丹沢/源次郎尾根

2006年06月29日(木) [日帰り]

コースタイム

戸沢6:55-書策新道-源次郎尾根-8:10下ノ草原(源次郎尾根1130m付近)-
花立山荘上部9:11-9:26塔ノ岳9:42-9:55花立山荘10:04-上ノ草原(1200m付近)-
10:30下ノ草原-書策新道下部合流-11:27戸沢

天候

曇り時々晴れ

コース状況／危険箇所等

源次郎尾根

花立山荘のすぐ上、大倉尾根1330mあたりから南東に向かい、戸沢近くまで
伸びている尾根で、一般登山道はない。
下部から取り付くには、まず書策(カイサク)新道をジグザグに登り、
新道が水無川本谷に向かいトラバースするあたりから、上に伸びる尾根に取り付く。
前半は杉の植林帯をストレートに登ると、1130m付近で急に視界が開け
芝の草原状となる。これが通称「下ノ草原」。北側斜面は一部ザレている。
草原のドン突きに来たら20mほど左へトラバースし、
少し滑る土斜面を上がると「上ノ草原」が続く。
この草原はとても広く開放的で気持ちがよい。
丹沢にもこんな素晴らしい尾根が残っていることに驚くであろう。
この草原状のどん突きもやや左側へずれて巻くように登ると
比較的しっかりとした踏み跡の尾根に導かれ
源次郎沢の詰めでもある、これまた開放的な草原の尾根に行き着く。
あとは踏み跡に従えば大倉尾根/花立山荘の上部80m地点に飛び出す。
全体的に営林署が付けたと思われる古い赤テープや白ビニールが
所々付いてはいる。
下りに使うとなるとコンパスワークと読図の要領が必要であろう。
花立から戸沢に降りる路は一般道として天神尾根があるが
丹沢の隠れた美しさと眺望を、他の登山者に会うこともなく独り占めで
体験できるのがこの源次郎尾根である。


<注意>
源次郎尾根を下降する場合、中間部まで非常に太い尾根であり
間違うことが多い尾根です。
読図力に長けていないと降りてはいけません。
よくある間違いは、源次郎沢の途中(特にF2とF1の間)に降りてしまうケース。
ここは10m近い崖の上で、末端近くの木はあてにならず
懸垂下降するには少し上部のしっかり生きている木を使うことになります。
したがって40m程度のロープと懸垂下降できる装備および技術が必要です。
正しく降りれば書策新道に合流します。
中間部で植林帯に入ったらあとの植生はずっと植林帯です。
南側の広葉樹林になってしまったら間違った尾根を下降しているとみてよいでしょう。

ファイル

非公開 2012.xls

計画書
（更新時刻：2010/07/28 08:54）

写真

6/29 9:09

花立山荘上部８０ｍにある源次郎尾根下降時の入口

6/29 10:08

源次郎沢からの詰め場所

6/29 10:09

源次郎沢詰め尾根から源次郎尾根への入口

6/29 10:11

源次郎尾根上部を下る

6/29 10:14

少し開けた崩れやすい赤土の急斜面を下る

6/29 10:17

すぐ左側へトラバース気味に下る

6/29 10:22

唯一藪の中へ。踏み跡はある。

6/29 10:24

蓮などが目に付く

6/29 10:25

上ノ草原に

6/29 10:29

下の草原入口

6/29 10:42

下ノ草原

6/29 10:42

下の草原の出口方向

6/29 10:46

１０８０ｍ付近の二俣（左尾根へ）

6/29 10:50

不思議な色をした緑岩

6/29 10:52

杉の植林帯が続く

6/29 11:14

書策新道と合流