと揺れた瞬間、堕ちて行きました・・・やばかったです。

最後はシャワー気味で　とったどー！

12/2 13:34

ハウルの動く城

12/2 13:34

事故が多いので　救助看板6枚目。

12/2 13:37

本日は大滝を直登します。写真ではしょぼく見えますが、実際は迫力ありますよー。

12/2 13:55

先ずは、高巻して上部に出て、懸垂下降でランニングビレイを設置しながら懸垂下降。

12/2 13:56

チョックストーンからの「裏見」です。びしょ濡れですっ。

12/2 13:57

チョックストーン内部は、広い空間になっていて、上部に穴が見えます。Mさんの顔が見えました(^^)/
実はここを登攀する予定が、穴が小さすぎて人は抜けきれないのが判りました💦

12/2 13:58

これは、上部の穴からチョックストーンの内部を撮ったMさんの写真です。

12/2 13:59

30mダブルでは、ロープの長さが足りずに、20m
ロープを継ぎ足していますが、シャワーを浴びながらの作業はガクブルでなかなか進みません。

12/2 14:02

やっとかさ繋いで、下の滝壺にGO！

12/2 14:06

コレは、チョックストーン上部の穴です。メットを置いて、その狭さを知らせているMさんの技あり写真です。

12/2 14:10

もう、ずぶ濡れシャワーClimbing。師走にシャワクラ？

12/2 14:10

しかも腰まで浸かってますし・・・つーんと来ましたっ(笑)

12/2 14:15

寒い、ブルブル。しかもヌルヌル。上を見たら顔面にしぶきがっ・・・。

12/2 14:25

最後はロープを外し、フリーでチョックストーンを登り上げましたが、掴んだ倒木がごそっと動いて、下までパッコーンと堕ちて行きました。

12/2 14:39

やったぁ。。。Mさんの最後の「蜘蛛の糸」いや、「神の糸」で、念願の大滝を登攀できましたっ！Mさんの機転を利かせた行動に感謝です。

12/2 14:41

チョックストーン上部には、もう一つ穴が空いていましたが、コレも人は入れない狭さでした。

12/2 14:43

昔は、難しかったF2ですが、震災で半分以下の高さになってしまいました。

12/2 14:44

左岸を登ります。（残置ロープあり）

12/2 14:46

先ほどの大滝登攀で　腕力残量が残り僅かなJです。

12/2 14:53

ホッチキス

12/2 14:54

ホッチキス

12/2 15:01

でも、ホッチキスは助かりますよー。ダムだらけ。

12/2 15:04

またまたダムダム。

12/2 15:06

滝登りよりダム登り？

12/2 15:09

ルート工作しに空身で登ります。3ヶ所にランニングを設置。滝下でしっかりとビレイしてくれていますので、単独とはちがい、安心して登れました。

12/2 15:34

Mさん、ファイト！　上部は滑りまくりですので、慎重に上がります。

12/2 15:41

やはり、ザックを背負うと空身とは違って負荷がまるで違います。

12/2 15:54

一直線でココを上がります。時間的に谷から離れます。

12/2 16:00

上部には長ーいトラロープがっ。

12/2 16:08

天狗岩ロープウェイ駅の廃墟。

12/2 16:09

昔は、娘と乗ったなぁ・・・

12/2 16:10

日本一の長さを誇ったロープウェイも、こうなるのですねぇ…

12/2 16:18

今日は、ダブルで　はい　たっち(^^)/

12/2 16:35

黄昏

12/2 16:35

サバイバルごっこ遊び疲れたおじさん二人・・・でも、大満足でした(^^)/

撮影機器：

FinePix XP30 富士フイルム

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

沢道具一式。30m .20mロープ・雨具（今回は念のためハーケン3枚）

感想

ゲスト

久しぶりに師匠に連れて行ってもらいました。
さすがにシャワーは遠慮させていただきましたが、アドレナリン全開のバリエーションでした。
危ない所は確保してもらいながら一人では絶対にいけないような場所だったので安心？して楽しめました。

jyunntarou

単独では難しかった所を、mounttrekさんのお陰で、楽しく師走のシャワーClimbingができました。本当にありがとうございましたっ(^^)/

赤滝は、猛烈ブッシュで一般的ではありませんが、ビックネームな大月地獄よりは赤テープもなく、踏み跡もなく、秘境感を味わえますよ(*'▽')

コメント

ringo-ya

あれ❓
今日は、二人だぁ〜😱
しかも、スゴイ薮山❗
…と、思ったら、沢だぁ〜。
…と、思ったら、構造物の連瀑❓
う〜、すげ〜、驚いたぁ〜

jyunntarou

Re: あれ❓
ringo-yaさん　こんばんは。
いやー、二人で行けば、互いに確保し合えるし、
📶も入らない所ですから　独りでなんかあっても
こんな所にあんまり人は来ませんし・・・（特に赤滝谷など人跡無し？）
心強いですよー(^^)/
おかげさまで中学校の登山部で大滝登攀を諦めたのですが、こんな歳になってから大滝のチョックSを直登できました
チョックSを抜け切る最上段は、倒木を掴んで這い上がろうとしましたが、なんと「ごそっ」と抜けて、真っ逆さま・・・
それを見て、Mさんの機転を利かせた（神の手）により、登攀完了となりました。
にしても　藪こぎ　ダム登り　シャワクラ　と　六甲山で遊べるところ多しです。しかし、師走のシャワーは堪えましたっ(笑)