記録ID: 2183579
全員に公開
ハイキング
東海
壬申の乱を歩く2（三重・御館〜阿倉川）
2020年01月15日(水) [日帰り]
三重県
cielo-azul
- GPS
- 04:41
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 115m
- 下り
- 139m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:51
距離 16.8km
登り 142m
下り 149m
10:35
23分
三交・御館バス停
10:58
0:00
26分
尾前神社跡
11:24
0:00
17分
江田神社
11:41
0:00
27分
遍照院跡
12:08
0:00
41分
貝野遺跡
12:49
0:00
33分
観音寺
13:22
0:00
37分
垂坂山展望台
13:59
0:00
12分
浄恩寺
14:11
0:00
33分
伊賀留我神社・羽津戌
14:44
0:00
42分
志氏神社・古墳
15:26
近鉄・阿倉川駅
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
四日市駅〜三交バス〜御館 阿倉川〜（近鉄名古屋線） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
問題なし |
写真
＜御館（みたち）三重交通バス停＞四日市駅からバスで40分。御館とは「 国府の庁」「 貴人の館」の意味か。
＜日本武尊・足洗池跡＞こんな所に日本武尊の足洗池跡が？場所は四日市駅8�卆召療賁昇綮容�市東インターと四日市インターの中間点。近くに御池沼沢（植物群落）や大池中学校。
＜日本武尊・足洗池跡＞こんな所に日本武尊の足洗池跡が？場所は四日市駅8�卆召療賁昇綮容�市東インターと四日市インターの中間点。近くに御池沼沢（植物群落）や大池中学校。
＜御館・足洗池伝承＞日本武尊が最後に辿った道（杖突坂〜采女）や天武帝（大海人皇子）の壬申の乱の道は、今の東海道日永追分〜采女近くとされるが、この場所はその説に異論を唱える。
＜御館・足洗池伝承＞日本武尊が最後に辿った道（杖突坂〜采女）や天武帝（大海人皇子）の壬申の乱の道は、今の東海道日永追分〜采女近くとされるが、この場所はその説に異論を唱える。
＜御館・獅子舞説明＞椿大神社山本流・獅子舞に由来？天武帝が西坂部の江田神社に獅子頭と神面を奉納したのが始まり？毎年10月秋祭りで家内安全・五穀豊穣等祈願奉納。7種類の舞伝承。
＜御館・獅子舞説明＞椿大神社山本流・獅子舞に由来？天武帝が西坂部の江田神社に獅子頭と神面を奉納したのが始まり？毎年10月秋祭りで家内安全・五穀豊穣等祈願奉納。7種類の舞伝承。
＜西坂部・御館＞日本武尊は東国平定帰路、伊吹で賊征伐。伊勢に入り重病。足が三重に曲り、杖突坂。出血の血を集め血塚社。辿り着いた御館。「わが足は三重に勾りぬ」足洗池。この場所はこの過程がここ西坂部（にしさかべ）で起きたとする。
1
＜西坂部・御館＞日本武尊は東国平定帰路、伊吹で賊征伐。伊勢に入り重病。足が三重に曲り、杖突坂。出血の血を集め血塚社。辿り着いた御館。「わが足は三重に勾りぬ」足洗池。この場所はこの過程がここ西坂部（にしさかべ）で起きたとする。
＜足洗池・尾前神社跡・御館頓宮跡地図＞日本武尊だけではない。天武帝一行もこちらを通過らしい？すぐ西の菰野・下村集落には湧水・玉葛水。日本武尊が目を洗った玉葛水で眼病治療。御池沼沢の御池の語源は？
＜足洗池・尾前神社跡・御館頓宮跡地図＞日本武尊だけではない。天武帝一行もこちらを通過らしい？すぐ西の菰野・下村集落には湧水・玉葛水。日本武尊が目を洗った玉葛水で眼病治療。御池沼沢の御池の語源は？
＜於万の墓・御館野＞集落に「ホットサン」と呼ばれた宝篋印塔。西坂部村領主丹羽氏との関係。「旧地領丹羽平右衛門尉正長ノ実母、堀田正信ノ女（於万の方）1645年。墓を守る堀田家には、於万の方と二代目領主丹羽平右衛門正長位牌。
2
＜於万の墓・御館野＞集落に「ホットサン」と呼ばれた宝篋印塔。西坂部村領主丹羽氏との関係。「旧地領丹羽平右衛門尉正長ノ実母、堀田正信ノ女（於万の方）1645年。墓を守る堀田家には、於万の方と二代目領主丹羽平右衛門正長位牌。
