鞍掛山

2011年10月30日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.2km
• 登り: 379m
• 下り: 369m

天候

曇り

写真

感想

ちゃってぃ

10月最終の日曜日、ようやく晴れそうだったので2011年の部活の〆山行を企画して、鞍掛山に行ってきました。

今回は東コースから登って西コースを下りてくるコースを取ることにしました。
まずはウォーミングアップがてら、東コースの入り口まで林道歩きです。

周囲の枯れ草色に対して、村営牧野の緑が濃いことや「今日は牛がいなくて残念」などということを話題にしながら歩くと東コース登山口まではすぐに着きました。
ここからは本格的？な「登山道」となります。

紅葉は終わっていましたが、カサカサと落ち葉を踏みしめながらの山歩きもいいものです。
九十九折りの登山道をゆっくり登って行きます。
途中、「足の長いクマ」…ではなく「足の長い蜘蛛」を見つけたり落ち葉の形が面白いとか、一面の枯れ木の中で一本だけ葉を付けたままの木が不思議だとか山部のメンバーは実に色々な事を「発見」します。

確かにいちいち不思議だったり珍しかったりするわけですが私やツートンはすっかり山の風景を見馴れてしまっていてそれに気がつかない、あるいは気がついても「そういうものなんだ」とスルーしてしまうんですね。
そういう物事について「あれは何ですか」「これはどうしてですか」と改まって質問されると「はて、そういえばどうしてだろ？」という事がいっぱいあります。
同じ登山道でも違う季節に違うメンバーで登ると、その度に新たな発見があるものですね。

山頂から続く尾根まで登ると、そこは格好の展望地になっています。
曇りベースの天気ですが、姫神山や紫波三山などの盛岡近郊の山から、遠くは早池峰山などを一望のもとに見渡す事ができました。
遠くの山々の景色も良いのですが、緑の色が映える牧草地が印象的です。
あたりが枯れ草色に染まりつつある中、そこだけ異彩を放っています。

尾根をたどり、最後の急傾斜を登り切ると鞍掛山山頂に着きます。
どどーんと目に飛び込んでくる岩手山の山容。
いつ来ても、ここからの岩手山は巨大で雄々しく圧倒されます。
山部のメンバーにも気に入ってもらえた様子で代わる代わる何度も写真を撮っていました。

この季節、山頂は風が強くて寒いかなと思っていたのですが今日は思いがけず風が弱く、気温が高めなこともあって快適です。
予定では山頂を踏んだらすぐに下山する予定だったのですが、せっかくですので岩手山を眺めながらのティータイムにしました。

帰りは西コースをたどります。
途中、謎の石窯などを見学しつつ、枯れ木立を縫って歩いていきます。
西コースは全体的に勾配も穏やかで、登山と言うよりはハイキング。
山部メンバーからも歩きやすいと好評です。

木々に残った葉っぱが多くなってきたな〜と感じる頃になるとゴールは間近。
ほぼ予定通りの時間にビジターセンター付近まで戻ってくることができました。