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記録ID: 183960
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山滑走
道東・知床

遠音別岳

2012年04月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:57
距離
20.6km
登り
1,466m
下り
1,459m
天候 快晴 風強し
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 林道の雪は残っていましたが、山の雪は少なめでした。
オペケプ林道スタート地点より、無風で波一つないベタ凪のオホーツク海。
2012年04月22日 07:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 7:19
オペケプ林道スタート地点より、無風で波一つないベタ凪のオホーツク海。
シートラで一人歩く林道より、はるか向こうの遠音別岳。
2012年04月22日 07:42撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 7:42
シートラで一人歩く林道より、はるか向こうの遠音別岳。
林道から電線下に登る人工斜面。前回来た時より雪が少ない。
2012年04月22日 07:48撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 7:48
林道から電線下に登る人工斜面。前回来た時より雪が少ない。
電線下の登り。
2012年04月22日 08:01撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 8:01
電線下の登り。
意外と絶景ポイント。右奥に海別。左にラサウの牙。
前回と同じく少し下ってから適当に左の森の中へ。
2012年04月22日 08:05撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 8:05
意外と絶景ポイント。右奥に海別。左にラサウの牙。
前回と同じく少し下ってから適当に左の森の中へ。
ラサウの牙アップ
2012年04月22日 08:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 8:06
ラサウの牙アップ
やっぱり今日もクマさん。
2012年04月22日 08:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 8:20
やっぱり今日もクマさん。
密林の向こうに微かに遠音別。
2012年04月22日 08:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 8:54
密林の向こうに微かに遠音別。
この辺まで来ると美しい大木の疎林になってくる。
2012年04月22日 09:27撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:27
この辺まで来ると美しい大木の疎林になってくる。
そして、やはりクマさんの跡
2012年04月22日 09:38撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 9:38
そして、やはりクマさんの跡
森林限界へ。奥に遠音別。
2012年04月22日 09:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:46
森林限界へ。奥に遠音別。
ラサウヌプリとラサウの牙、海別。
2012年04月22日 09:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:46
ラサウヌプリとラサウの牙、海別。
左切れちゃったけどラサウヌプリ、真ん中ラサウの牙、
2012年04月22日 09:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:47
左切れちゃったけどラサウヌプリ、真ん中ラサウの牙、
そして海別。その右奥に斜里岳が。
2012年04月22日 09:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:47
そして海別。その右奥に斜里岳が。
羅臼岳が見えだす。
2012年04月22日 09:48撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:48
羅臼岳が見えだす。
羅臼方面から遠音別パノラマ。
2012年04月22日 09:51撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 9:51
羅臼方面から遠音別パノラマ。
遠音別から海別パノラマ
2012年04月22日 09:51撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 9:51
遠音別から海別パノラマ
遠音別岳、結構ハイマツが出ている。
2012年04月22日 09:51撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 9:51
遠音別岳、結構ハイマツが出ている。
硫黄山から羅臼岳。そして知西別。
2012年04月22日 10:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 10:06
