行くぜ、東北。蔵王連峰


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,109m
- 下り
- 236m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:35
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:ミヤコーバス 遠刈田温泉停留所 |
写真
感想
山形県側の蔵王温泉から登り宮城県側の遠刈田温泉へ抜ける計画を立てる。
コースタイムでも何とか仙台行きの終バス(17時20分)には間に合そうだし
何ならロープウェイを使ってもいい、というこだわりの少ないプラン。
山形市の前泊地から最寄りのバス停まで歩き、蔵王温泉行きのバスに乗る。
バスは期待していた以上に標高を稼いでくれて、ありがたいと思った。
蔵王温泉バスターミナルに到着、実はこの地に来るのは30年ぶり2回目。
スキーに熱中していた学生時代、東北のスキー場を回っていた時に訪れている。
吹雪いてとても寒かった事と、玉こんにゃくが美味しかった事が思い出に残る。
そんなことを考えながら温泉駅へ移動、まだロープウェイは動いていない。
せっかくなので下から歩こうと登山口を探し、スキー場の外れに見つけた。
雨予報にはなっていたが、降雨量が少なそうなので降らない事を期待していた。
残念ながら登りだしてそんな経たないうちに、予報通りに小雨が降り始めた。
樹林帯の中で直接雨を浴びないし、この程度は仕方ない、と割り切って歩く。
しかし雨脚はどんどん強まっていき、すっかり本降りの雨になってしまった。
レインウェアを着ずのままだったので、頭の天辺からつま先までずぶ濡れになる。
気温がそこそこ高く、登りで発生する熱量もあり、濡れたままでも寒くはない。
ロープウェイの山頂駅に着くと、傘を差した観光客が数名散策していた。
蔵王の地蔵岳はスキーで訪れたときに、スキー靴のままで登ったことがある。
また登っておきたいところだが、道中はまだ長いのでトラバース道で先を急ぐ。
この辺りからさらに雨は強くなり、遠刈田温泉まで行く気持ちが失せていく。
蔵王連峰では最高峰の熊野岳に到着、山頂には避難小屋があったので雨宿りする。
濡れた服を着替えて食事をとる、遠刈田温泉まで行く気はすっかり消えていた。
ロープウェイ駅に戻るか、刈田からバスで蔵王温泉経由で山形駅に戻るか考える。
バスは13時発、時間が余るが刈田まで行くと途中お釜が見えるかもしれない。
今は強い雨脚が弱まることを期待して、避難小屋でしばらく待機してみた。
結局雨は弱まることがなかったが、11時になったので刈田へ向かい出発する。
途中ソロの女性登山者とすれ違ったが、逆ルートで登って来たのだろうか?
先へ進んでいくと傘を差した観光客が現れ始め、レストハウスが近いのがわかる。
期待していたお釜もガスの中に確認出来て、何となく思いを果たすことができた。
刈田岳に寄り道しレストハウスに到着、何と遠刈田温泉に行くバスがある。
仙台に出たいのでそのバスを使うことにする、出発は山形行きと同じ13時発。
まだ小一時間あるので、玉こんにゃくを肴にチューハイを飲んでバスを待った。
バスに乗って遠刈田温泉へ移動、町の中心に立派な共同浴場があり入浴料も安い。
鉄分を含んで薄茶色に濁ったお湯は、肌によく馴染んで疲れを癒してくれる。
入浴後はバスで仙台へ向かう、電力ビルの前で降りて一番町界隈を散策する。
仙台には子供の頃に短期間住んでいたことがあり、第二の故郷のように思っている。
その地を離れた後も、同年代の従妹がいる親戚の家へ毎年のように遊びに行った。
小学生の頃はエスパルの屋上で、着ぐるみキャラとのじゃんけん大会に参加したり、
中学生になると、フォーラスで服を探したり、チョコたこ焼きの不味さに憤慨したり
高校生になると、駅前の楽器屋でギターを物色したり、中古レコード屋を回ったり、
大学に入ってからは、仙台の大学に進学した友達と国分町界隈で飲み歩いたり…
東日本大震災のすぐ後に、昔よく行った松島海岸を訪れその変わり様に心を痛めた。
そんな個人的背景があるので、今でも仙台の街を歩くと甘酸っぱい懐かしさが蘇る。
ニルヴァーナ的に言うところのSmells Like Teen Spiritというやつやね。
国分町を彷徨い泥酔状態で仙台駅まで歩き、終電ギリギリの新幹線で帰路についた。
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