恵那山 2190m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2007年06月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
6/10(日)桑園――新千歳8:30――10:20大阪(伊丹)――同窓会(ホテルサンルート梅田)――新大阪16:19――17:11名古屋17:20――18:03中津川・シルクホテル(泊) 6/11(月)シルクホテル――恵那山黒井沢登山口――恵那山――黒井沢登山口――中津川15:47――16:22木曽福島・民宿むらちや(泊) 6/12(日)民宿むらちや――御嶽山中の湯登山口――御嶽山――三ノ池――中の湯登山口――民宿むらちや(泊) 6/13(水)民宿むらちや――木曽福島12:19—13:47JR名古屋――名古屋空港19:55――21:35新千歳22:00――22:47桑園 |
写真
感想
6/10(日)同窓会が終り、二次会は失礼して中津川へ。ホテルの前でタクシーを待つがなかなか来ない。新幹線の時間が迫って、気が気でない。やっと捕まえて乗り込む。運転手は身障者のようだった。何とか間に合って新幹線に乗る。後になって気がついたが、大家君は終わる少し前に帰ったが、新幹線で来たと言っていたから、これに乗っているかも知れない。家は船橋なのだ。
名古屋で乗り換えて、中津川へ着いた。ホテルは駅を出ると道路を挟んですぐ左手だった。カウンターで早速明日のタクシーの手配をする。
風呂に入ってすぐ寝る。10時頃目が覚めて、摘み食いしながら、ザックに入れる物と預ける物との仕分けを完了。
6/11(月)6時5分前身支度して玄関へ。向かいの駅前にタクシーが待っている。すぐ乗り込んで登山口へ。間もなく砂利道となり、所々凸凹の相当な悪路である。これなら大雨のときなど不通になるのも頷ける。
6:45恵那山黒井沢登山口に着く。この山には登山口が4つあるが、ここは中津川にも近く最もポピュラーである。
車2,30台は停まれそうな広いスペースがあり、車が2台停まっている。帰りの時間・2時半と約束して出発。
ゲートを越えて行くと、暫くは立派な林道が続いている。やがてコンクリートのダムのような、橋のようなものがあり、これを渡って右岸に移る。
間もなく登山口の看板がある。車道は尚続いている。
車道が終り本格的な登山道となる。小さな沢を渡って急な斜面を登る。
廃屋となった小屋がある。多雨地帯であり、注意を促す看板が立っている。
樹林の中にゴロ石の道が続く。
道が平らになり、小さな広場にベンチが置かれている。すぐ左手に池があり、野熊ノ池である。池からは綺麗な水が滔々と流れ出ていた。そう云えば、途中「局所豪雨頻度の高い地域」という看板があった。この地域は多雨地帯である。
道はその流れを跨いで樹林の中を登って行く。
辺りは新緑が沸き立っている、という感じだった。
道の左手・谷側が笹だけになり見晴らしが好くなった。山頂も見え隠れしている。
見渡せば光り柔らか風薫る 木々みな萌えて緑湧きたつ
「落枝に注意」の看板がある。「落石注意」はよく見かけるが、「落枝に注意」には初めてお目にかかった。
ゴロ石の道に木の根っこがむき出していて神経を使う。でも山頂は近い。
水場があった。細いビニール管から綺麗な水が流れ出ている。ここは標高約2000m、あまり宛にしてはいなかったが、こんな高い所に水場があると本当に助かる。
しっとりした樹林の中、ゴロ石の歩き辛い道が続く。
道が緩やかになり立派なトイレがある。最近山でよく見かける、垂れ流しでなく、自然の浄化力を利用した環境に優しいトイレである。
少し上に避難小屋がある。その前で若者が2人、携帯コンロを囲んで食事中である。
行く手に道があり、神坂コースの道である。山頂は反対側右手の少し登った所だった。
山頂の手前に祠が3つあった。木柱には「五乃社 富士社 木花咲開姫大神」などとある。
イザナギ、イザナミが天照大神を生んだ時、その胞(エナ)をこの山に納めたのが山名の由来だという。本などでよく見かける大和武の石像も祀られていた。
小さくも大和武の石の像 きりっとして微笑み親し
恵那山山頂は小さな広場だった。10数人の老若男女で賑やかだった。
登る時、下る人3,4人に会っただけだったが、広河原コースを利用する人が多いようだ。
広河原コースはここから、僕が来たのとは反対側で、黒井沢コースより近いのだ。
山頂は周囲を樹木で囲まれ展望は利かない。櫓を組んだ高さ3mぐらいの展望台があったが、周囲の樹木も高くて展望は得られない。
帰りのことがあるからゆっくりもしておれない。
体力が落ちたのだろうか、予定より1時間半おくれてしまった。帰りのタクシーの予約が2時半、1時間50分しかない。4時間45分かけて登ったから、降り1時間50分は絶対無理である。運転手の「降りて来るまで待っている」と言った言葉が頼りだ。予約する時「多少遅れるかもしれないが」と言ったら、運転手は快く応じてくれたのだ。迷惑はかけるが今となっては致し方ない。腹を括るしかない。
かなり急いだが、結局1時間25分おくれて4時5分に着いた。運転手は、来たときとは別の人だった。おくれたことを詫びると、仕様が無いなあ!という感じで苦笑していたが、不快な感じではなかったのでホッとした。
過当競争で客が少ないのだから、1万円近い仕事は、多少待っても、有難いのだろうか。
中津川では16:48の汽車にぎりぎり間に合って予定通り木曽福島駅に着いた。
次だと1時間ぐらいおそくなってしまう。
木曽福島は昔中山道六十九次37番目の宿場町で、鄙びた駅を出ると向かいにみやげ物屋が6,7軒、そしてバス待合所の建物などが並んでいる。その後ろはかなり高い崖になっていて、その下に木曽福島の街が広がっている。広がっているといってもすぐ切り立った山が迫り、山際を木曽川が流れているので山に囲まれた小さな町である。駅前の交番によって今夜の宿・むらちやの場所を確かめる。右側の方に緩やかな坂を下って行く。
下りきると狭い道路の両側が店や宿屋で、建物は昔ながらの木造二階建てで古めかしい看板を掲げたりしていて、宿場町の面影を色濃く残している。
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