硫黄山から羅臼岳。そして知西別。
どんどん大きくなる遠音別。雪の繋がりをイメージして進む。
2012年04月22日 10:07撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 10:07
どんどん大きくなる遠音別。雪の繋がりをイメージして進む。
ラサウの向こうに標津山塊も見えだすが、写真では判らない。
2012年04月22日 10:41撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 10:41
ラサウの向こうに標津山塊も見えだすが、写真では判らない。
山頂もう少しだが、息切れ、風が強く、完全に足が止まる。
2012年04月22日 10:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 10:56
山頂もう少しだが、息切れ、風が強く、完全に足が止まる。
遠音別岳山頂です。羅臼岳方面。
2012年04月22日 11:45撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 11:45
遠音別岳山頂です。羅臼岳方面。
海別岳方面。
2012年04月22日 11:45撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 11:45
海別岳方面。
海別岳方面パノラマ。
2012年04月22日 11:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 11:46
海別岳方面パノラマ。
羅臼岳方面パノラマ。
2012年04月22日 11:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 11:47
羅臼岳方面パノラマ。
国後、肉眼では見えるのだが。
2012年04月22日 12:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 12:08
国後、肉眼では見えるのだが。
昨日見えたオホーツク海の流氷が今日も見えるのだが・・・。
2012年04月22日 12:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 12:08
昨日見えたオホーツク海の流氷が今日も見えるのだが・・・。
尾根の先の白い三日月が遠音別湖。あの辺が原生自然環境保全地域らしい。
2012年04月22日 12:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 12:08
尾根の先の白い三日月が遠音別湖。あの辺が原生自然環境保全地域らしい。
オオワシが。
2012年04月22日 12:09撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 12:09
オオワシが。
最後にもう一枚。羅臼岳方面。
2012年04月22日 12:10撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 12:10
最後にもう一枚。羅臼岳方面。
尾根の右を滑った記録もあったが、早く降りたいので余計なことをせず、左側を戻る。
2012年04月22日 12:28撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 12:28
尾根の右を滑った記録もあったが、早く降りたいので余計なことをせず、左側を戻る。
最後に海別方面。
2012年04月22日 12:28撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 12:28
最後に海別方面。
最後に羅臼岳方面。
2012年04月22日 12:28撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 12:28
最後に羅臼岳方面。
フェーン現象で当日は異常に高温になったそうで、登りアイゼくんを使って登ったカリカリ気味の斜面も帰りは腐れ雪。快適な滑走は山頂直下のわずかでした。
2012年04月22日 12:48撮影 by  DSC-TX5, SONY
4/22 12:48
フェーン現象で当日は異常に高温になったそうで、登りアイゼくんを使って登ったカリカリ気味の斜面も帰りは腐れ雪。快適な滑走は山頂直下のわずかでした。
最後にラサウの牙アップ。
2012年04月22日 12:48撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 12:48
最後にラサウの牙アップ。
 思ったよりかなり早く下山できました。登るときは気付きませんでしたが、左の路肩に鹿の死骸が。
 そこへ、親子連れがカエルを採りに。何でこんな鹿の死骸があり、少し登ればクマさんの足跡だらけの所に?でも、子供は楽しそうに採ってました。
2012年04月22日 14:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
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4/22 14:53
 思ったよりかなり早く下山できました。登るときは気付きませんでしたが、左の路肩に鹿の死骸が。
 そこへ、親子連れがカエルを採りに。何でこんな鹿の死骸があり、少し登ればクマさんの足跡だらけの所に?でも、子供は楽しそうに採ってました。

