笹子雁ヶ腹摺山〜米沢山〜お坊山


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,023m
- 下り
- 1,142m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 笹子駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下山道は枯れ葉満載の登山道で道筋の確認が必要です アイゼンを使用するほど積雪はありません |
写真
感想
体力の限界を感じた山行だった。笹子雁が腹摺山(笹雁)を登った。天気は快晴である。これまで笹雁は何度も登っている山である。登山道入口から直登が始まる。今日もラジオをリスニングしながら黙々と登る。笹雁は定番の一つで困ったときに登る山でもあった。今日はお坊山へ行くかどうかは決めず山頂で体調、天気などで判断する予定だった。あそこが尾根か、否まだ尾根筋が続くそろそろと思いながらも急登の尾根筋が現れる。ソーラーパネルが視野に入った。もうすぐ山頂である。15分程度休憩、そして大胆にもお坊山山行を決めた。まず米沢山に向かう。最初は容易な山道であったが、やがてアップダウンの繰り返しである。こんなにもあったろうか。容赦ない上下道は体力を消耗し、これ以上無理だと気持ちが過る。笹雁に引き返すには遅い。ひと様にご迷惑を掛ける訳にはいくまい。何とか米沢山を攻略できた。この山頂からの景色はない。そこには大ノ字に喘ぐ自分がいる。休憩を入れてさぁラストのお坊山へと進む。少し休んだせいか気力・体力度が少し上がったようだ。この尾根筋は背中に富士を見るシーンがある。富士が眺望できる辺りまで登れば山頂は近い。そしてそれは現れた。見返り富士に圧倒される。どうだといわんが如し、胸を張っている容姿だ。お坊山を制覇した、ここまでくればあとは日没前に山中を抜けられるかどうかである。道証地蔵辺りから暗くなってきた。長ーい林道で迷うところはない。吉久保BSへの曲がり方は地元の方から教わった。国道に出るともはや暗闇になっている。ここも長ーい道程を足元と車に注意し黙々と歩く。やっと携帯も通話可能となった。カミさんに現在地を伝えた。大相撲中継は、遠藤戦で白鵬が破れた、遠藤2日続いての金星、座布団が舞うとアナウンサーの絶叫が流れてくる。中継が終わる寸前で笹子駅に着いた。あたりの景色は街灯1つなく暗闇に包まれていた。しかし、あの米沢山のUP&DAWNは前々回の宝鉱山の激しさとは違う己の限界地を彷徨う山行であった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する