夏の赤岳
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
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写真
感想
当初はテン泊予定でだったがrikutoの学校行事の都合で日帰りに変更。
高速道路を走っていたときは雲の中に隠れていた八ヶ岳連峰もIC を降りる頃には
徐々に山容をあらわしはじめている。
今日も暑くなりそう。
美濃戸に着いたのは6時過ぎ。
ここからさらにクルマでやまのこ村まで入れるがこの日は満車ということで
クルマを置いて一時間近く歩く。
3連休でこの天気、人気の八ヶ岳だから混雑するのはしょうがないだろう。
我が家と同じようにクルマを止められなかった登山者と一緒に歩きはじめる。
予定外の歩きにrikutoはブツクサ言いながら歩いている。
やまのこ村に到着。
トイレを済ませいよいよ南沢ルートに歩を進める。
今回は日帰りなのでザックを軽量化してrikutoも私もスピード重視の装備。
行者小屋まで2時間の道のりだがそれほど傾斜はきつくはない。
樹林帯を抜けると南八ツのダイナミックな山並がドドーンと目の前に姿を現す。
行者小屋に着くと予想通り大混雑。
色とりどりのテントが張られ沢山の人が休憩している。生ビールが美味しそう。
水場の蛇口からはキンキンに冷えた水が流れっぱなしになっている。
ここが何より素晴らしいのは赤岳をはじめとする荒々しい岩肌をもつ山々を間近に見れること。
ずーっと見ていて飽きることがない。
稜線を流れる雲、緑と茶色に覆われた岩肌。
文三郎尾根には山頂を目指す登山者の列が小さく見える。
「ヨシ、行こう!」
小休止した後、我が家も赤岳を目指す。
まずは地蔵尾根から稜線に出る。
登り始めから急勾配が続く。喘ぎながら辛抱強く登ると森林限界を越え視界がひらける。
さっきまでいた行者小屋が小さくなり始めている。
鉄階段を過ぎるとガレた足場と鎖が続く。
気を抜けないが慎重に足を運べば問題はない。
それより困ったのが年配の団体が次から次へと切れ目なく降りて来たこと。
足場の悪いところで何回もスレ違いをしなければならないことがあった。
もう少し間隔をあけてくれるだけで危険を回避出来るはずなのだが…。
左手は横岳方面、右手は赤岳へ続く道。
赤岳天望荘にはいくつも風力発電用のプロペラがついているが故障しているのか廻っていない。
見上げる赤岳の山腹には登山道がジグザグにはしっているのが見える。
左側からガスが上がって来ているので早くしないと展望が遮られてしまうかもしれない。
休憩も早々に切り上げて山頂を目指す。
足場はガレていて歩きづらく徐々に斜度が増してきて岩場が多くなる。
随所に鎖が設けられているが出来るだけ3点確保で進むように息子に声を掛ける。
最初はビビり気味だった息子も徐々にペースをつかんできた様子。
雨が降ったり風が強かったりしたらこうはいかないだろうが、コンディションさえ良ければ
彼にとってはそれほど難易度の高い山ではないだろう。
ここでまた団体さんの行列と遭遇。「うーん、まいったなぁ。」
登りの私達が脇に避けてやり過ごす。
途中から一緒になった男性と顔を見合わせて苦笑い。(笑)
赤岳頂上小屋はもうすぐ。沢山の人が休んでいるのが見える。
八ヶ岳の最高峰、赤岳(2899m)。
rikutoと登りたかった山のひとつ。
夏はこれから、次は何処に登ろうか。
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