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Yamareco

記録ID: 2091487
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

燧ヶ岳(御池から)❆熊沢田代で撤退☃

2019年11月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:08
距離
5.8km
登り
525m
下り
531m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:52
休憩
0:13
合計
3:05
距離 5.8km 登り 530m 下り 534m
7:09
52
8:01
25
8:26
8:31
12
8:43
8:50
22
9:12
9:13
18
9:31
42
10:13
1
10:14
ゴール地点
天候 雨(広沢田代手前、1700m付近から雪に変わった)
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日の魚沼駒ヶ岳登山口・枝折峠から国道352号で御池駐車場まで55キロ、1時間半。御池から遠回りですが桧枝岐の燧の湯、塩原温泉こばやし食堂経由、酒田まで430キロ、約6時間。
コース状況/
危険箇所等
御池登山口から広沢田代までかなりの急登。スライドした方の情報ですが、広沢田代手前の笹藪でザワザワ音がしてクマの気配があったとか。熊鈴忘れずに!!
その他周辺情報 〇銀山平から御池に抜ける352号は、奥只見湖沿いに走り、この時期、最高の紅葉でした。銀山平の宿が主催する平ヶ岳短縮ルートのプリンスロードへの送迎は、今シーズン終了のようですが、往復11時間の鷹巣ルートの平ヶ岳登山口には沢山の車が。
〇燧ヶ岳下山後の日帰り温泉は桧枝岐の「燧の湯」が良かったです。硫黄泉・源泉かけ流しの熱めの湯が最高でした。
http://www.oze-info.jp/spa/
〇銀山平の「白銀の湯」もお勧め。露天風呂から眺める中の岳・魚沼駒ヶ岳が絶景。
https://www.iine-uonuma.jp/stay/higaeri_onsen/spa_shirogane.html
前日、魚沼駒ヶ岳下山後、浸かった銀山平の白銀の湯。
2019年11月03日 14:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/3 14:42
前日、魚沼駒ヶ岳下山後、浸かった銀山平の白銀の湯。
平ヶ岳最短ルート(通称、プリンスロード)登山口に向かう二俣林道入り口。一般車は通れませんが、シーズン中、銀山平など宿泊者限定で送迎あり。これからはロイヤルロードと呼ぶんでしょうね!!
2019年11月03日 16:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/3 16:02
平ヶ岳最短ルート(通称、プリンスロード)登山口に向かう二俣林道入り口。一般車は通れませんが、シーズン中、銀山平など宿泊者限定で送迎あり。これからはロイヤルロードと呼ぶんでしょうね!!
国道352号からの奥只見湖の眺め。
2019年11月03日 16:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/3 16:21
国道352号からの奥只見湖の眺め。
平ヶ岳 鷹巣ルート登山口。結構、車が停まってました。
2019年11月03日 16:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/3 16:40
平ヶ岳 鷹巣ルート登山口。結構、車が停まってました。
前日、御池に着く前の国道からの燧ヶ岳。明日のてんくらは「B」。「B」でもあそこまで頑張るぞ!!
2019年11月03日 16:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/3 16:49
前日、御池に着く前の国道からの燧ヶ岳。明日のてんくらは「B」。「B」でもあそこまで頑張るぞ!!
当日の御池登山口。
2019年11月04日 07:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 7:08
当日の御池登山口。
裏燧コースと燧ヶ岳の分岐。燧ヶ岳は左。
2019年11月04日 07:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 7:10
裏燧コースと燧ヶ岳の分岐。燧ヶ岳は左。
かなりの急登。
2019年11月04日 07:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 7:29
かなりの急登。
この時期だから光る赤。でも、この頃から気付けば雪が…。
2019年11月04日 07:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 7:48
この時期だから光る赤。でも、この頃から気付けば雪が…。
広沢田代入り口。草紅葉がきれいです。
2019年11月04日 07:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 7:52
広沢田代入り口。草紅葉がきれいです。
広沢田代の標識。
2019年11月04日 07:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 7:59
広沢田代の標識。
苔の上にも雪。
2019年11月04日 08:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 8:22
苔の上にも雪。
徐々に薄っすらと。
2019年11月04日 08:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:35
徐々に薄っすらと。
熊沢田代到着。入り口付近の下り、木道はかなり滑ります。
2019年11月04日 08:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:42
熊沢田代到着。入り口付近の下り、木道はかなり滑ります。
薄っすら雪景色の熊沢湿原。
2019年11月04日 08:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:44
薄っすら雪景色の熊沢湿原。
熊沢田代の標識。
2019年11月04日 08:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 8:44
熊沢田代の標識。
標識から少し先の木道。写真では伝わりませんが、気温も氷点下で木道はツルツル。このまま登っても下りが危ないと感じ、ここで止めました。
2019年11月04日 08:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 8:46
標識から少し先の木道。写真では伝わりませんが、気温も氷点下で木道はツルツル。このまま登っても下りが危ないと感じ、ここで止めました。
でも奇麗ですね。
2019年11月04日 08:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:48
でも奇麗ですね。
ツルツルの木道を慎重に歩きます。
2019年11月04日 08:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 8:48
ツルツルの木道を慎重に歩きます。
この時期の池塘も良い感じです。
2019年11月04日 08:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:50
この時期の池塘も良い感じです。
一日一日、雪に覆われて行くのでしょうね。
2019年11月04日 08:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:50
一日一日、雪に覆われて行くのでしょうね。
ミヤマアキノキリンゾウ?
2019年11月04日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:52
ミヤマアキノキリンゾウ?
エゾリンドウ?
2019年11月04日 08:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:54
エゾリンドウ?
水芭蕉が来春に備え?青々と雪籠りの準備。
2019年11月04日 08:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 8:55
水芭蕉が来春に備え?青々と雪籠りの準備。
2019年11月04日 09:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 9:00
また来年まで!見納めの広沢田代。
2019年11月04日 09:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 9:33
また来年まで!見納めの広沢田代。
すっかり葉を落とした御池方面と奥の会津駒ヶ岳のすそ野。
2019年11月04日 09:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 9:45
すっかり葉を落とした御池方面と奥の会津駒ヶ岳のすそ野。
僅かに頑張る赤。
2019年11月04日 10:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 10:12
僅かに頑張る赤。
無事下山。
2019年11月04日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 10:33
無事下山。
会津バスの窓口。冬眠に備え、皆さん作業していました。
2019年11月04日 10:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 10:39
会津バスの窓口。冬眠に備え、皆さん作業していました。
桧枝岐に下る国道352号沿いの一コマ。珍しい景色。沢?滝?奇麗です。
2019年11月04日 10:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11/4 10:49
桧枝岐に下る国道352号沿いの一コマ。珍しい景色。沢?滝?奇麗です。
締めくくりの燧の湯。朝、「友達は向かいました」と教えてくれた方とお会いしました。
2019年11月04日 11:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/4 11:49
締めくくりの燧の湯。朝、「友達は向かいました」と教えてくれた方とお会いしました。
撮影機器:

