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Yamareco

記録ID: 21798
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

雄阿寒岳 1370m

2004年08月09日(月) [日帰り]
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過去天気図(気象庁) 2004年08月の天気図
双岳台(阿寒から弟子屈へ向かって峠を登った所にある)から見た雄阿寒岳。
双岳台(阿寒から弟子屈へ向かって峠を登った所にある)から見た雄阿寒岳。
太郎湖。
道は踏み均されていて歩き易かった。
道は踏み均されていて歩き易かった。
標高1200m付近まで登ると、阿寒湖が見渡せた。
標高1200m付近まで登ると、阿寒湖が見渡せた。
イワギキョウ。
山頂部は広い高原台地といった感じだった。
山頂部は広い高原台地といった感じだった。
雄阿寒岳山頂。

感想

8/10(火) 今日は先ず靴を取りに行かねばならぬ。幸い雄阿寒は摩周からの途中だ。
靴よあれ。祈る思いで第1展望台へ。係りの人はまだ来ていない。あった。感謝。縁石の上に。位置が少し変わっているような気もするが。
湖畔まで行って見る。まだ誰もいない。逆光で少しもやっているが晴れている。
引き返して雄阿寒岳登山口駐車場へ。車は3台しかない。栃木から来たという高年男性、車に残して行く犬が心配だからと、車を1段上の木の下に移動しようとしている。「連れて登ったら」と言ったら「もう歳だから」と。今日も静かな登山になりそうだ。
先ず水門があり、湖畔を少し行くとまた水門がある。続いて太郎湖だ。波が無く、正に鏡のようだ。湧き水もあり、飲めそうだ。
暫らく登ると、次郎湖を木立越に見下ろす。腐った木が吹き寄せられたりしていて、綺麗とは云えない。暫らく登ると3合目。最近登った山では珍しく合目標識がきちんと出ている。有難いことだ。ガイドブックによると、ここから5合目までが正念場だ。
急斜面を登っていると、左(西)の方で雷が鳴り出した。曇ってきて、雨粒がぽつぽつと落ちてくる。予報では「上空に寒気が入り、所によりにわか雨」だった。
幸い、雷はそれたようでまた日が射してきた。
5合目、此処は「肩」だ。高原台地の向こうに山頂が聳えている。左にトラバースしながら登っていく。単調な道が続く。やがて視界が開け、阿寒湖が一望出来る。
右に回り込んでまた高原に出る。
気象台の跡、土台だけが残っている。剥き出しのコンクリートの残骸が無残だ。
今朝の高年の人が降りてきた。
雲行きが怪しくなって、ゴロゴロ鳴り出した。今度は東の方にドス黒い雲の塊。その下、多分、摩周湖の辺り、雲から白いものが垂れ下がり、雨が降っているようだ。
早く登って、早く樹林帯まで降りることだ。少し降って、登りかえして頂上に着く。
此処から見ると、雷雲は南東に流れていて、こっちへ来る心配はなさそうだ。
後は、明日もあること、ゆっくり下りればいい。杖をフルに活用して腰に負担を掛けないように。
順調に下って、太郎湖を過ぎ、阿寒の湖畔まで来るとまた雨が落ちてきた。雨具を着るほどではないが。今日の天気はめまぐるしい。上空の寒気の悪戯だろう。
オンネトーに帰る途中、昨日と同じ銭湯に寄る。おばさんの話しでは、少し前、凄い雨だったそうである。

 雄阿寒岳下り来たりて風呂に入る 下界は雷雨雹も混じりて

雑誌社の人が取材に来ていて、湯に浸かっているところを撮影していった。
買い物をして、テントに帰る。
此処も昼間雨が降ったようだ。テントが濡れている。テントの中は冷え冷えとしている。
ストーブを燃やす。すぐ暖かくなってきた。
明日に備え、早く寝よう。一眠りすると、近くの賑やかさで目が醒める。4,5人の男性が宴会である。そのうちの1人の声が甲高くて耳に刺さる。「寝ているから静かにしてくれ」と抗議。少しの間、声が低かったが、また元通り。彼らも、年に1度だろうから仕方ないか、などと思っているうちに眠ったようだ。これこそ泣き寝入りだ。

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