【鉄道沿線歩】高山本線.1（岐阜-美濃太田）

2019年11月23日(土) [日帰り]

• GPS: 08:03
• 距離: 30.7km
• 登り: 97m
• 下り: 39m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:04
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:04

7:12 スタート地点
15:16 ゴール地点

07：12　岐阜駅
08：09　長森駅（4.8km）
08：59　那加駅（8.1km）
10：25　蘇原駅（12.2km）
11：11　各務ヶ原駅（15.2km）
12：15　鵜沼駅（19.8km）
13：52　坂祝駅（25.8km）
15：16　美濃太田駅（30.6km）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

岐阜駅
美濃太田駅

写真

11/23 6:59

スタートは前回に続きJR岐阜駅から。

11/23 6:58

岐阜駅前には金色の織田信長

11/23 7:00

最近、岐阜駅前に移設された「丸窓電車」こと名鉄モ513です。以前はこの場所から岐阜市内線という路面電車が走っていました。

11/23 7:02

路面電車時代の敷石とレールが敷いてありました。昔はここを走っていたんだぞという感じ。

11/23 7:12

高山本線は高架線に沿って東へ

11/23 7:55

岐阜市東部になると水田地帯を進んでいきます

11/23 8:09

長森駅に到着。岐阜駅から約4.8km。
小さな駅舎のある無人駅です。

11/23 8:10

長森駅から北を見ると金華山と岐阜城が一望できました。

11/23 8:38

各務原市へ。岐阜から鵜沼までは高山本線にほぼ並行して名鉄各務原線が走ります。名鉄の赤い電車が坂を駆け上がっていきます。

11/23 8:59

那加駅に到着。長森駅から3.2km。
町中にありますがトイレもない無人駅です。

11/23 9:09

新境川を渡ります。春は桜が満開になります。

11/23 9:12

各務原台地の段丘を登っていくと

11/23 9:16

学びの森にあるイチョウ並木。別名「冬ソナロード」と呼ばれています。鮮やかに色づいていました。

11/23 9:16

白いドレス姿の方なども撮影されていました。

11/23 10:06

蘇原駅開設記念碑。高山本線が開業してから約20年後、当時の蘇原村から誓願されて蘇原駅が開業された記念碑です。

11/23 10:25

蘇原駅に到着。那加駅から約3.8km。
駅前に大量に並ぶ自転車が印象的な無人駅です。

11/23 10:29

蘇原駅には以前使われてた川崎重工への引き込み線がありました。

11/23 10:32

各務原市は航空自衛隊岐阜基地があり、その関連企業でもある川崎重工などの工場が立ち並ぶ「航空機の町」です。

11/23 11:04

各務原台地は農業に適さない土地でしたが戦前はサツマイモ、現在はニンジンが名産です。

11/23 11:11

各務ヶ原駅に到着。蘇原駅から約3.1km。
駅舎が新しい無人駅です。この駅はなぜか各務「ヶ」原と書きます。

11/23 11:10

駅の跨線橋から。左奥には八木三山が見えます。

11/23 11:37

やがて沿線は各務原台地の東端を下っていきます。

11/23 11:44

台地の上からは遠くには犬山城なども遠望できました。

11/23 11:58

この日にオープンしたばかりのイオンタウン鵜沼の横を通過。すごい混んでた。

11/23 12:08

鵜沼地区の鎮守。村国真清田神社。

11/23 12:10

岐阜から並行して走ってきた名鉄電車とは鵜沼でお別れ。

11/23 12:15

鵜沼駅へ到着。各務ヶ原駅から約4.6km。
名鉄の新鵜沼駅とは空中歩道で接続されている有人駅です。特急「ワイドビューひだ」も数本停車します。

11/23 12:39

鵜沼からは木曽川沿いを上流へ。河畔からは対岸の犬山城が見えました。

11/23 13:03

成田山貞照寺。日本最初の女優「川上貞奴」が資材を投じて建立したとのこと。

11/23 13:14

鵜沼から上流は険しい山に挟まれており、別名「日本ライン」とよばれる景勝地です。

11/23 13:17

正面の山の上には戦国時代に築かれた猿啄城があり、現在は城型の展望台があります。

11/23 13:19

これより坂祝町へ。中山道もここで一緒になります。

11/23 13:19

以前に通った時と同じくボロボロ廃屋。何とかならないかな。

11/23 13:22

運よく「ワイドビューひだ」が通過

11/23 13:29

中山道の時に立ち寄った「岩屋観音」。今回はパス。

11/23 13:52

坂祝駅の北にはセメント工場があり、以前は高山本線から引き込んで輸送をしていました。

11/23 14:04

坂祝駅に到着。鵜沼駅から約5.8km
古い駅舎の無人駅です。

11/23 13:54

無人の駅舎内には封鎖されたきっぷ売り場の跡。その前にはICカード機。時代を感じます。

11/23 14:04

坂祝は「クルマのまち」をアピールしてます。

11/23 14:29

クルマのまち代表である三菱パジェロの工場。

11/23 14:26

畑の中にこんもりと「火塚古墳」

11/23 14:54

美濃加茂市に入ります。木曽川河岸段丘の下を高山本線は走ります。

11/23 15:11

美濃太田の駅も近くなってきました。美濃加茂市の中心駅ですが、当地は旧・太田町でありその当時につけられた駅名を今も使っています。

11/23 15:16

美濃太田駅前に当地の出身である坪内逍遥の銅像がありました。

11/23 15:35

美濃太田駅からは高山本線のほかにJR太多線と長良川鉄道が分岐しています。手前の茶色い小さな車両が長良川鉄道のディーゼルカーです。

11/23 15:17

美濃太田駅に到着。坂祝駅から5.1km
岐阜駅からは約30.6km
今回はここまで。

撮影機器：

FinePix T500 富士フイルム

感想

KBZ0126

　高山本線は岐阜から高山を経由し富山とを結ぶ路線です。今回歩いた区間は高山線の中で最も古い1921年に開通した部分（岐阜-各務ヶ原は1920年）です。中山道の加納宿-鵜沼宿-太田宿にほぼ並行したルートでもあり、国道21号とも並行している江戸時代から今に至るまでの幹線となっています。

　以前に中山道の同ルートを歩いたことがあるので、なるべくは線路に沿って中山道とかぶらない道を歩いてみました。全体の半分以上が各務原市を横断することになりましたが、江戸時代には不毛の地と呼ばれた各務原は明治以降に飛行場・工業・住宅地とし、今も新たなショッピングモールができるなど発展していることを感じるとともに、鉄道の引き込み線が廃止されるなど輸送の役割が変化していったことも実感しました。

　美濃太田駅では高山本線の名物駅弁である釜めしが販売されていましたが、今年の5月に廃止されたことを最近知りました。もっと前に知っていれば。。残念