記録ID: 200442
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ハイキング
甲信越
霧ヶ峰 〜ほとんど行った内に入らない編〜
2012年06月19日(火) [日帰り]


コースタイム
06月19日(火曜日)
0640 高尾駅発
0930 上諏訪着
1000 車山肩、登山開始
1200 ビジターセンター着
1300 上諏訪着
0640 高尾駅発
0930 上諏訪着
1000 車山肩、登山開始
1200 ビジターセンター着
1300 上諏訪着
天候 | 台風4号接近中。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風4号が迫ってるってのに、わざわざこのタイミングで出発。悲しいかな、定年退職後の中高年ならまだしも、仕事の合間にトレッキングという悲しき勤め人は、「台風来るなら翌日に延期」ってわけにはいかないのです。天気予報では20日がピーク、じゃあ19日に済ましちゃえばいいよネ! という希望的観測を胸に、いざ出発! ところがどっこい、出発早々、ガイドブックのコピーしたやつを丸ごと忘れるという大きなミス。始発電車に乗る前に気づいたんだけど、今回の移動スケジュールはキツキツなので、今から家に取りに帰っても間に合わない。やっぱり徹夜で出発すると頭が働かなくて危険だわー。徹夜で登山ってマジ危険だと思う。でも自分、午前1時に退社上等な職場でして、そっから家帰ってご飯とか風呂とかやってるうちに3時になって、で午前5時半の電車乗るとなると、やっぱり寝てる暇ないんですよね。寝ちゃうと起きられないし。これはもうしょうがない。せめて行きの電車の中で仮眠取ろう。でも乗り換えとか遅れないようにしなきゃ。 という感じで、中央本線で長野県は上諏訪駅までは無事に着いたのですが、ここでもさらに致命的なミスが発覚! なんと、予定していた09:50発のバスは、土日限定だった! http://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/kamisuwa_kirigamine_shirakabako_chino.pdf ガッデム! なんてわかりにくいんだ、この時刻表! いや、別にわかりにくくないんですけどね。ちゃんと読まなかったオレが悪かったんですけどね。でもちょっと聞いてくださいよ奥さん。今回利用したかったのは「上諏訪駅諏訪湖口(発)」→「車山肩」ってルートなんですけどね、よく見るとさー、平日行く人は、12:50発か、★マークの16:45発の、2本しかないわけですよ。一日2本って、どうなのこの本数? これでいいのか、霧ヶ峰! タクシーばんばん使えるお金持ちだけか? そういうセレブだけが行ける山でええのか? すっかり変わっちまったなあ、あの頃のお前はもっと純粋だったよ。サッカーボールを追いかけていれば、それでよかったはずじゃないのか!? ま、7月21日以降はもうちょっと本数増えるんですが、せっかく観光地アピールしてんなら、もうちょっと考えてほしいです。 でもそもそも、この時点で霧雨がさらさらと降り出していまして、駅前の観光案内所でも「これから台風も来るってんでさらに強くなりますよー、霧ヶ峰行っても花も景色も全然見えません、止めた方がいいです」と、僕らの前にいた中高年の女性二人に、明らかに中止を勧告。でも僕らは雨でも、行く気満々でした。霧ヶ峰は山というより、ほぼ平地のような湿原がメインの、まあぶっちゃけ散歩コース。雨の中でもそんなに辛い行程にはならないだろう。多少景色が見えなくても、せっかく来たんだし、行くだけ行ってみよう。そう思って案内所を後にすると、「すいませーん」。さっきの女性が二人が追っかけてくる。「ね、一緒にハイヤー借りて、車山肩まで行きません?」。おお、なんという救いの手。そしてこの出会いが今回の旅をさらにワイルドにするのであった。 タクシーの中で、お二人が姉妹であること、特に妹さんの方が、いろんな山に登っておられることを聞く。ところで、ずっと気になっていたんだけど、お二人の喋るイントネーション、かなり馴染みあるんですが……。 「もしかして、津軽の方ですか? 僕、青森出身なんですけど」 「おろ? 私たち、弘前だよ!」 「あ、僕も弘前です、弘前高校です!」 「わいは!(あら、やだ!)」 ということで、すっかり意気投合してしまい、そのまましばらくローカルトークは続いたのであった。地元でお薦めの山だと、岩木山よりも八甲田山だそうだ。梵珠山(ぼんじゅさん)も崩山(くずれやま)も悪くないとのこと。うわあ、梵珠山なんて、高校の勉強合宿で使ったとこじゃねーか。テンション上がるなあ。しっかし霧ヶ峰で飛び交う津軽弁。なんという不思議な光景でしょう。 で、霧ヶ峰の登山口である車山肩に着いた頃にはもう雨もすっかりシャワー状態。ほんとにあたり一面、霧。なーんにも見えん。登山道がどこかもわからない。しばらくうろうろして、ようやく入口を発見。こうなったらもうみんなで行きましょう、ということで、レインウェアに身を包んだ、まるで宇宙飛行士のような4人が、未知の探査へと乗り込むのであった。 とはいえ、景色も見えず、アップダウンもあまりなく、快適なトレッキングとは言いがたかったので、主にトークを楽しんで過ごしました。最高峰の車山にも登らず、八島ヶ原湿原を抜け、ビジターセンターに着いたところで再びタクシーを呼び、上諏訪に戻ったところで連絡先を交換し、解散。今回は出会いに救われた登山でした。まあ、結果オーライかな。雨で景色は見えなかったと書いたけれど、それは期待していたものが見れなかっただけで、実は雨にけぶる森林とか池とかも、それはそれで幻想的で楽しめたのでした。 でもまたリベンジはするぜ、霧ヶ峰! 《反省点》 ・いきなりガイドブックのコピーを忘れたりしないように! ・やはりダウンジャケット持ってくるべき。高地だし雨だし。 ・時刻表、きっちり見る。土日と平日の違いに注意! ・どんな天気でも日焼けどめは塗る。意外と日に焼けてる。 ・ロングパンツにベルトは不要だった。 ・ティッシュ、ウェットティッシュは必ず用意。 ・帰りの高速バスに関して。中央道日野で降りて甲州街道駅まで徒歩7分の方が、新宿まで帰っちゃうよりも近い。今後はそのルートを頭に入れておこう。 ・帰ったら、泥で汚れたレインウェアを手洗いしよう。 |
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