感想

てんくらの予報は「B」。しかし、連チャンの車中泊で目が覚めると雨。風も強く、どうしようか迷っていると、「大阪から来た友達だけ既に向かったが、自分はこの天気なので下で待つことにした。」という方と情報交換。雨も弱まったので何とか気を取り戻して予定より1時間遅れで7時にスタート。

ところが、小雨から雪に変わり、熊沢田代の木道は真っ白。先行者は一人いるハズだが、誰にも会うことも無く、ツルツルで山頂まで登ったとしても、このまま降り続ければ下りが大変なことになるのではと不安がよぎる。先行者は大丈夫か?この時期だからと持って来たチェーンスパイクを車に置いて来てしまったことが悔やまれる。

まして、昨夜の遭難騒ぎ(※)のこともあり、自分が迷惑を掛ける事態になったらシャレにならない。昨日の魚沼駒ヶ岳の充実感もあり決断は早かった。「止めよう!」。まさかの撤退でも、また来れる楽しみが増えたと気持ちを切り替えると、雪化粧の湿原は静かで凛とした心地良い空間に感じられた。8時50分下山開始。

広沢田代を過ぎて間もなく男性が降りてきて追い越される。「大阪の方ですね?」と尋ねると違う人。間もなく山頂の男性が上に一人いるとのこと。この人と撤退前にスライドしていれば山頂だったかな(笑) 複雑な思いが湧きつつも、東北最高峰の晩秋の紅葉と初冬の雪景色を同時に体感できて”満足!満足!”また来年来れるぞ!!

