蔵王 〜エメラルドグリーンのお釜に会いに〜
- GPS
- 06:19
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,481m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 6:18
ヤマレコでは歩くペースが0.7〜0.8と少し速めに表示されるが、最後はロープウェイで下山しているのだから、そりゃ速いよね。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所なし 登山口に計画書提出のポスト見当たらず (というか、登山口がどこかわからずゲレンデをしばらく上った) |
その他周辺情報 | 蔵王温泉大露天風呂550円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
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感想
3連休で涸沢に出かける計画だったが、あいにくの台風接近。ぎりぎりまで迷ったが、リスクは取れぬと中止になった。代わりに急遽天気が持ちそうな東北の山を頭の中で検索。朝日か蔵王か。比較的地図を眺めたことの多い蔵王に決めて、昼休みの間に詳細計画。
予定通り6時前に蔵王温泉の蔵王中央ロープウェイの駐車場に到着。朝飯を食べながら、周辺の登山情報を探す。が、スキー関連の案内ばかりで登山口がどこかすらわからない。ゲレンデの途中から登山道に入っていくようなので、駐車場からゲレンデを直登することにした。当然登山ポストは見当たらず。メジャーな百名山と思っていたが、地元にとってはスキー客の案内にしか興味がないのか、登山客には不親切なようだ。
祓川コースを登っていく間、稜線に出るまで一人にも出会うことなく、静かな山旅を満喫。途中ゲレンデに出たり、巨大な岩ゴロゴロの急登ありと、見晴らしはなかなか得られないものの、山道に変化がありいつの間にか高度が上がっていた。西側の視界が開けるところまで来ると、朝日連峰や月山、少し南側には雲の上に浮かぶ飯豊連峰だろうか、山形県は良い山が多い。
熊野岳でしばし周囲の景色を楽しんだ後、蔵王といえばコレ、お釜見物に歩き出す。熊野岳から下る間はお釜方面にガスがあり、今日はダメかと思ったが、お釜が見える馬の背分岐まで行ってみると、うっすらガスがかかりながらもエメラルドグリーンの水をたたえたお釜が待っていた。ここからしばらくは馬の背を歩きながらお釜見物。次第にガスも晴れ、はっきりとしたお釜を堪能することができた。
刈田岳山頂では、最近恒例の山ラーメン。ここは車で来れる場所とあって、観光客の姿も多い。ラーメンを食べていると「楽しそうね」と声をかけられてしまった。
もう少し南まで足を延ばしてみるか少し迷ったが、道路と交差しながらの登山道は趣にかけるかと、引き返すことに。来るときは極力お釜が見えるようにお釜よりを歩いたが、帰りは馬の背の平坦なところを歩いてみた。これはこれで気持ちの良い稜線歩き。馬の背分岐あたりで最後のお釜を拝んだら、熊野岳避難小屋まで一気に登り返した。
登り使った熊野岳直登ルートではなく避難小屋からワサ小屋跡に至る道をなだらかに下り、今度は地蔵岳を目指す。ちょっと登って平坦な稜線を行くと地蔵岳。山形盆地を眺めてしばし休憩。ここから地蔵山頂駅まで急こう配を下る。ここには大きなお地蔵さまが鎮座しており、その周りのベンチで昼食をとっているパーティが気持ちよさそう。すぐ近くの三宝荒神山には遊歩道があるとのことから、ちょっと寄り道してみることに。階段状に整備されており遊歩道といえば遊歩道だが、普通にみれば登山道。ロープウェイ駅から近く一般観光客も多いから、登山道ではなく遊歩道と呼んでいるのか。
地蔵山頂駅に戻り、今度はザンゲ坂という困った名前の坂を下っていく。冬はゲレンデなのだろうか急勾配。登りだったらザンゲの気分なのだろうか。そんなことを考えて名が下っていくと、右方向に折れ曲がり、こちらは完全なゲレンデの下りに入ると、さらに勾配がきつくなる。上がってくる人と数人すれ違ったが、見返してみると絶対登りたくないと感じるすさまじい急勾配。急登好きの私でも、こちら側からの上がるのはお勧めしない。
ゲレンデの下のほうまで来るとそろそろ山旅もおしまい。最後は車道かなと思いながら歩くと、ゲレンデの両端に登山標識のようなものを発見。近寄って見るとゲレンデをまたいで登山道が続いていることに気づく。車道よりも山道のほうが足にも優しく、迷わずこの登山道に入って進んだ。しかしほどなく終わりが訪れ、鳥兜山山頂に到着。何かアナウンスが鳴っているが気にせず写真を撮ってロープウェイ駅に行くと、発車時間になっているとのこと。急いで切符を購入し、乗車。乗客3名で下っていく。途中、100mほど離れた樹木の間に蔵王温泉大露天風呂の女風呂が見える、珍しいロープウェイだった。
下山後は先ほど見た蔵王温泉大露天風呂へ。550円。源泉のうちいくつかはそのまま
川を流れ下る、贅沢な源泉の使い方。源泉かけ流しで洗い場はないが、広さは十分でゆったり浸かれるいいお風呂だった。
心待ちにしていた久々の北アルプステント泊はかなわなかったが、天気が崩れる前の貴重な一日を有効に使えた良い山行であった。
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