海金剛・スーパーレイン

2018年12月08日(土) [日帰り]

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・雲見オートキャンプ場の駐車場500円を利用。暗くなる16時頃には戻るように言われた
・アプローチ道は倒木が多少あり、所々わかりにくい。一箇所上がり過ぎて戻った
・懸垂箇所は片方のロープが芯剥き出しだったので、ギアを残置して懸垂（帰りに回収）
・ルート上は終了点と懸垂支点を除き残置物ほぼ無し。最終ピッチに一箇所だけ錆びたピトンを見つけた。後半は岩の脆い箇所が比較的多かった印象

写真

12/8 6:38

ロケーション最高

12/8 7:10

アプローチ

12/8 7:12

釣りはクライミングより怖そう

12/8 7:25

念のため懸垂用ギアを残置

12/8 7:32

あそこを乗越す

12/8 7:32

懸垂箇所に次のパーティが

12/8 7:33

海がきれい

12/8 7:35

行き過ぎた

12/8 7:37

取付き発見

12/8 8:34

1P目終了点から

12/8 9:19

4P目取付きにて

12/8 9:33

最高

12/8 9:36

楽しそうである

12/8 10:43

5P目最後の10a

12/8 11:10

5P目終了点（というか懸垂支点）

12/8 11:16

岩たち

12/8 11:24

落ちてバッドムード

12/8 11:59

頂いたお土産を食す

12/8 12:02

白波すごい

12/8 12:06

最終ピッチ

12/8 12:54

このあたりに残置ピトン

12/8 12:58

最高ですね

12/8 12:38

富士山も見えた

12/8 14:21

ラッペル

12/8 15:23

無事下りました

12/8 15:25

東映

12/8 15:26

別パーティが見える

12/8 15:27

全貌

12/8 15:28

波は見飽きない

12/8 15:30

帰ります

12/8 15:37

帰りはソロで

12/8 15:36

回収

12/8 15:56

帰り道

12/8 16:02

夕陽は見えないが素晴らしい

12/8 16:04

マンダム連発でした

12/8 18:23

金目鯛の煮つけ

12/8 18:25

Stoked!

撮影機器：

PENTAX K-5 ペンタックス

感想

Tomahawk

ちょうど4年前にヤムナスカの登山学校で一緒だったカナダ人のカイル君が日本に遊びに来るという。1シーズンニセコで働きながら滑るらしいのだが、その前に関東に寄るとか。雪があればスキーもあり得たが11月の状況を見てクライミングに切り替えた。この時季にストレスの無い気温で爽快なマルチ、日本特有の景観と言えば…とここに決めたのだが、結果は最高だった。カイル君ここ2年クライミングをしていないそう、またフォロー大好きとのことで、リードしたい僕と利害が完全に一致した。

前夜泊してキャンプ場の受付が開く6時過ぎに駐車。まだ暗い。「道が荒れてて迷う人がいるから、暗くなる16時頃までには帰ってくるように」という旨の注意を受けた。また、管理人さんがアプローチ道の入口を確認してくれた。キャンプ場受付から少しカーブを下りたところにある電柱54番がそれ。途中少し迷ったが、大きな問題はなく懸垂地点に到着。残置ロープが信用ならないのでギアを残置して懸垂した。取付きは懸垂後に尾根を乗っ越してすぐ左を上がったところ。

これから陽が当たって暖かくなると踏んで、取付きにパタのR1をシューズと共に残置したが、これは失敗だった（上は強風で寒かった）。取り付く直前に別パーティが来ていたが、一番乗りでクライミングを開始。1P目は木の根っこを掴みながらのクライミングを含む長いピッチ。2P目は少しの歩きでクラックの下に出る。そこから3P目。出だしはクラックを登り、次いで右上するフィンガークラックへ。小さいカムが無く、ナッツを使いながら最後はフェイスムーブで抜けた。5.7のピッチだと思い込んでいたので、やや緊張した。

4P目は右上するハンドクラックで気持ちがいい。5P目はいくつかの段差になっているクラックをジャミングを効かせながら豪快に登る感じで気持ちが良い。最後はとても脆く石を落とさないように気を遣った。6P目は「ここ？」と思うようなデカいブロックの下を登るクラック。変な体勢を強いられた。7P目はハングした短いハンドクラック？を抜けてから最後リッジに出る手前がわかりにくい。コーナー気味なのだが、クラックが無く一見すると支点が取れなさそうだ。そして、そこに残置ピトンがある。しばし逡巡した後にスリングを通して支点とし、一歩を踏み出した。ここまで全てNPだっただけに敗北感あり。

終了点からセカンドを待つが、ハングに捕まりなかなか登ってこない。強風で寒すぎて思考が停止しそうになる。やはりR1は持ってくるべきだった。その後、パートナーを迎えて少し歩いてピークっぽいところでしばし休憩。ルートを抜けたところで富士山が見える所が素晴らしい。懸垂下降は風が強くロープが流されるため、束にしてハーネスにかけながら少しずつ下りた。途中2パーティとすれ違う。50mロープx2を4回で取付きに降りた。行きに懸垂した箇所はそれぞれ登って、残置を回収し帰路へ。

受付に着く頃には16時を少し回っていた。帰り際管理人さんに他のパーティについて聞かれたが、もう少し後になりそうと伝えると心配していたようであった。なお、ルートはとても面白くてロケーションも最高でした。

＜登ったルート＞
7P 5.10a OS 海金剛・スーパーレイン（以下、内訳）

1P 5.8 OS 木登り多し。50mロープ一杯くらい
2P 短い歩きセクション
3P 5.10a OS 面白い。キャメX4#0.2が欲しかったが、無いためナッツを使用
4P 5.10a OS 右上クラックが核心？OW箇所は簡単だが持ってきた#5を効かせた
5P 5.10a OS ジャミングを効かせて豪快に登る感じで面白い。最後が脆くて落石注意
6P 5.8 OS ブロックが落ちてきそうなクラックを登った
7P 5.8 OS 腐った残置ピトンにスリングを通した。唯一見つけた残置支点

＜ヒストリー＞
5.12a　：　1
5.11c/d：　0
5.11a/b：　7
5.10c/d：　13
5.10a/b：　68★

コメント

mizuki

ロケーションが素晴らしい！
一気に寒くなってしまいましたが、良いお天気に恵まれましたね！

登るほどに海の広がりが大きくなり、行き交う船の引く白い航跡が美しかったのを覚えています。　ロケーションに恵まれた、本当にいいルートですよね！

お土産のCLIFチョコも懐かしい！
私も、山友へのお土産は、いつもこれでした。

今度は、スーパー・ハルナでしょうか。私は登る機会が無いまま、年をとってしまいましたが、友人によると、こちらも、なかなかの様です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki

Tomahawk

Re: ロケーションが素晴らしい！
まいどです！
そちらも行ってみたいですね。いつか継続できるようになると山でできることが広がるのですが…。

この日は富士山も見えて最高の天気でした！強風は海岸の宿命ですかね。そろそろ雪もちらついてきたので、フリーは最後かしら。今年はアイスも少しやる予定です！