瑞牆山(十一面末端壁)


- GPS
- 00:41
- 距離
- 1.1km
- 登り
- 340m
- 下り
- 8m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ゆーまさんと瑞牆山へ。
3連休、天気は不安定で内2日間遊べたらという計画であったが、生憎と梅雨明けはならず。日曜は本降りの様子なので、土曜日帰りの計画となった。
5:30にゆーまさん宅の駐車場にバイクを突っ込み、車で一路瑞牆へ。時間の割には混んでいて、流石3連休初日という感じ。
それでも10:00頃には末端壁に到着、コンディションにしてはそれなりに盛況であった。
今回のお目当ては二人とも末端壁、春うらら1P目。
1981年にあの戸田氏にフリー初登され、そこから今ある国内フリークライミングの歴史は始ったとも言われるスーパークラシック課題。クライマーとしては外せないルートだ。
ゆーまさんはこの日3日目のトライ。既にかなり出来上がっていて、今日は期待が掛かる。自分はこのグレードの課題が1dayで終わるとも思っておらず、気負いも無く取りかかる。
・ゆーまさん初便
比較的スムーズに前半をこなし、核心前でしっかりとレスト。上手く入っていったように見えたが、核心でフォール。その後はノーテンでTO。惜しいトライだった。
・自分初便
離陸してカム2つ仕掛けるところまでは、妥当にこなし、そこからの左上に悩む。バチ効きのハンドから上の2手が甘く、モジモジする。検討する間に吸われて行くのを感じ、ある程度でエイヤっと飛び出すが敢え無くフォール。ハングドッグでお触りした結果、バチ効きハンドから一気に左上ガバまで飛ばすムーブを考案。フィンガー苦手だからって逃げたっぽいけど、事実これで大分楽出来るのでこれはこれで解決。
ここから核心部前のレストポイントまでガバを繋いでいき、核心前はゆーまさんの真似をして、上にカムを固め取りしてから一度クライムダウン。
気合で突っ込んで見るもあっけなく弾かれる。
甘いフィンガー。ジャムするポイント、足位置が悩ましい。
事実上ここからの4手程が核心で、上に抜けてしまえばランナウトの恐怖心にさえ負けなければなんとかなる。のだが・・・初便はどうにもならず。
かなり悩んだがムーブ解決にも至らず、まずはズルして抜けてTOを目指す。核心後、右ポケットを取って小ハングの下に立ちこむまでをズルで抜け、そこからは噂の5.9くらいの長大なレイバックセクション。長いのであまり頻繁にプロテクションは取れず、ランナウトに耐える事になる。初便でまだフレッシュだったせいか、怖いながら余裕を持ってそのセクションはノーテンで抜けられた。
やはりあの核心を解決する事だ。あそこさえ出来れば後は集中力で乗り越えられる。
・ゆーまさん2便目
初便同様に下部をスムーズにこなし、核心前のレストポイントまで。やはり自分の触った事のあるルートだとビレイしていても気持ちが分かるので、見ていてもこちらも熱が入る。一声合図があり、核心部に入って行く。手元も安定しており、何より足さばきがスムーズで巧い。これはスイッチ入っている時のゆーまさん。
自分がトライした時にも足位置は悩み所で、ある程度体を上げないと顕著に足を置ける場所はなく、なんとなくの位置を面で押し付けて踏むしか無いのだが、そのなんとなく区間が巧く、左右に力を逃がせているのが見て分かる。
そのまま右手ポケットまで繋がり、これは終わったと思い、プロテクション取ってからは半分以上安心して観戦。
レイバックセクションまで上がるともう遠すぎて、ほぼ何やってるか分からないので、ほとんどロープ感覚だけでビレイしていると突然「うぉっ」と落ちた風の声が聞こえビビるが、テンションは掛かっていない。どうやらスリップがあったらしい。惜し・・いや、無事RP。きっちり決めて来る流石のパイセン。俺は偶然のタイミングか結構、ゆーまさんの強いところを見せ付けられる事が多いのだが、もーりーにも良いところを見せたいと車中で嘆いていたのは内緒だ。
・自分2便目
離陸から下部は安定。1便目に考案した左上ガバ飛ばしは良い感じに繋がった。レストポイントまでもまあまあ問題無し。上部に先にプロテクション取ってしっかりレストしてからいざ勝負。なんとなくマシと思えるところをジャムって飛び出すがやはりあっさりと弾かれる。無策じゃこんなもんだろう。ここからはハングドッグでベタベタお触りタイム。かなり長い時間検討し、マシと思われたパターンは、右手ジャム、左手サムカム、高い位置に飛ばして右手フィンガー。サムカムは丁度親指位置に出っ張りがあって効かせやすいので結構信用出来るが、生憎右手が定まらないのと、やはり足置きに悩んでしまった。かなり高い位置に右足の良いジプスがあるが、これを踏めるまで体を上げるのが難儀だ。
本当にまぐれっぽい一応だが、ムーブは起こして、上部へ抜ける事が出来た。しかし再現性で言うと大きく疑問符が残る。位置的に悩んだが登りたくなくてカム回収しながらクライムダウンで撤退。結果的に登り切った方が楽だったかも・・・
・ゆーまさんT&T
俺が登ってる後半からシトシト雨が降って来てて他パーティも撤収ムードだったが、T&Tトライ。取り付きが既にビチャビチャだったが、先に取り付いていた方が(濡れ的に)まだ行けます!との事で決行。結果、かなり状態は良くなかったようだが、一応トライの体裁にはなっていた。上部核心でフォール。これはコンディションの問題な気がする・・・。
・自分3便目
結構普通に雨降ってるが、トライ。出だしからヨレを感じるが気持ちだけはRPを狙う。つもりだったが、下部のなんでもないところでテンション。ヨレ過ぎ。ついでに気持ちもヨレる。しかし次に繋げるつもりでトライ。既にRPは無いが核心部も本番想定でレストしてから飛び出す。サムカム、右手、足上げまで繋がるがそこから体が上がらない。もう一つ改善しないと抜けられないかも知れない。またはフレッシュだったら感覚が違うか・・・後半はボロボロで雨の湿気でヌメったせいにしたいところだが、単純に自分が弱いだけだろう。登れる人は普通に登れる程度のコンディションと思う。それだけこのルートは雨に強い。
そんな感じでワークアウトを終え、撤収。
天候の割に17時までやれて良かった。
ゆーまさん、ありがとうございました!またよろしくお願いいします!
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春うらら 11b ×××
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