めざせタイ最高峰! ドイ・インタノン(Doi Inthanon)ピークと雲霧林遊歩道
- GPS
- 01:00
- 距離
- 0.7km
- 登り
- 21m
- 下り
- 22m
コースタイム
アンカトレイル(山頂近くのネイチャートレイル) 1周約20分
天候 | 晴れ(山焼きスモッグ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎タイ最高峰のドイ・インタノン(2565.3341m)山頂への行き方 最寄の大都市チェンマイの南西方向約100kmに位置する国立公園内にあります。 チェンマイから国道108号線を南下(57km)、麓の町チョムトン(ChomThong)の手前1kmで右折して1009号線に入るとドイインタノン国立公園に着きます。 国立公園内に入ってから山頂までは50kmくらい。 国立公園入園料は外国人1人200バーツ(約550円)。その他にバイクや車の入園料も必要。 王と王妃のチェディ(仏塔)エリアはさらに1人20バーツ必要。 かなり遠いので、チェンマイからのツアー参加か、ソンテウ(乗り合いトラックタクシー)をチャーターして行く方法が一般的です。 ドイインタノンの「頂上」に行くグループツアーの場合、頂上は行って写真撮っておしまい、の場合があるので、頂上付近のアンカトレイル(1周約20分)を歩きたい場合はその時間があるかどうか要確認。 その他のトレッキングルートを歩きたい場合は、「頂上には行かない山麓トレッキングのみのツアー」に参加するか、プライベートガイド付きで頂上&トレッキングのツアーをアレンジしてもらうか、ソンテウチャーターしかないようです。あとレンタルバイクでがんばって行くか。 食事は国立公園内のレストランで食べられます。(カオパッ(タイ風炒飯)35バーツ〜) 国立公園内およびその周辺には数ヶ所にハイキングコースやトレッキングコースがありますが、数時間歩いて最後に頂上到着、というようなのはないようです。 頂上まで車で行けるからでしょうか。 ただ山頂の木道外に森の中へ続く踏み跡があったので、ひょっとしたら昔は登山道があったのかもしれません(この踏み跡は立ち入り禁止になっていました) |
写真
感想
タイ・チェンマイでやりたかったことの一つに、「タイ最高峰登山」というのがありました。
ということでチェンマイに着いて現地の旅行会社を何件も廻ったのですが、どこに聞いても、ドイインタノンがらみの混載ツアーは次の2つしかありません。
1.ドイインタノン山頂に車で行き、王・王妃のチェディ(仏塔)、滝数ヶ所、少数民族の村、ロイヤルプロジェクトの植物園を廻る「定番」コース
2.ドイインタノン国立公園内(※)を数時間トレッキングする。但し頂上にはいかない。
※「国立公園トレッキング」といっても実際には国立公園内ではなく、その周辺とのこと。国立公園の入園料が高く、ツアー代を押さえるためそのようにしているのだとか。(ツアー代高めのものだと国立公園内を歩くものもあるかも?)
といわけで私がやりたかった「山頂までトレッキング」というツアーは皆無。
山頂まで歩いて登れないなら、せめて地球の歩き方に載っていた「頂上付近の木道ハイキングコース」を歩きたい、とその木道について聞いても、どの会社も「少しは歩くけど、ハイキングというほどではないよ」。
ううむ、困った。
「タイ最高地点」に行くなら1になるのですが、老若男女誰でも参加可のツアーなので、頂上は本当に頂上だけ、写真撮っておしまい、の可能性が高い。
2のトレッキングは楽しそうだけど、「タイ最高地点」には行けない。
ツアー代も安くはないし(2200〜3500円くらい)、どうしようと悩みながら1週間。もう滞在日も少なくなった頃、泊まっていたゲストハウスのマネージャーさんに「連れて行ってくださいよ〜」と冗談で言ったところ、何と、国立公園の麓の町に用事があるからそのついででよければ、とバイクで連れて行ってもらえることに!
バイクの後ろにまたがること1時間強で麓の町チョムトンに到着。街中でマネージャーさんの用事を済ませてから国立公園へ。
ゲートで2人分とバイクの入園料を払い、そのまま公園内をバイクで疾走します。
ちなみに入園料はタイ人40バーツ、外国人は200バーツです。5倍の価格差。
乾季のため、入口近くの森はほとんど落葉していて、日本の秋(但し紅葉なし)みたいでした。
おまけにこの時期ならではの山焼きの煙で、全体的にかすんでいます。
ちょっとがっかりしていたのですが、高度を上げるごとにどんどん緑が濃くなっていく!
乾季でも霧の多い山頂部は、ほとんど落葉せず緑が濃いままなんだそう。
うーん、日本とは逆だなあと感心してしまいました。
朝なのでまだ空気がひんやりとしていて、レインウェアの上が風除けにちょうどいい感じ。
国立公園事務所のある地点の食堂で早めの昼食をとり、いよいよ頂上へ。
・・・って、ここは王と王妃のチェディじゃないですか!
