記録ID: 1769195
全員に公開
沢登り
丹沢
ユイバシ沢左俣
2019年03月24日(日) [日帰り]
jjmsugar
その他2人
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 902m
- 下り
- 888m
コースタイム
8:05西丹自然教室前 9:16ユイバシ沢入渓 9:58二俣左 11:11奥の二俣右 11:35核心の滝・左ルンゼ 12:50 チムニー50m・直登不能左ルンゼ 13:17遡行打切り 13:25稜線登山道合流・昼食 13:48小笄南西尾根下降 14:24P 16:05西丹自然教室前
3年半前ユイバシ沢の右俣を登ったので左俣へ。(2015.10.20ユイバシ沢右俣の記録あります。)ポリスさん先日滑落、腰を打ってまだ痛いとテンションが低い。
昨日雪が降ったようで山々の頂きは樹氷に覆われている。西丹自然教室前に駐車。気温が3度しかない。寒い〜。丹沢屈指の急峻な山域に入る。山神様に念入りに無事を祈願。
ユイバシ沢到着。さー行くぞ!と気合を入れて褌を締め直す。(褌は付けていないけど。)崩壊は増々進んでいる。岩に乗った雪で手がかじかむ。堰堤を4基越えると滑が始まる。こちらも落石で大分埋まっている。水流際は凍って滑るので慎重に進む。
因縁のF1の滝。右俣を登った1年前、ポリスさん登攀中、釜に眼鏡を落し探している時にカメラも水没オシャカ。滝上から降りて救出に向かう途中オイラが釜に滑落。勢いで高度付時計を落とした。釜が80cmと深く潜って探すが落葉と泥が舞い上がり濁って見えず。二人ともずぶ濡れで寒くて泣きながら帰った。1週間後ポリスさんが眼鏡を、10日後オイラが手製のたも網と水中眼鏡を持って回収に来た因縁のF1。
釜が落石で埋まり30cmと浅くなったので水流からジュニアと親父がオイラは因縁の左から斜上。今回はトラブルなく通過。
1000m二俣。今回は左俣に進む。
8m直漠。右から岩を登ってロープを出すが届かず、ポリスさん1枚打ってカムを噛ませロープに連結上がってきた。ビレー交代、ジュニアが上がる。8m斜め滝。下段が立ってツララが垂れリスクが高い。左からトラバースして上がり、安全のためロープ出す。
10m直漠。立っている上に凍っている。登るのは危険。左の泥ルンゼを登るが悪い。岩が少なく掴むものは小灌木だけ。強く引けば抜けてしまうので、テンション掛けずにソーッと登る。後ろでポリスさんイバラを掴んで悲鳴を上げる。最後、右斜め上にずり上がるところが特に悪い。安全のため灌木にスリングを噛ます。立ち木に手が届きホッ!ロープ投下。ポリスさん最後のところで滑落!スリングとロープの確保ありセーフ!死ぬかと思ったぜ!と言って上がってきた。ビレー交代。5mトラバースして偵察下降地点で待機。ジュニアが怖い怖い!と青い顔して登って来た。立ち木にロープを掛けイバラを避けて下降。親父はイバラに突入、ギャーギャーもがいて傷だらけで降りてきた。指が血だらけでとても人間の手とは思えない。
滝上は丹沢とは思えない壮絶な光景。両側が切り立った岩壁に囲まれたルンゼの中央にそそり立つ岩峰。スゲーところだ!青い空に危険な香りを漂わせて岩峰が浮かび上がっている!ガレのルンゼを登る。左右に岩峰が現れる。後ろで親父が左に入ろうと叫んでいるが、かまわず右奥の岩峰を目指す。ドーン!正面に40m垂直のチムニーが現れる。スゲー迫力!丹沢にこんなところがあるとは。右俣の最後のチムニーより数段難しい。登れないだろう〜。巻きも難しい。おまけに登った先が尖った岩峰で地獄を見るだろうな〜。クワバラ。クワバラ。左のガレルンゼに入る。ルンゼを登って行くと先に稜線が見える。青い空がもう少しだよと呼んでいる。良いね〜!後30m、泥に浮石が混じり滑って危険。遡行打切り左の尾根に逃げる。少し登ると稜線登山道に合流。お疲れさん!昼飯に麦ジュースで乾杯!
ユイバシ沢の右俣と左俣を登った記録はオイラ達以外見当たらないね。
今日の核心は最後の滝場の左泥ルンゼの巻きだね。
帰りは小笄南西尾根を降りる。二人のピッチが上がらない。ジュニアは左ひざを捻じって健を痛め、親父は新調した沢靴で皮剥けの靴擦れ、腰痛に血だらけで満身創痍。でも大きな怪我もなく戻って来れて良かった良かった。
翌日、左目にゴミが入ったか痛くて涙が流れて目が開かない。眼医者に行くと細かい棘が刺さっていた。麻酔をかけて取ったが、眼球が傷つき治るのに数日。結局全員討ち死にだ〜!