P.S. 桧枝岐の新蕎麦も魅力でしたが、青森県黒石市ならぬ塩原温泉の「つゆやきそば」とやら食してみようと塩原温泉経由で。元祖という食堂にたどり着くと想像を絶する長蛇の列。帰宅時間を考えると素通りしてしまいました。遠回りしたあげく目的達成ならず。最短コースで帰れば良かったな〜(´;ω;`)。今日二度目の判断ミス??


【「関係ない」遭難騒ぎについて】
前日(11/3)、魚沼駒ヶ岳下山後、御池駐車場に5時過ぎに到着。既に辺りは暗くなってました。車中泊の準備をしていると、ヘッデンの40代位の男性が下山してきた。朝6時に出発して午後6時前?そんなにコースタイム長かった?また間もなくすると30歳前後の男女ペアが。聞くと中国人で9時に出発したという。こちらも掛かりすぎ?

もう寝ようかと午後8時過ぎに寝袋に入った時でした。窓ガラスをたたく人が。よく見ると先ほどの中国人ペア。この冷え込みの中、2時間も駐車場にいたらしく二人はブルブル震えていた。車の中に入れて話を聞くと、てっきり二人は燧ヶ岳往復と思っていたが、実は4人で裏燧林道を尾瀬ヶ原へ9時に出発、別の男女二人(中国人らしい)は燧ヶ岳を登って御池に戻ると言って13時頃に別れたとか。まだ山の中にいる人の車が駐車場にあり、その二人は鍵も無いので車に入れずパニックになっていた。無謀な行動と思ったが、これは遭難だと考えるしかなかった。

先ずは、二人の寝場所と通報。御池は携帯がつながらす下界へ車を走らす。最初に駆け込んだ宿。耳を疑った。午後9時を回っていたが事情を話すと、「遅いから泊められない」。緊急時だからとお願いしても、「うちは関係ない」と。警察への通報も、「関係ない」、携帯はつながるかな?といえば、「フォーマならつながる」。ドコモは大丈夫ですか?「だからフォーマならつながるって!!」開いた口が塞がらないとは、まさにこうゆうことか(怒)

諦めて、いや呆れて桧枝岐温泉かぎや旅館さんに駆け込む。再び事情を話し、宿泊は快諾。中国人の二人もほっとした様子。遭難の対応について、宿の若旦那が色々してくれている時だった。急転直下、行方不明の二人と携帯がつながった。今期の事業を終了した尾瀬沼のビジターセンターにいるとのこと。経過はは不明だが、無事で良かった。これで一安心。若旦那の対応に心から感謝!! 再び、御池の駐車場に戻って寝袋に入ったのは午後11時を回っていました。

翌、11/4朝、出発前に御池ロッジ脇の公衆トイレに。いきなりショートメールの着信音が鳴る。そこだけ電波を受信できたのだ。昨夜、今朝、若旦那からのメッセージが入っていた。4人は福島県内の医療機関の研修生らしく、医療機関の方が旅館に二人を迎えに来て、一緒に御池に向うこと、ビジターセンターで保護された二人は、朝食も提供され、午前8時に環境庁の方が沼山峠から御池まで送ってくれることになったとのこと。そして、私の安全登山を祈念するメッセージまで添えられていた。

今回の一件で考えさせられたこと。昨日の魚沼駒ヶ岳と今日の燧ヶ岳、まさに季節の分かれ目。10/28、地元の鳥海山で初冠雪、11/5、月山、大朝日岳が初冠雪で去年より4日、平年より14日遅い観測。山の雪は年々、遅くなっている。地球温暖化などで気象条件が狂ってきており、この時期行ける山、行けない山の基準も変わってきているのでは。例の4人もそうかもしれないが、燧ヶ岳の下山中、前述の方以外にあの雪の中、素足を出したトレラン姿の男女とスライド。さすが、それじゃ危ないよと言ってしまったが、おそらく頂上まで行ったのだろう。

確かに帰宅後、写真を見るだけでは、大した雪でもないように見える。行けたかも知れない。でも遭難騒ぎでいつもの自分と違い極めて慎重になってしまったことは否めないが、「撤退」も大事なことだと、そう思う。お陰様で良い経験ができた。こんな時、皆さん無理は禁物ですよ!! 研修生の皆さん、無事で何よりです。そして、かぎや旅館の若旦那、ありがとうございました。リベンジの燧ヶ岳では、かぎや旅館にお邪魔しよう。「関係ない」おじさん、今度、登山者か困っているときは関係してくださいね(笑)

桧枝岐のかぎや旅館 http://www.kagiya-ryokan.com/

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