冬の称名滝探勝(動画も載せた)
- GPS
- 06:30
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 747m
- 下り
- 743m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藤橋から桂台まで除雪により路面露出だが一部凍結あり。桂台から約1kmまで一旦除雪済みだがその後の積雪5-10cm。レストハウス手前の二連スノーシェッドの手前とレストハウス-称名橋間に側壁からの雪崩注意箇所有。 |
写真
感想
積雪期・道路閉鎖中の称名滝探勝ツアーも毎年好例の3年目となった。
一番最初は厳冬期の一昨年1月に挑んだが、レストハウスから後の雪崩の巣にビビッて敗退し、2度目は同年2月に、雪崩地帯を河原に逃げて到達。1、2月はケーブル立山駅近くの藤橋ゲートから延々ラッセルとなるが、3月には称名道路の除雪が進むことを知り、その後は3月に実施している。これまではスノーシューを使ったが、今回は二人ともスキーとし、さらに自転車を動員してスピードアップを図った。
藤橋ゲート前に駐車し、スキー板とスキー靴をザックに括り付けて自転車にまたがる。ゲートは横を通れる。桂台まで除雪されて舗装路面が出ているが、流れた水が凍っている箇所があり要注意。Dちゃんはマウンテンバイクだが、Nishidenは細いタイヤの自転車を持ってきてしまい、これはちょっと失敗。
桂台で新しい除雪は有料道路の方にずれ、称名滝方向は一度除雪が入っているが、5-10cmほどその後の雪が積もった状態。自転車は剱ドライブインの壁に置いて、スキーを履く。1kmも進まない内に平らな除雪面が終わり、1m位高くなって雪塊がごろごろした大変な荒れ地になっている。一瞬は雪崩の跡かと思ったが、ロータリー除雪車が入る前に、ショベルカーが作業した跡と分かった。そこに分け入る時にはどれだけ難儀するかと思ったが、ショベルカーのキャタピラのトレースを辿れば大したことはなかった。数百mでそれも終わり、手つかずの雪面をラッセルして進むことになる。
10cm位新雪があるようだが、その下の雪は締まっていて辛いラッセルではない。青空、陽光の下、悪城の壁ほか雪景色を楽しみながら進む。夏は一般車の終点となる称名レストハウスの手前にスノーシェッドが二つあるが、一つ目の少し手前に雪崩の難所が現れる。道路全体が30度位右に傾いた斜面になっており、それをトラバースして行くのだが、雪の状態によっては崩れたりして右の称名川側への滑落の危険があり、左上方からの雪崩に注意が必要となる。だが後の物に比べればここはまだ大したことはない。スノーシェッドを抜けるとほどなくして称名レストハウス、駐車場・トイレの設備などが雪に埋もれている所に達する。
レストハウスから滝見台までの間の前半、地図でも大日岳側の斜面の等高線が一番混んでいるところは、雪崩の巣であり、ここをどう切り抜けるかがいつも問題になる。道路を使わず河原に下りれば雪崩のデブリは避けられるが、途中2カ所ほどの堰堤の乗越が難所となり、その急斜面も絶対安全とは言えない。去年は道路を突破したが、その時と同じような状態と判断し、道路に決定。
デブリの荒れ斜面を抜けるのにスキーが速いかどうかだが、少なくとも今回の状態ではデブリの雪塊はそんなに固くなく、スキーで切っていけるのでスノーシューより苦労少なく抜けられた。難所を抜けてなだらかとなり、やがて八郎坂に渡る橋、滝見台とそこに渡る称名橋と水門の建物、そして称名滝がいよいよ見えてくる。小山を登って称名橋のたもとに達する。
称名橋は手摺より上の雪の高さが橋の幅よりも高く、渡る気がしない。橋より上流は川が雪に埋まっていて対岸に渡ることが出来る。が、対岸もデブリが凄いので近づかないことにして、滝壺の近くまで雪原を進んで写真を撮ることにする。夏には立てない地点だ。写真を撮ったらより安全な場所へと少し戻って昼食にした。天気予報通り、午前中の晴れが終わって曇りになっていた。
下りもずっと車道の上なので、スキーもそんなにすいすい滑るのではなく、歩きがかなりあると思っていたが、どっこいそんな区間は数%もなく、ほとんどが直滑降ではあるがまともな滑降で速い、速い。さすが最大斜度13%を誇る称名道路の下りだ。デブリの難所も僅かの登り返しでスピーディーに通過し、滞りと言えばスノーシェッドでの板の付け外しくらいだ。このころ雪がちらつくようになっていたが、あっという間に桂台に到着。今度は自転車の下りだ。凍結箇所を心配して、そろりそろりと走り出したが、氷はすっかり融けており、少し下って行くと乾いた路面が大半になって40km/hを越えるまともなダウンヒル走行になり、これもあっという間に藤橋ゲートに到着。機材の機動力をいかんなく発揮した下り行程であった。
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