釈迦ヶ岳
コースタイム
天候 | 雨から曇りからの晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
2つ岩から太古の辻までに登山道崩落箇所あるが迂回コースあります。 深仙小屋の水場は少量の滴程度。 千丈平の水場は大丈夫です。煮沸せずに2日で2literは飲みましたな。 |
ファイル |
晴れた釈迦ヶ岳頂上から弥山、八経ヶ岳
(更新時刻:2012/06/06 11:50) |
写真
感想
予定では、太古の辻から大日、釈迦、孔雀、仏生ヶ岳の縦走を予定していましたが、初日の天候が雨で予定変更しました。
前日の夜に出発し、前鬼駐車場に夜23時到着。
天気予報は雨だったがまだ降ってない。早く降って早く上がることを期待していたので朝の天気が心配になる。
朝3時半に起きるが土砂降り。もう一度寝て待機。
ようやく8時頃小雨になったので止むことを願いいざ出発!
小中坊で奥さんとゼン(犬)が出迎えてくれて和尚さんも泊まりのお客さんもいて話をして、コップ一杯の小中坊の美味しい水を頂く。
ゼンをかまっていると奥さんにゼンを預けられ少し散歩する。
散歩していると和尚さんに庭の大山レンゲが咲いたことを教えて頂く。
出発が大幅に遅れる(苦笑)。
そこからは雨上がりの倒木のコケ、小岩のコケを眺めて歩く。
印や沢を渡るところはロープでコースを外れない様にしてくれてあるので問題なく名所2つ岩に到着し、少し休憩。
二人ともザックの重さに体力を奪われる。
小中坊の和尚さんも伝えてくれたがここの山の水場はかれることがある。
だから、相方さんは水持ち。私はテントと食料持ち。二人とも荷物は10キロオーバー。相方さんは15kはある。
前鬼コースは途中から木の階段が鬼のようにある。相方さんは去年にここを登って階段の数は総数500段あると聞いたと登る前から脅かしていたが、たぶんそれくらいありました。
やっと道に太古の辻まで0.5kmと標識があり少し元気を取り戻すが、沢が土砂崩れでコースが変わっていてなのか、太古まで長い0.5kmでした。
太古の辻に到着したのが12:30で腹が減ったので昼ご飯(昨日買ったいなり寿司と味噌汁あさげ)。
体力回復して、釈迦ヶ岳に向かうが深仙の宿の下り坂で左膝に軽い痛みがある。激しい階段の連続と、荷物の重さで痛めてしまった。まだこの時は軽い痛みだった。相方さんは以前に膝を痛めていてストックを使って登って来たので大丈夫と片方ストックを借りる。すいません。もっと下半身の筋力を付けてストックも使うようにします。
深仙のチョロチョロの水をコップに溜めて、この清水で痛みもとれる。そんなはずはない。まぁ今回は修行登山と始めから言っていたので、この痛みも修行だと釈迦ヶ岳を目指し登頂!コースタイムは1時間30分だが、2時間かけて到着。
しかし、まだ曇りと霧で周辺の展望はなにも見えない。だが、無事にここまで辿り着いたことと日々に感謝。お釈迦様に祈る。雨で途中で消えている線香を焚く。高級な線香なのか場所のせいかすごくいい香りがした。
もう時間も15:00、予定変更の千丈平テント場に向かう。テント近くの水場によるといい感じで水が出てくれています。喉の渇きを潤す。これまたうまーい!お釈迦様ありがとう。
しかし、相方さんは5liter近くの水を持ってきてくれてます。まぁ修行登山とポジティブ!
歩いているとめっちゃ近くに鹿がいる。なぜかまったく逃げない。5メートルくらいまで接近すると逃げて行った。
テント場についてテントを張り周りを見ると鹿が10頭くらいこちらを眺めている。
餌がほしいのか?持ってきたチンゲンサイを投げてあげる。食べずに逃げる。この辺りは鹿が草を食べて残っているのは一面バイケイソウ。
少し早いが夕飯を作る。私の夕飯はとんこつラーメンと野菜炒め。持ってきた玉ねぎをよく炒めて、ウインナーとしめじを投入最後にチンゲンサイを炒めて出来上がり。
その野菜炒めを半分皿にとり、その鍋に水を入れ沸騰したら麺を入れて最後にスープの粉を入れて野菜たっぷりとんこつラーメンの出来上がり。炒める時に塩こしょう、ガーリックで野菜は炒める。すいません料理の日記になるので本題に戻します。
夕飯を食べて相方さんに日本酒を頂き腹一杯ご馳走さまです。
ふと空を見上げると青空になっている。
これは、もう一度お釈迦様にお会いしに行くしかない。もう一度釈迦ヶ岳頂上に着くと、さっきとは別世界!
人間界から天界に来た感じ!
霧もなくなり、北は弥山、八経ヶ岳、東は大台ヶ原と最高の展望!夕日が沈むまで頂上で過ごす。ありがとうお釈迦様!
テント場に戻りまた鹿が増えている。
今日は鹿と一緒に寝よう。
就寝。
2日目、朝は4時に起きてお釈迦様からの御来光を見に出発。頂上に付いてカメラを持ってきてないことに気がつく。まだ4時半、片道20分弱走って行ったら御来光は間に合う!ダッシュでテント場に戻ろうとする途中、昨日の膝が更に痛みを増して再発。ゆっくりテント場に戻りストック使ってゆっくり頂上へ時間は5時過ぎ。日の出の瞬間も撮りこぼし、足も痛める。
今日も1日お願いします。とお釈迦様へ挨拶。一度来たのに挨拶もせずに戻ったバチですな。後は、カメラのような形に残すことに拘らず、自分の目と心に刻んでおきなさい。機械に頼るなという教えを頂いたな~と下山時に話をする。
テント場に戻り朝ご飯を食べて撤収。
帰り道に大日岳に登る計画もこの膝では皆無。相方さんは登って、その間にゆっくり先を行く。
更に帰り道の途中、左膝をかばいすぎて、逆にそれ以上の痛みが右膝に
きた。太古の辻の階段で相方さんに追いつかれる。
私はどう階段を降りると痛みを軽減して降りれるか試す。
これも修行。試練。試して、練る。
いろいろなアビリティーを身につける。いろいろ試した結果、一番はカニ歩き!
二番、巻き戻し歩き!
三番、つま先立ち歩き!
となりました。
結局、カニ歩きで八割は歩き無事に下山。
前鬼の鬼に精神を鍛え上げられた山行でした。
帰り道の約6時間は、今後の膝を痛めた時に使える技を修得したとポジティブに!
朝、夕の太陽を拝ませて頂き、ありがとうございます。
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