初心者が挑んだ厳冬期の硫黄岳(撤退)



- GPS
- 11:18
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,344m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:02
天候 | 2日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ノーマルタイヤで来られました。 美濃戸から美濃戸山荘までは徒歩で。 往路はしっかり雪道でしたが、翌日の復路は、車がたくさん通過したせいか、だいぶ溶けてました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▪︎美濃戸〜美濃戸山荘 終始雪あり。 所々ショートカットあり。 ▪︎美濃戸山荘〜赤岳鉱泉(北沢) 轍に沿って進みます。 1箇所?ショートカットあり。 でも見逃してしまいました。 ▪︎赤岳鉱泉〜硫黄岳 途中までトレースありましたが、稜線に出たところでなくなりました。 しかもコースアウトしてて、本当の登山道が見つけられず。 道案内のテープもどこにあるのか分からず… トレースを信じ切ってはいけないと痛感しました。 かといって、自分で進む知識も技術も経験も足りてませんでしたので、引き返しました。 |
その他周辺情報 | 赤岳鉱泉に宿泊 1泊2色で9000円。 小屋の中は暖房がついていない場所がほとんどで寒かったです。足の裏にカイロを貼りました。 小屋の中でなぜか鼻炎が発症。 毛布に花粉がついていたのでしょうか? 鼻水だらだらでした。 下山後は「モミの湯」で入浴。 500円。 もうすぐ値上がりするそうです。 |
写真
感想
山仲間で西穂高へ行く予定でしたが、いろいろあって流れてしまったので、別メンバーで硫黄岳へ行くことにしました。
別メンバーといっても、今回の相方は完全なる雪山デビューのため、それでもいけそうな山を選びました。
行き先は、赤岳鉱泉泊、硫黄岳ピストン。
最近山に全然行けていなかったので、山に行けることがとにかく楽しみな気持ちいっぱいで挑みました。
ノーマルタイヤで美濃戸へいき、そこから美濃戸山荘まで歩きます。
歩き始めからしっかり雪がありました。
美濃戸山荘から北沢で赤岳鉱泉へ。
轍の道を地道に進みます。
轍が終わり、登山道を歩き始めると、比較的すぐに赤岳鉱泉に着きました。
天気と自分らのコンディションを鑑み、初日はピークハントせず、小屋でゆっくり過ごしました。
ちなみに、赤岳鉱泉でテント泊経験はありましたが、小屋泊は初めて。
楽しみにしていた夕飯は、なんと、ステーキでした。
めちゃめちゃ美味しかったです。
翌朝。
6時半に朝食を食べ、支度をし、8時頃出発となりました。
天気は最高。
小屋泊の他の方々は赤岳方面へ。
我々は硫黄岳へ。
トレースを辿って雪道を進みました。
なんの疑問もなく進みました。
しかし、森林限界に出てすぐ、トレースがなくなりました。
消えてしまった、というより、そこで終わっていたというかんじでした。
トレースのない中、先に進もうとしましたが、どこを歩いたらよいのか分かりません。
GPSをみると、そもそも少し前からルートを外れてました。
とりあえず一旦引き返してみたものの、正しいルートを見つけられず、また森林限界に戻ります。
道無き道を切り開いて進もうとして、トラバースしたり、急登を登ったりしましたが、雪が柔らかいのと、ラッセルがきついのと、とにかく不安でした。
見上げると赤岩の頭が見えているので、ひたすらそこを目指しました。
急登を這うようにして登りました。
赤岩の頭まで、あと20メートルもなかったと思います。
そこへ来た時、ふと振り向くと、自分が結構な斜面を登ってきたことに気づかされました。
その瞬間、急に怖くなりました。
滑落するのではないか?
雪崩たらどうしよう。
正直、このまま進んだとしても、稜線もトレースがない中不安だし、なにより、無事に下山できるかもわかりません。
自分らは所詮、知識も経験もない雪山初心者。
赤岳をはじめ、南八ヶ岳のオールスターが見守る中、硫黄岳登頂を諦め、下山することに決めました。
悔し過ぎますが、今の自分にはこれが限界。
今回の経験を教訓に、もっと成長して出直したいと思いました。
安全第一。
必ずリベンジします。
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