543 北根室ランチウェイ(セクションハイク 摩周第一→カムイヌプリ→西別岳→養老牛温泉→開陽台→中標津空港)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 60.9km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:53
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 3:13
- 合計
- 12:32
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:28
天候 | 1日:快晴後曇り、2日:快晴。3日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
2日:光バス停の南500M17:28頃(中標津町営バス俣落線)17:56中標津バスターミナル 3日:中標津バスターミナル6:19(中標津町営バス俣落線)6:40頃、光バス停の南500M ※中標津町営バスは日曜祝日運休。中標津町の公式ホームページで路線図と時刻表を良く確認して利用のこと。 今回は利用しなかったが、養老牛温泉へのバスは土曜日も運休。 ちなみに、俣落線1便から養老牛温泉への1便。養老牛温泉の3便から俣落線中標津方面行き6便への接続を北光バス停で取っているので、養老牛温泉を起終点としたコース設定も出来る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に整備、道標良好。ただし標識は中標津から摩周方向を重視した設置になっているので、今回の逆回りでは、看板の向き等に注意が必要であった。 沢にかかる板橋・丸木橋が一部すべりやすい(カンジウシ川のが渡っているうちに斜めに傾き立っていたら落ちていた。四つんばいだったので無事)。 3日目の山口牧場〜開陽台間の沢のうち1つの橋が壊れていて渡渉。ただしくるぶしまでの水で靴を脱ぐ必要はなかった。 一部、笹が茂る所があるが、踏み跡は明瞭で、問題はない。 牧場内では草地を歩くので、朝のうちはロングスパッツがないと朝露でびしょぬれになるので注意。 |
その他周辺情報 | 養老牛温泉からまつの湯:無料。24時間。完全混浴露天のみ。脱衣所のみ男女別。 中標津:ホテルマルエー温泉の日帰り入浴500円。夕食バイキングセットがお得。バスターミナルから徒歩10分弱。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
9月1日 快晴後曇り
北海道へお墓参り。そのついでに登山を企画する。(どっちがメインなんだか・・・)
30日にお墓参りを済ませ、31日は両親とともに阿寒摩周観光バスでぐるりと周遊し、阿寒湖畔温泉で宿泊。
1日。一人摩周駅に戻る朝のバスに乗車。この朝のバスは9月1日までの限定運行。
そして、摩周駅からのバスも今日までの運行。観光シーズンの最終盤というかんじであるが、紅葉にはまだ早い。
昨日の摩周湖はガスがかかったり、晴れたりという感じであったが、今日はピーカン。阿寒富士も見渡せる好天である。
トイレを済ませると、観光客の喧騒に別れを告げ、外輪山の登山道に入る。
外輪山の登山道はそれほどの急登もなく、右手に根釧台地。左手に樹林越しに摩周湖。でも長い・・・ 日差しがじりじりと暑い。時折、摩周岳折り返しの登山者とすれ違う。
摩周岳への分岐からは結構な急登。しかし登り切った摩周岳からの展望は雄大であった。斜里岳に雲がかかって見えないのだけが残念。
この辺りから雲がかかり始めてきた。まさか降らないよね。今日はもしかしたら雷雨という予報であった。春の和名倉山で雷の恐怖を味わった身としては、今日は逃げ切りたい。
西別岳でパラパラときたが、すぐに止み、また日差しがのぞく。西別岳からは一気に根釧台地の森へと駆け下っていく。
西別小屋にはほぼ予定通りの15時過ぎに到着。水はないが、トイレ、お布団、食器類完備の豪華な避難小屋である。1階には薪ストーブまである。薪はタップリ。小屋の管理をされている方に頭が下がる思い。ありがたく小屋を使わせていただく。(それほど寒くなかったのと火をつける自信がなかったので、ストーブは使わず)
定番のマーボー春雨に今日は鯖缶をプラスした夕食。勿論ビールはサッポロクラシックである。
夕食を楽しんでいると、中標津方面から二人連れが到着。明日摩周岳方面に登るそうである。
これから先の道の情報などを交換し、暗くなった19時過ぎには就寝。夜中は天の川と星々がきらめいていた。ただ、夜一人で外にいるのは、クマが怖い・・・。
9月2日 今日も快晴。
北海道の朝は早い。まだ暗いうちに起きだして朝食と掃除。5時過ぎに出発。今日は勾配はほとんどないが長い。今日は中標津に宿を取っており、佐伯牧場からの夕方のバスで向かう予定だが、出来れば佐伯牧場の先の山口牧場で夕方のバスを捕まえておくと、明日の行程に余裕が出る。そういう訳で、佐伯牧場の宿泊予約はしなかった。
はじめは森の中、やがて牧草地脇になる未舗装の林道をテクテク歩く。ここからは、標識が立って道案内をしてくれるようになる。
ただ、標識は中標津から摩周方向を重視した設置になっているので、今回の逆回りでは、看板の向き等に注意が必要な個所があった。
一部、笹が茂る所があるが、踏み跡は明瞭で、問題はない。
牧場内では草地を歩くので、朝のうちはロングスパッツがないと朝露でびしょぬれになるので注意。
ケネカ湿原は、結構ぐちょぐちょ。ハイカットの靴であったので水は侵入しなかったが、ハイキングシューズだとやられてしまうかも。
沢にかかる板橋・丸木橋が一部すべりやすい(カンジウシ川のが渡っているうちに斜めに傾きはじめ、立ってわたっていたらきっと落ちていた。四つんばいだったので無事。)
徐々に森から牧草地帯へ入り、モアン山もイイ感じ。登りたいが、今は放牧期間のため登れない。
再び森に入り、養老牛温泉に向かう車道からは、知床の入り口の山々の展望が広がった。
養老牛温泉は次々に宿が閉鎖され、今は1軒のみ。しかも、私には縁のない高級旅館。しかしながら、無料の露天風呂、「からまつの湯」がここにはある。
小さな脱衣小屋で服を脱ぎ、湯に浸かる。すぐ脇には川が流れ、こちらの水は超冷たい!
