キナバル山4,095m

コースタイム
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:56
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
|
写真
高温多湿を予想して、タイツに短パンにキナバル用に購入した超薄手の長袖シャツの私は、寒むぅぅ・・・・ すぐに長ズボンに履き替え、上は半袖を重ね着
ポーターは前日に不要と連絡済で私たちは 約 7kgと軽装
ちなみにポーターは5kg 40RT/日
休憩所は約1km毎にあり、水洗トイレと屋根つきでゴミ箱が設置されている。 日本ではゴミは持ち帰りが鉄則だが、ここでは清掃業で食べている方が居るので きちんと捨てれば問題ない。
低酸素での登りは、けっして楽ではない。
歩幅を小さくしゆっくり、登るのがコツ
受付を済ませ割り当てられた100mほど下のWaras Hut へ ガイドとは、翌朝02:00の軽食と登山開始02:30の約束をして別れる。彼らはスタッフ専用部屋へ泊まる。
富士山で経験済みの高山病・・・一時間は眠らないようにしたが少しウトウトと眠ってしまい起きたら高山病症状、39℃の風邪症状で頭痛、吐き気で食欲が無くなる。
持参した、バファリンA (アスピリン系が効く) 私は二時間ほどで効きだした。
夕食より、軽い内容になっていたが食べれなかった私にとっては最高のご馳走・・・・ ハイエナのように食べた。((笑))
服装は、フリースジャケットにフリース帽子、ライトダウン、ゴアテックス上下に防水手袋、LEDヘッドランプ
低酸素で真っ暗な中を黙々と3時間の登り・・・・・
寒さで手が痛く、途中で持っていたビニール袋を手袋の上に被せて風を防いだが寒さで手が痛くなった。
3800mから少し斜度がきつくなる。
寒さで眠気に襲われながら、延々と続く岩盤を登り続け、途中、ヨロヨロとして気がつくと眠りながら登っていた。・・・
空気が薄く思うように足が出ない。 ゆっくり、ゆっくり、小さな歩幅で呼吸数を上げて寒さで痺れる指を揉みながら・・・・ 黙々と登っていく。
上を見れば先行している登山者の明かりが遠くまで続く・・・・
この二ヶ月毎週、登山して体力的には不安は無かったの・・・・
やはり、3500mを超えると富士山より遥かにキツイ、寒さと眠気に襲われ・・・ 登れるのかと不安になる。
ここまで来たんだから絶対登るぞ!! ここを制覇して次はキリマンジャロだ!! ここは通過点だと自分に言い聞かせ、やっとのことで山頂直下までたどり着く、最後は急斜面を70mほど登れば山頂、急に足取りが軽くなり意外にもヒョィヒョイ と登れた。
目標が見えると言う事は自分を奮起するのに大事なことだと思った。
2014/7/21 05:42 KINABALU Low's Peak 4095m 登頂
3300m からの下り、3h06分
BowさんとPHQに戻る。(下山途中、スターロンさんがBowさんと連絡を取ってくれた)PHQ近くのレストランでラン・・・・・
感想
☆私が欲しかった疑問に答えて
1.両替・・・ 深夜の到着ですとコタキナバル空港での両替はできません。
成田での両替がいいです。 登山してホテルに戻るまでであればチップや軽食程度の費用として1名400RT(約 12000円)もあれば十分です。
2.山頂でコーヒーを飲むには、現地ではガスは手に入りません。
今、思えばガソリン・ラジュース(スベア123)を燃料を抜いて持参して、ガソリンは現地調達の方法がありました。
3.登山口は1800mあり、寒いので虫はいません。
虫除け対策は、不要でした。
4.ケイレン対策のポカリスエットは、粉末で持参して現地でぺットボトルの水で作ります。ビニール袋に500mL毎に用意すると便利です。
5.山頂は0℃付近です。防寒着、防寒手袋は必須です。
6.高山病には、バファリンAが効きます。(アスピリン系)
効くまで約2時間、効果は6時間程度です。
7.3300m Laban Rata Resthouseで水は手に入ります。
8、深夜にコタキナバルに着く便で6:30迎えからの登山は寝不足で高山病の元です。
深夜到着便の場合、翌日はoffし翌々日からの登山が健康的で良いと思います。
また、工程もご来光を見るためには、深夜2時半からの最終アタックとなりますが
真っ暗な中の登山は景色も見えず寒くて辛いものとなります。
3300mから、日の出後に登頂し、戻って3300mで更に一泊して下山するのが
景色も堪能できていいと思います。
私が経験した初日、殆ど寝ない登山スケジュールでは、3300mから登頂して1800mまで下山は、それ程困難ではありませんが
初日の1800mから3300mへ登り一泊、深夜に山頂アタックは、正直、富士山に二度連続で登るほどの苦労を味わいます。
航空会社も羽田−コタキナバル直行便が時間の無駄が無くていいと思います。
9、チップについて
登山に限ったことで、街中では不要です。
あくまでも気持ちの問題です。 渡し方は何気なく、そっと手渡す。
ツアーの案内にチップは区間ごとに記載されているが一人分なの二人でも一緒なのか? 判らなかったから失礼の無いように単純に2倍を渡した。
(後にBowさんに聞いたところ、チップは1ファミリーと考える、あとはお礼の気持ちだからと・・・・
・ホテルから登山口は遠いので片道50RT、登山ガイドは50RT、他の近場の送り迎えは20RT位だとのこと何かと親切に面倒見ていただいたので多めに渡した)
一回の行為に対する感謝の意味です。( )内は案内書の金額で実際渡した額です。
・空港からホテル間・・・ドライバー *** RT(20RT) / 通訳70RT(20RT)
*** ドライバーと通訳をまとめて渡したが後に個別にするべきだと反省
・ホテルからキナバル間・・・・ドライバー*** RT(40RT) / 通訳80RT(40RT)
・登山ガイド・・・2日間、僕らは二人だったので100RT(40RT)
・ホテルから空港間・・・ドライバー 20RT(20RT) / 通訳40RT(20RT)
10、タクシー
メーターは無いので、乗る前に価格を交渉する。
市内から博物館まで20RT 程度
博物館の帰りに、タクシー待ちしていると、白タクらしき人物が送って
くれると声をかけてきた。 しばらく前から僕らを監視していたので怪しいと
思っていたので断った。
まぁ、親切と思いきや、変なところに連れて行かれて、身包み剥がされるか
買い物させられるのが落ちでしょう。
11、コーヒー事情
コーヒーをコピーと発音している。 ブラックコーヒーは、砂糖が入っているので
ノーミルク、ノーシュガーと注文する。
12、トイレ事情
ショッピングセンターでも有料で入り口でおばさんに料金を支払う。
トイレットペーパーは無いので、おばさんから別料金で買う。
ウォシュレットは、ホテルにも無い。
トイレには、小さな手桶があるが、現地人が水を入れて不浄の左手で
ウォシュレっトするらしい。・・・ホース付き見かける、使い方は工夫してください。
これを知ってからエスカレーターで左手は触れないようにしました。
当然、握手や食事は、右手です。
13、買い物
土産は、シッピングセンター内のスーパーが安く買える。
果物等はもちろん、市場は、もっと安い。
キナバル山は、世界遺産で日本の建設会社が作った登山道らしく、よく整備され管理されています。(富士山の山小屋は比較にならないほど貧相で恥ずかしい)
上部は氷河期に削られて出来た一枚岩の山で壮大で美しいです。
是非、友人を誘って又来たい山です。
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