感想

 長年憧れていた山。三年前、はるか下で敗退した遠音別岳。しかし、昨日の知床岳の疲労も少しあり、そして今日は1人。昨日に次いで天気もいいので絶対誰か登っているだろうと思っていたが、鹿柵ゲートを開けると車が無い。しかも、雪は少ないのに、林道だけ雪が残っていて、ほとんど海からの出発。三年前のクマさんの跡の数を考えると全く気が乗らない。出発しかけ、プロトレックをするのを忘れて鍵を開け直したのが後で最大のピンチを招く。しかし、シートラで出発。雪の林道はすぐ土の林道になり、もう少し車で入りたかった。が、また腐れ雪林道。チンタラシートラで進み、森の近道、元々行く気は無かったが、雪は全くない。何故、林道だけ雪が残っているのだろう。途中から見えた遠音別はハイマツが結構出ている。あまりの雪の無さにスノーシューにすれば良かったと後悔しながら登り続け、林道から人工斜面を登り、電線下尾根頂上部へ。遠くに海別とラサウの牙が見える。三年前と同じように少し下ってから森の中へ。雪は残っていたので、スキーを着け、枯れ枝の落ちまくる森の中を進む。微かに残る先週の北見山岳会の跡?を見つけるとちょっと嬉しいが、クマさんの恐怖にとらわれて精神的に弱っている。知床岳や三年前に比べれば少ないが、今日も確実にクマさんは居る世界。撤退する理由を考えながらも足は勝手に進んでしまう。それにしても、枯れ枝とシカと鹿糞が多い。
 500m付近の短い急斜面を登りきると徐々に大木が増えだし、広い尾根の平らな疎林帯となる。なかなか美しい森、地図を見て遠音別湖の近くまで来ていることに気がつく。原生保全地域の一部。その雰囲気はあるが、クマさんの足跡。早く降りたい病に取り付かれたまま、しかし登り続けると森林限界を越えて目の前に遠音別岳が見えだす。右手にラサウと牙、海別。左からは羅臼岳が。しかし、いつものように楽しむ余裕はない。完全に精神がやられてしまっていることを自覚しながらもどんどん進み、だんだん斜度が上がっていく。そして息切れ、ガス欠。風が強く、硬めの斜面。斜めに登らねばならないため、シールが滑り買って2回目のアイゼくん装着。雪に気持ち良く刺さり、順調に進めるが体力が進まない。それでも生温い強風の中ヘロヘロで登り続けると向こう側が無くなり、遠音別岳山頂到着。不思議なことに山頂は風がそれほど強くない。昨日見えた流氷の帯が微かに見える。羅臼岳もくっきり見え、ラサウ、海別、標津山塊も。コンデジで撮り、iphone4で完全パノラマを撮り、Kissデジで撮ろうとザックのヘッドを開けると裏のポケットジッパーが少し開いている。まさか・・・と思ったら車のかぎが無い。愕然としてショックを受ける。何処で落としたのだろうと考えるが、後の祭り。三年前は下の森でデジカメを落とし、今日は車のカギを落とし、どうやって帰ろうか?家にはどうやって入ろう?と頭を巡らせつつ、悲しい気持ちでとっとと降りる準備をしてザックをあげた瞬間、下の雪の中に金属片が。??と車のカギでした。
 現金なもので精神状態がコロッと変わり、感謝感激雨霰、クマさんの恐怖からも解放され、早く降りたい病も吹っ飛び、改めて景色を堪能。狭い山頂。東は断崖絶壁なので何処まで雪庇かわからない。気をつけながら移動し、再度写真とパノラマを取り直し、遠音別岳と羅臼岳、海別岳に感謝して直下の快適な滑走。が、少し降りるとあれだけカリカリだったのにもう超腐れ雪。強風と腐れ雪に苦労しながらどんどん降り、異常な精神状態からは回復したが、夕方になる前に降りたいのは変わらない。褒められたものではないが、左手にGPSを見ながら、溶けてしまった自分のトレースから外れないようにどんどん降り、画面ばかり見ていたので、余計なクマさんの跡に気付かずに済んだことが良かったようだ。気付くとプロトレックの高度計は400mを切り、緩やかな登り返しでシールを着け直し、どんどん下り電線下まで。人工物の下に出るとホッとする。鹿を追い散らしながらシールのまま滑り降り、少し藪を通って林道に出る。あとはチンタラシートラで林道歩き。車に着くと鍵が開けっぱなしだった。
 木端だらけなので、ゲートの外で干しながら道具を拭いていると親子連れがやってきた。上の林道横の水たまりで子供がカエルを採りたいと言ってきかないそうで、しかし雪で奥まで入れない。それでも、ゲート脇の水溜まりでカエルを喜んで採って行った。
 帰りはウナベツ温泉へ。300円。石鹸付。やっぱり良いお湯でした。しかし、さすがにヘロヘロになっていた。

 もう一人では来ないと思うが、登るならもう少し早い時期が良いだろう。

 知床岳とこの山のために急いで手に入れた ”iphone4”
 それで撮った完全パノラマです。↓

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