さっと汗を流して、再びアルキニストに。せっかく汗を流したのに、登り坂でまた汗をかく・・・
森から再び牧草地へと入っていく。
途中の牧場では「ワンワンワン!」とけたたましく吠える3匹の犬がkokudo目掛けて突進してきた。
ストックで身構えるも、2匹は門のところで吠えるだけで、道路にはやってこない。一匹は尻尾を振りながらついて来たり、前をいったりする。
襲われなくてよかったと安堵しながら、何軒もの牧場を横目に見ながら、ついに佐伯牧場に到着。まだ、13時前。これなら、山口牧場には十分たどり着ける。
佐伯牧場内のレストラン牧舎で美味しいランチをいただく。
かぼちゃスープが最高! 別注文のミルクも美味い。
レストランのお隣の席には、な、なんと、このランチウェイを整備した佐伯さんと信越トレイルを整備した方が談笑なさっていた。
信越トレイルは、今年、苗場山まで延長されたそうである。
満腹になったところで、出発。始めはぼ牧場内を横切って、やがて、防風林の中を進んでいく。予めプリントアウトした地図とはルートが違っている箇所がある。
やはり、牧場内を通るのは難しんだなと感じつつ、歩みを進める。
もうすぐ今日の終点というあたりでは、何台もの機械で牧草を一生懸命刈り取っている様子を見た。冬に備える準備がここでも進んでいた。
山口牧場の東、車道から離れ開陽台へと向かうポイントで、自由乗降の町営バスが来るのを待った。
バスは貸し切り状態。まあ、通学生を下ろした後の回送状態なので、当然と言えば当然。ちなみに、普段は途中から乗る乗客がいないので、バスが見えたら大きく手を振るなどして乗ることを知らせないと、止まらないです。
今日の宿はバスターミナルそばの素泊まりビジネス旅館。お風呂はシャワーだったので、ホテルマルエー温泉の日帰り入浴500円に入りにいく。しかし、ここで夕食バイキングセットがお得であることが判明。入浴後、食事も済ませてしまった。(バスターミナルから徒歩10分弱。途中コンビニ有り)
9月3日 今日も快晴
3日目、中標津バスターミナルから町営バスで昨日の終点、山口牧場の東側のトレイル分岐地点へと向かう。
今日もいい天気だ。牧草地の横の林の中を進んでいく。何度かアップダウンを繰り返していくが、山口牧場〜開陽台間の沢のうち1つの橋が壊れていて渡渉。ただし、くるぶしまでの水で靴を脱ぐ必要はなかった。
やがて、開陽台が望めるようになって、一度カイヨウ川へ降り、再び登り返す。結構な登りで開陽台に到着。まだ、早朝のため、観光客の姿は少ない。景色は360度の大パノラマ。このままずっと昼寝していたいような気持よさ。
ちなみに、展望台の裏手にテントサイトがあって、2〜3張り張られていた。順路通りならここでテントを張るのもいいかもしれない。
開陽台からは、根釧台地の畑の中をひたすら進む。開陽墓地までは車道を利用するするため、日差しがきつい。(大半は未舗装道路)
開陽墓地からは、ほぼ防風林の中を進む。林の中は涼しくて気持ちいいが、今度は蚊に悩まされる。立ち止まると近寄ってくるのだ。
最後の空港までの30分は再び車道。
ようやく着いた〜。飛行機まではまだ2時間以上ある。
空港前の公園のトイレでまずは、荷物の整理とスパッツなどを乾かしてから、空港ビルに入る。
ちなみに中標津空港の食堂は喫茶店風の1軒のみで、メニューは少なめ。ご注意を。
完歩ではないけれど、ロングトレイルって楽しい!。
また、別のトレイルにも行ってみたいと思う。
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