3年半前ユイバシ沢の右俣を登ったので左俣へ。(2015.10.20ユイバシ沢右俣の記録あります。)ポリスさん先日滑落、腰を打ってまだ痛いとテンションが低い。
昨日雪が降ったようで山々の頂きは樹氷に覆われている。西丹自然教室前に駐車。気温が3度しかない。寒い〜。丹沢屈指の急峻な山域に入る。山神様に念入りに無事を祈願。
ユイバシ沢到着。さー行くぞ!と気合を入れて褌を締め直す。(褌は付けていないけど。)崩壊は増々進んでいる。岩に乗った雪で手がかじかむ。堰堤を4基越えると滑が始まる。こちらも落石で大分埋まっている。水流際は凍って滑るので慎重に進む。
因縁のF1の滝。右俣を登った1年前、ポリスさん登攀中、釜に眼鏡を落し探している時にカメラも水没オシャカ。滝上から降りて救出に向かう途中オイラが釜に滑落。勢いで高度付時計を落とした。釜が80cmと深く潜って探すが落葉と泥が舞い上がり濁って見えず。二人ともずぶ濡れで寒くて泣きながら帰った。1週間後ポリスさんが眼鏡を、10日後オイラが手製のたも網と水中眼鏡を持って回収に来た因縁のF1。
釜が落石で埋まり30cmと浅くなったので水流からジュニアと親父がオイラは因縁の左から斜上。今回はトラブルなく通過。
1000m二俣。今回は左俣に進む。
8m直漠。右から岩を登ってロープを出すが届かず、ポリスさん1枚打ってカムを噛ませロープに連結上がってきた。ビレー交代、ジュニアが上がる。8m斜め滝。下段が立ってツララが垂れリスクが高い。左からトラバースして上がり、安全のためロープ出す。
10m直漠。立っている上に凍っている。登るのは危険。左の泥ルンゼを登るが悪い。岩が少なく掴むものは小灌木だけ。強く引けば抜けてしまうので、テンション掛けずにソーッと登る。後ろでポリスさんイバラを掴んで悲鳴を上げる。最後、右斜め上にずり上がるところが特に悪い。安全のため灌木にスリングを噛ます。立ち木に手が届きホッ!ロープ投下。ポリスさん最後のところで滑落!スリングとロープの確保ありセーフ!死ぬかと思ったぜ!と言って上がってきた。ビレー交代。5mトラバースして偵察下降地点で待機。ジュニアが怖い怖い!と青い顔して登って来た。立ち木にロープを掛けイバラを避けて下降。親父はイバラに突入、ギャーギャーもがいて傷だらけで降りてきた。指が血だらけでとても人間の手とは思えない。
滝上は丹沢とは思えない壮絶な光景。両側が切り立った岩壁に囲まれたルンゼの中央にそそり立つ岩峰。スゲーところだ!青い空に危険な香りを漂わせて岩峰が浮かび上がっている!ガレのルンゼを登る。左右に岩峰が現れる。後ろで親父が左に入ろうと叫んでいるが、かまわず右奥の岩峰を目指す。ドーン!正面に40m垂直のチムニーが現れる。スゲー迫力!丹沢にこんなところがあるとは。右俣の最後のチムニーより数段難しい。登れないだろう〜。巻きも難しい。おまけに登った先が尖った岩峰で地獄を見るだろうな〜。クワバラ。クワバラ。左のガレルンゼに入る。ルンゼを登って行くと先に稜線が見える。青い空がもう少しだよと呼んでいる。良いね〜!後30m、泥に浮石が混じり滑って危険。遡行打切り左の尾根に逃げる。少し登ると稜線登山道に合流。お疲れさん!昼飯に麦ジュースで乾杯!
ユイバシ沢の右俣と左俣を登った記録はオイラ達以外見当たらないね。
今日の核心は最後の滝場の左泥ルンゼの巻きだね。
帰りは小笄南西尾根を降りる。二人のピッチが上がらない。ジュニアは左ひざを捻じって健を痛め、親父は新調した沢靴で皮剥けの靴擦れ、腰痛に血だらけで満身創痍。でも大きな怪我もなく戻って来れて良かった良かった。
翌日、左目にゴミが入ったか痛くて涙が流れて目が開かない。眼医者に行くと細かい棘が刺さっていた。麻酔をかけて取ったが、眼球が傷つき治るのに数日。結局全員討ち死にだ〜!
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:427人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する