行きたいのは頂上なんです、頂上!!!
「ここも同じくらいの高さだよ。頂上はレーダー基地があって入れないよ」
いやいやいや。
地球の歩き方に写真載ってるし。
この三角点があるところに行きたいんだってば。
どうも、一般のタイ人の認識の中の「ドイインタノン頂上」は、王と王妃のチェディのようです。
ツアーでも目玉になっていたしね・・・。
それでも何とかマネージャーさんを説得。マネージャーさんが半信半疑でチェディ入口の軍人さんに確認するとやっぱり「頂上行けるよ、あと5km」とのこと!
道が一旦下り始めたりして少し不安になったものの、道程標識が0kmになるところまで行ってみて!と進むと、ついに前方にレーダー施設が見えてきました。
そのすぐ手前には「THE HIGHEST SPOT IN THAILAND」の標識が!
やったー!
バイクのところで待っているよ、というマネージャーさんを残して、階段をあがり、山頂へ。
山頂には山の名前の由来にもなったインタノン王のお墓があり、タイ人が熱心にお参りしていました。
三角点らしきものにもタッチし、木道を歩いていくと・・・
あれ??
正味5分も経たずにすぐに終わっちゃったよ??
幾らなんでもこれでは「ハイキングコース」とは言えない、他に何かあるはず!と探していると、車道を挟んだ反対側に「ANG KA NATURE TRAIL」の標識が。
マネージャーさんに再度ことわって、こちらも歩いてみることに。
アンカネーチャートレイルは、湿地帯を囲むように付けられた1周約15〜20分くらいの木道遊歩道でした。
すぐ近くからさまざまな鳥の声、生き物の気配。ちょっと怖いくらいで、そんなに深い森というわけでもないのに妙に胸がどきどきします。
出口直前でタイ人の家族連れとすれ違っただけで、歩いている間一人も他の人に会わず。苔や着生植物に覆われた雲霧林をゆっくり30分ほどかけて散策しました。
残念ながら時期が外れていたようでランやシャクナゲの花を見ることはできませんでしたが、それでも満足。
再びマネージャーさんのバイクで下山します。
麓でも涼しかった朝とは違い、標高が下がるにつれて空気がむっと暑くなってきました。
バイクに乗っていても感じるほどの変化で、こんなに標高で温度が違うとはとかなりびっくりします。15度以上は違ったんじゃないでしょうか。
帰りは滝に寄ってくれると言われていましたが、山頂でゆっくりしすぎたため、カット。
マネージャーさん、4時までにゲストハウスに戻ることになっていたのです。
知らなかった!ごめんなさい!!
というわけで、大急ぎでチェンマイへ。
時速80kmで走るバイク。後ろとはいえハーフヘルメットでは風圧で目を開けていることが出来ません。目をつぶっていると、疲れもあって何度も寝落ちしかけました。
・・・無事帰ってこられてよかったです。
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チェンマイに帰ってきてから、王と王妃のチェディと頂上の間に2時間くらいのトレッキングルートがあるという情報を得ました。
ということで、日本に帰国してからネットで調べてみました。
Kaew Mae Pang Nature Trail
国立公園内で最も美しいトレイルの1つで、まだ比較的新しいコース。
2つのチェディから山頂方面へ続く車道を少し登ったところが入口で、最初の1km強は雲霧林を歩き、その後急斜面を上がって渓谷状になったパン川の源流部に出ます。
道は南に続き、西方向に開けた眺めのよい道を1kmほど行くと、再び森に入り王と王妃のチェディに到着します。
写真を撮りながらゆっくり歩いて約2時間の道程。
(ドイインタノン国立公園のHPより、英文を意訳しました)
さらに写真もいくつか見つかりましたが、結構登山っぽいルートみたいです。
山頂からは眺めがなかったけど、こちらはかなり眺めがよさそう。
今度はこっちに行ってみたいなあ。
扱っているツアー会社ってないんでしょうか〜。
コメント
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私はタイに行った事はありませんが、愚妻と愚息が昨年観光旅行に行きました。
行く前の会話(すべて三河弁です^^)
私「やい、土産かってこいよ」
愚妻「なに買ってくりゃ〜いいだん?」
私「タイといえば決まっとるじゃんか」
愚妻「なんだん?」
私「たい焼きだやれ そんなことも知らんのか おしゃ〜」
愚妻「あんた〜バカじゃないかん」
アカデミックな家族でしょ^^!自慢です
あれ、私おみやげに買ってきましたよ、タイ焼き。
おかげで帰国時のザックが17kgにもなってしまって・・・。
って、焼きは焼きでも陶器のことですが
(本当はセラドン焼きというものです)
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