ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 20006
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳(八ヶ岳)

2006年08月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
kairi その他1人
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年08月の天気図
コース状況/
危険箇所等
登山口から赤岳頂上まで積雪
雪の深さは十数cmから数十cm

赤岳山頂近辺は風が強く
防寒/防風装備必要

感想

八ヶ岳山荘から赤岳山荘までは林道歩きになります
車の車輪跡は、何度も踏み固められているためか
多少凍りついていましたが、
それ以外の場所については凍っておらず
比較的歩きやすい道でした

赤岳山荘を越えると、そこから先は登山道
登山道とは言っても
赤岳山荘までの林道と同様
傾斜はゆるく、歩いていて辛いという感じの道ではありません
道は良い感じに雪が積もっていて
路面状態はとても歩きやすい状態
樹林帯の中だからというのもあるかもしれませんが
風は穏やかで気温もそれほど低くなく
歩くにはとてもよい気候でした

また、樹林帯と言っても空は開けていて
正面には阿弥陀を見ることが出来るため、
歩いていて楽しい道でした

美濃戸山荘を越え1時間ほど歩くと堰堤広場に到着
ここで昼食休憩をとり、
あとは赤岳鉱泉まで一直線
堰堤広場から赤岳鉱泉まではさらに1時間程度の距離でしたが
ここから少し傾斜がきつくなり始めます
とは言っても、まだまだゆるい登り
最初の林道歩きがなければ、何の苦も無く登れる道だと思います

樹林帯が開け、アイスキャンデーが見えたら
そのすぐ先が赤岳鉱泉です

翌日は7時過ぎに赤岳鉱泉を出発

空は雲ひとつない綺麗な青空
ここ最近の山行ではあまり晴天に恵まれなかったので
晴れ渡った空を見て嬉しくなりました
一方でこれだけ晴れ渡っているだけに
放射冷却の効果で気温は昨日よりもぐっと冷え込み
昨日よりも一枚多く着込んでも
まだ寒さを感じるぐらいでした


赤岳鉱泉を出発し、
まずは行者小屋を目指します
その前に、昨日行かなかった中山展望台に寄る事に
これだけ晴れていれば見晴らしもいいだろうと
期待して行きましたが
期待以上によい展望でした
残念ながら北アルプスの方は
山頂付近に雲がかかっていたため
槍を望むことは叶わなかったものの
多くの山々が一望出来、
おもわず歓声
しばしその景色に見とれていました


行者小屋からは地蔵尾根を通って赤岳を目指します
ここから先はかなり傾斜のきつい登り
最初はアイゼンなしで登っていたものの
樹林帯を抜ける前にはアイゼンをつけることにしました
この先も傾斜がきついことと、
樹林帯を抜けると容易に装備を変えることが出来ないだろう
という判断のもとです

樹林帯抜けると、途端に強風が襲い掛かります
時には荷物ごと吹き飛ばされそうになるほど
ただでさえ刺すような冷たさを持つ空気が
風となることで切り裂くような冷たさに。
冬季で森林限界を越えるような登山は
実は天狗岳に続きまだ二度目

冬季登山の装備が中途半端だった私は
途端に体温を奪われます

赤岳展望荘にたどり着く頃には
更に風が強くなり
雪の塊が宙を舞うほどに

風は強くなったものの
天候は変わらず晴天
吹雪くでもなく、視界は良好
引き続き赤岳を目指します

赤岳展望荘から赤岳まではわずか30分程度の道のりですが
岩場が多く、またルートが分かりづらいため
体力よりも精神的に疲れる場所でした

そうしてついに赤岳山頂に到着
赤岳から見る八ヶ岳の山容は
とても素敵でした
私は中でも阿弥陀岳がお気に入りです
稜線の形や山頂付近の形がとても「格好良い」のです
まだ見たことのない方がいらっしゃるなら
是非とも見ていただきたいなぁと思いました

下りは文三郎尾根を下りましたが、
最初は地蔵尾根同様の岩場と鎖場が続き、
かなり神経を尖らせながら下りました
先行していたよねさん達はすぐに姿が見えなくなってしまって
さすがだなぁ、とただただ感心

阿弥陀岳との分岐を過ぎると傾斜は緩やかになり
更にしばらく歩くと樹林帯に入ります
樹林帯に入ると途端に風がなくなり
傾斜もゆるくなっているためか
とても歩きやすくなりました

行者小屋で軽食を取ると、
あとは美濃戸山荘まで一直線

途中、雪がほとんどなく
凍りついた道が続きます

行者小屋から美濃戸山荘までの行程は
美濃戸山荘〜赤岳鉱泉のルート同様
ゆるい傾斜の道が続きます
赤岳鉱泉へ向かう道との違いは
アイスバーンの多さだけ
これがなければもっと歩きやすい道だったと思います

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:636人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら