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記録ID: 2014882
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ハイキング
日光・那須・筑波

那須・三本槍岳…那須が強風になる気圧配置

2019年09月12日(木) [日帰り]
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コースタイム

作業時間は約6時間でした。
天候 晴れ、 稜線では強風、  14℃
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
峰の茶屋P、 トイレ、登山ポストあり。
コース状況/
危険箇所等
全般に浮石や落石に注意。
峠の茶屋P。好天を期待してか車が多いです。
ただ、やや強い風で木が揺れています、、、。
2019年09月12日 08:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 8:57
峠の茶屋P。好天を期待してか車が多いです。
ただ、やや強い風で木が揺れています、、、。
中の茶屋に着くと、やっぱりの強風。RWが止まってますからね〜。
2019年09月12日 09:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 9:21
中の茶屋に着くと、やっぱりの強風。RWが止まってますからね〜。
この付近のリンドウも開花。
2019年09月12日 09:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 9:22
この付近のリンドウも開花。
強風の中、登山道の整備も進めます。
2019年09月12日 09:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 9:28
強風の中、登山道の整備も進めます。
峰の茶屋手前のリンドウ。


2019年09月12日 09:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 9:51
峰の茶屋手前のリンドウ。


峰の茶屋避難小屋にはたくさんの登山者。救助隊員として強風注意を呼び掛けます。
2019年09月12日 09:55撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 9:55
峰の茶屋避難小屋にはたくさんの登山者。救助隊員として強風注意を呼び掛けます。
剣ヶ峰をトラバース。カリヤスモドキのたなびきで強風がわかると思いますが、だいたい20〜24mの強風。ただ、凶暴性は無いので、耐風姿勢を取りながら通過します。
2019年09月12日 09:55撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 9:55
剣ヶ峰をトラバース。カリヤスモドキのたなびきで強風がわかると思いますが、だいたい20〜24mの強風。ただ、凶暴性は無いので、耐風姿勢を取りながら通過します。
9時の地上天気図。立て込んだ縦縞の等圧線はありませんが、弱いながらも冬型の気圧配置。こういう時、那須岳の稜線では猛烈な風が吹くとこが多いんです。
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9時の地上天気図。立て込んだ縦縞の等圧線はありませんが、弱いながらも冬型の気圧配置。こういう時、那須岳の稜線では猛烈な風が吹くとこが多いんです。
剣ヶ峰ではリンドウが見頃。
2019年09月12日 10:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 10:01
剣ヶ峰ではリンドウが見頃。
ここから三本槍までは剪定も進めます。
2019年09月12日 10:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 10:06
ここから三本槍までは剪定も進めます。
ここは南東斜面なので風は穏やか。
2019年09月12日 10:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 10:07
ここは南東斜面なので風は穏やか。
エゾリンドウがお見事!
2019年09月12日 10:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 10:09
エゾリンドウがお見事!
恵比寿大黒の鞍部も強風です。
2019年09月12日 10:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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恵比寿大黒の鞍部も強風です。
那須のカッパドキアを過ぎると、
2019年09月12日 10:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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那須のカッパドキアを過ぎると、
朝日岳が見えます。ミニ穂高と言われるのも納得。地元の人は誰も言わないけど、、、、、。
2019年09月12日 10:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 10:46
朝日岳が見えます。ミニ穂高と言われるのも納得。地元の人は誰も言わないけど、、、、、。
朝日の肩着。 ここも強風です。
2019年09月12日 10:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 10:59
朝日の肩着。 ここも強風です。
三本槍岳と1900m峰。この稜線も暴風でした。
2019年09月12日 11:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 11:20
三本槍岳と1900m峰。この稜線も暴風でした。
清水平へ下ります。
2019年09月12日 11:34撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 11:34
清水平へ下ります。
清水平から三本槍岳。木道は傾いていますが、左に迂回路あり。
2019年09月12日 11:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 11:52
清水平から三本槍岳。木道は傾いていますが、左に迂回路あり。
その先は、笹や枝の剪定も行います。
2019年09月12日 11:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 11:57
その先は、笹や枝の剪定も行います。
リンドウは終盤かな。
2019年09月12日 11:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 11:59
リンドウは終盤かな。
そのかわり、一部で紅葉が始まっていました。
2019年09月12日 12:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 12:26
そのかわり、一部で紅葉が始まっていました。
三本槍岳のリンドウも終盤です。
2019年09月12日 12:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 12:27
三本槍岳のリンドウも終盤です。
あ〜、ここの水たまりは対策を考えねば。
2019年09月12日 12:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 12:47
あ〜、ここの水たまりは対策を考えねば。
三本槍岳着。今日は二刀流で整備。
2019年09月12日 12:55撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 12:55
三本槍岳着。今日は二刀流で整備。
流石山、三倉山方面。
2019年09月12日 12:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 12:54
流石山、三倉山方面。
甲子旭岳方面は少し色づいています。
2019年09月12日 12:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 12:54
甲子旭岳方面は少し色づいています。
整備を進めながら下山。
2019年09月12日 13:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 13:01
整備を進めながら下山。
ドウダンツツジとスダレ山
2019年09月12日 13:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 13:11
ドウダンツツジとスダレ山
峰の茶屋から下山する頃には風も収まっていました〜。
2019年09月12日 14:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 14:42
峰の茶屋から下山する頃には風も収まっていました〜。

感想

 木曜日は晴れの予報。しかし、天気は晴れでも風は強風。早朝は暴風だった模様で、早い時間に登った登山者はピークに立てず、多くは下山してきたようです。

 秋の那須岳では、晴れているけど暴風で山頂に登れないことがたびたびあります。この日の風予想はほとんどのサイトで12〜15m。しかし、自分は過去の経験から25m〜30mを予想。峰の茶屋避難小屋で引き返すことも視野に入れて登りました。コンピュータ予想値は、おそらく地形的な考慮は入っていないと思うので、山によってはその値をう鵜呑みにするのは危険です。特に、那須岳では北西の風の時が要注意です。

 案の定、峰の茶屋ではかなりの強風で、推定20〜24m。ただ、自分が予想した凶暴性は無かったので、耐風姿勢を取りながら通過することが出来ました。

 剣ヶ峰の鞍部や牛ヶ首、朝日の肩などは風の通り道になっていて、2000m未満の山としては想像を絶する強風が吹くことがあります。そんな時はほとんどが西高東低の冬型の気圧配置で北西の風。

 北西の風の時に強風になる理由として、マクロ&ミクロ的な地形があります。マクロ地形としては那須岳の北西方向に高い山が無く、冬の北西の季節風が直接那須岳にぶつかること。ミクロ的地形としては、剣ヶ峰周辺が漏斗状の地形になっていて風を集積しやすいことがあげられます。

 特に、厳冬期の風は凶暴で、時に40〜50mの猛烈な爆風になることがしばしばです。そんな時は危険なのでとてもピークには立てません。ただし、同じ西高東低の気圧配置でも、爆風の時と登山可能な強風の時があるので、ちょっとした風向きの違いで風の強さが違うようです。

 これから那須岳では紅葉の登山シーズンを迎えますが、この記事が安全登山の参考になれば幸いです。 自分は強風のなか登っていき、怪我をしたり帰らぬ人となった事例をいくつも知っていますので、、、。

 

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