国見岳―通潤橋と山深い山―【熊本県、中央山地】

2003年08月24日(日) [日帰り]

• GPS: 04:06
• 距離: 8.5km
• 登り: 832m
• 下り: 830m

コースタイム

●コースタイム
広河原登山口 7:46 - 最初の水場 8:29/38 - 三度目の小谷 8:59 - 稜線分岐 9:24/26 - 杉谷分岐9:52 - 国見岳 9:54/10:09 - 直下の岩 10:09/23 - 長谷分岐 10:34 - 小沢を渡る 11:02 - 古い林道に合流 11:12 - 内大臣林道 11:36 - 広河原登山口 11:52

●行動時間　4:06

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●今日の移動
(車中泊地) = (広河原登山口) – 国見岳 - (広河原登山口) = (自宅)

●登山口へのアクセス
○広河原登山口)
・熊本県と宮崎県を結ぶ九州横断国道218号線で、美里町(旧砥用町)町役場から約5.5km東に行った地点で津留方面への分岐道に入る。やがて県道153号線を横断し、内大臣林道に入る。県道153号線から約14km林道を走行すると登山口
・H15年当時は、内大臣林道は、途中からは未舗装路であった

コース状況／危険箇所等

●コース状況
・あまり記憶が定かではないが、コース整備十分とは言わないまでも、道筋の明瞭さ、標示はしっかりしていたと思う

●買う、食べる
・山都町中心部まで行くと、コンビニや飲食店多数あり

●見どころ
・橋の半ばからの放水が有名な水路橋「通潤橋」は山都町中心部にある
・現役の国道ルート脇にある「霊台橋」も通潤橋と同様の江戸時代の石橋。この辺りには、橋に限らず江戸時代の石工の名作がいろいろとある

●日帰り温泉
・内大臣林道を戻り、県道153号線まで来ると、「平家の湯」がある
・さらに山都町中心部(旧矢部町)を目指して北上すると、「通潤山荘」がある

写真

8/23 13:51

霊台橋。優美な石積み

8/23 16:02

通潤橋。熊本の石橋と言えば、これ。橋の真ん中からの放水が見どころ

8/23 16:02

通潤橋をアップで

8/23 16:07

角度を変えて

8/23 16:48

放水。今日はギャラリーが少ないからなのか、控えめな放水

8/23 16:50

水面に映る姿が美しい

8/23 16:51

放水をアップで

8/23 16:53

放水栓を抜くところ

8/23 16:53

栓は、こんな感じになっている

8/24 6:25

山行き当日。通潤山荘の駐車場で仮眠した

8/24 6:43

朝未きの国見山

8/24 6:53

谷が深い。こんな橋がごく自然に架かっている。異景だ

8/24 7:43

広河原登山口そばにある駐車場

8/24 8:31

登山道を横切る清流のそばで休憩

8/24 8:32

ちょっとお茶を冷やしてみた

8/24 9:23

こんな標識が何カ所かあった

8/24 9:38

進めども、木々の育ちがよく、見晴らしのないままの登山道

8/24 9:51

手前のピークにて。頂上が見えてきた。祠が目印のようだ

8/24 9:57

国見岳山頂とその祠

8/24 9:59

東面の山々かと思うのですが…

8/24 10:00

市房山方面か

8/24 10:01

石にしめ縄

8/24 10:02

北東面でしょうか

8/24 10:28

帰りの登山道にて。涼しげな流れ

8/24 11:13

帰路の杉の木谷登山道

8/24 11:33

奥の登山口に帰着。ここからは、暫く林道を歩いて戻る

8/24 11:42

奥山の感が漂う

8/24 15:30

通潤橋の大放水

8/24 15:32

正面

8/24 15:34

下から仰ぐと、更に迫力が

8/24 15:38

上から

8/24 15:39

横から

8/24 16:40

帰りに高千穂鉄道(廃線)の日本一の鉄道橋に立ち寄り

8/24 17:02

なんと、ちょうど列車が!

8/24 17:48

日之影町戸川。山奥にある石工の集落。このきれいな石積みがとても不思議

8/24 17:51

同じく、戸川にて

8/24 17:54

倉庫の下周りもこの通り

8/24 17:54

方石積みについても、こんな古いものもあった

8/24 18:59

同名の映画のおかげで突如有名になった“ととろ”バス停。当時、猫バスなどは、いったい誰が設置したのかがわからず、それが話題になった

8/24 19:04

バス停の後には…

8/24 19:06

これがバス停“ととろ”。もちろん本名

撮影機器：

C-990ZOOM オリンパス

感想

otoh

前夜は通潤山荘の駐車場で車中泊。
前日下見のために走った内大臣林道に再び進入。未舗装路の10数キロは長く感じる。内大臣林道は渓谷沿いだが、ごく一部を除いて渓谷の姿が見えないほどに深く切り立っている。高千穂といいここといい、断崖の上下に集落があるさまは、まさに“日本の異景”である。
沢筋を跨ぎながらあえぎ登る山道の果て、山頂には小さいながら立派な祠があった。
山頂からは中央山地の山々がきれいに見渡された。実に山深いと感じた。
降りてきて再び訪れた矢部では、通潤橋の大放水も見ることができた。
更に、帰途では山あいの石工の集落「戸川」(=宮崎県日之影町戸川)や、大分県の佐伯市(旧宇目町)にある「ととろバス停」にも立ち寄った。
天候良好ということもあり、充実感のある山行きであった。