足柄/曽我丘陵

コースタイム
10:56−浅間山−11:48不動山(328m)−12:25六本松手前で昼食12:58−弁天山−
14:35国府津駅14:55=(東海道線)=15:50東神奈川駅
(※歩行時間:2h52m 休憩:昼食35分含み計3回45分)
天候 | 晴れ(気温も昨日までと比べ暑いくらい) |
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過去天気図(気象庁) | 2005年10月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●御殿場線のマイナーな駅は「無人」かつ精算機はおろか改札口もない! 上大井駅などはそれに該当し、運賃の支払いは一番前のワンマン車掌さんに お釣りのないよう支払ってから降りるのだ。 上大井駅周辺にコンビニ等の店はない。駅前に自動販売機はあった。 ちなみに御殿場線は1時間に1〜2本程度。 ●曽我丘陵(浅間山〜不動山〜弁天山)ハイキング道は、ほとんど山中に広がる ミカン、キウイ畑用の舗装された農道が縦横無尽に走っているので 運動靴で十分歩ける。 ただし縦横無尽すぎて地形図にも載っていない道があるので、読図というか 方向の勘で歩けばさして問題ない。 不動山を過ぎた南から「国府津駅へ」という看板が何カ所かあり助けてくれる。 |
写真
感想
まだつま先への荷重は無理が利かない。
しかしそろそろ長く歩くテストはしても良い感触だ。
「どこから歩こうか?」
そう考えたとき、地元小田原、足柄平野の西側に走る
曽我丘陵(曽我山〜弁天山)が浮かんだ。
僕の登山人生の出発点(というのは烏滸がましいが)は
小学校1年生時の遠足であった弁天山に端を発する。
7歳だからほとんど忘却の彼方に追いやられてはいるが
登山の第一歩を踏みしめたこの山を
新たなる第一歩として歩いてみようか、と決めた。
本当は20代???最後の10/10に歩くつもりであったが
しつこく居座る停滞前線と北東風の吹き込みによる氷雨のため
30代?????になってしまった天気のよさそうな日に延期したのであった。
国府津駅からちょうど発車しようとする御殿場線にびっこで駆け乗る。
車内のアナウンスによると、上大井駅では一番前のドアからお降り下さい、と。
開閉ボタンを押して外に出るとき、耳ならぬ女の子の話しが後ろから聞こえる。
母との会話らしい。
「お金払わないなんて、いけないことだよねっ!」
(へっ?何?・・・まさか俺のこと?へっ?)
駅から出ようとしたとき、その意味がわかった。
この駅の運賃支払いは、降りるときに車掌さんに現金で払わなければならなかったのだ。
駅には改札どころか精算窓口もな〜んにもない、人もいない。
SUICAで乗越を目論んでいたらとーんでもないことになるから
もし後日利用される方は十分注意してほしい。
御殿場線は車両こそむかしむかしに比べ近代化されてはいるが
この時代にこんな運賃支払方法が残っているのはまさに奇跡だ。
(高校の頃は手動ドアだったな、たしか)
さて曽我丘陵自体は、山全体がほとんどミカンやキウイ(これにはびっくり)畑で
覆われているため、狭いながらも舗装された農道がたくさん走っている。
だからとても歩きやすいし、リハビリハイクにはもってこい。
ただ地形図にはない農道がたくさん交差しているので
行くべき方角を確認して歩かないと、行き止まりだったり、街に降りてしまったり
するので注意も必要。
途中展望のきく箇所はいくつもあり、対岸に富士山や金時山、箱根山を抱えた
足柄平野(小田原市街)と相模湾、真鶴半島は低山ながらその眺望は素晴らしかった。
浅間山手前では北側の丹沢山塊も顔を覗かせている。
海からの元気な風に木々たちはその直立をきしませ唄を謳う。
まだ青いミカンとすっぱいキウイ畑、農業小屋が、下界と別天地であるアクセントと
して確立されている。よいところだ。
目的であった復活の目処としては成果があった。
ガイド本のコースタイムよりはかなり早く歩けていた。
左足の痛みも気になるほどではないし
冬山に向け来年に向け、これからは毎日でも慣らせる見込みが立ってきた。
(次は曽我から湘南平までつなげてもおもしろそう)
血糖のテストとして、昼食後のインスリンは故意に止めてみた。
こちらは運動効果が多少は認められたものの、下山後の血糖値は少し期待外れ。
まだまだ試行錯誤が必要であろう。
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