＜尾前神社跡森を集落より＞川曲坂下（現在の鈴鹿市木田町河曲）で吉野からの猛進に疲れ果てた鵜野皇女。一行は、家一軒を焼いて体を温め、疲れていた体を回復して夜を明かした三重群家。
＜尾前神社跡森を集落より＞川曲坂下（現在の鈴鹿市木田町河曲）で吉野からの猛進に疲れ果てた鵜野皇女。一行は、家一軒を焼いて体を温め、疲れていた体を回復して夜を明かした三重群家。
＜尾前神社大灯籠？＞采女付近が三重郡家の定説になっているが、ここには郡家跡とされる場所が「尾前神社跡」「浄蓮寺」「貝野遺跡」と3つもある・・。
＜尾前神社解説板＞尾前神社が「上の宮」で、川原神社が「下の宮」。両方とも江田神社に20C初期に合祀。ここの北側は竹谷川（海蔵川）に向かって急激に落ち込む崖になっている。
＜尾前神社解説板＞尾前神社が「上の宮」で、川原神社が「下の宮」。両方とも江田神社に20C初期に合祀。ここの北側は竹谷川（海蔵川）に向かって急激に落ち込む崖になっている。
＜尾前神社跡より鈴鹿を見る＞この方向が西南で菰野方面。菰野から鈴鹿山麓の巡見道を通れば、日本武尊墳墓とされる能褒野古墳や亀山の鈴鹿川へは約20�辧�ここから鈴鹿市木田の川曲（河曲）までは直線15�辧�
＜尾前神社跡より鈴鹿を見る＞この方向が西南で菰野方面。菰野から鈴鹿山麓の巡見道を通れば、日本武尊墳墓とされる能褒野古墳や亀山の鈴鹿川へは約20�辧�ここから鈴鹿市木田の川曲（河曲）までは直線15�辧�
＜尾前神社跡竹林＞川曲坂下にて日没「然るに夜曇りて雨ふらむとす。久しく息むことを得ずして進行す。是に、寒くして雷なり雨ふること巳甚だし。駕に従う者、衣裳濡れて、寒きに堪へず。乃ち三重郡家に到りて、屋一間焚きて、寒いたる者を温めしむ。」
1
＜尾前神社跡竹林＞川曲坂下にて日没「然るに夜曇りて雨ふらむとす。久しく息むことを得ずして進行す。是に、寒くして雷なり雨ふること巳甚だし。駕に従う者、衣裳濡れて、寒きに堪へず。乃ち三重郡家に到りて、屋一間焚きて、寒いたる者を温めしむ。」
＜天武天皇御館頓宮の跡説明板＞鈴鹿の川曲から直線方向でもかなり北東に振れるここにわざわざ夜遅くやって来るのは不自然？途中にはかなりアップダウンがある丘陵もあり、女や子供を連れた速い進行は不可能？
＜天武天皇御館頓宮の跡説明板＞鈴鹿の川曲から直線方向でもかなり北東に振れるここにわざわざ夜遅くやって来るのは不自然？途中にはかなりアップダウンがある丘陵もあり、女や子供を連れた速い進行は不可能？
＜天武天皇御館頓宮・石碑＞鈴鹿川曲からでなく、亀山から鈴鹿山麓巡見道ならあまり丘陵ないが、距離が20�劼髪鵑垢�る。一般論の「川曲から采女」なら3�劼濃綾天寛箸箸靴討竜�述に相応しいとなったよう？
1
＜天武天皇御館頓宮・石碑＞鈴鹿川曲からでなく、亀山から鈴鹿山麓巡見道ならあまり丘陵ないが、距離が20�劼髪鵑垢�る。一般論の「川曲から采女」なら3�劼濃綾天寛箸箸靴討竜�述に相応しいとなったよう？
＜天武天皇御館頓宮北側＞日本武尊の采女杖突坂の伝承があるものの、ここから菰野〜巡見道、あるいは現在の東名阪沿いから智積廃寺（桜地区）から巡見道。そして能褒野で没した？という流れは納得できる点もある。
＜天武天皇御館頓宮北側＞日本武尊の采女杖突坂の伝承があるものの、ここから菰野〜巡見道、あるいは現在の東名阪沿いから智積廃寺（桜地区）から巡見道。そして能褒野で没した？という流れは納得できる点もある。
＜浄蓮寺にて＞集落東の崖上。開祖・天武帝。686年勅令で南都薬師寺開祖・称蓮上人が薬師如来を安置し創始。寺号「薬王寺」三重郡家跡とされる1つ。
＜浄蓮寺＞伝・三重郡家説の1つ。この北や東は急な崖になっていて、下には竹谷川（海蔵川）形成の谷になる。
＜浄蓮寺説明板＞采女説は、多くの旅人が通る東海道中で、日本武尊や天武・大海人の名を使い観光名所にしたかったのか？壬申紀の川曲〜三重郡家の記述や時間経過の正確さを疑えば、こちらのルート説もあり得る＞
＜浄蓮寺説明板＞采女説は、多くの旅人が通る東海道中で、日本武尊や天武・大海人の名を使い観光名所にしたかったのか？壬申紀の川曲〜三重郡家の記述や時間経過の正確さを疑えば、こちらのルート説もあり得る＞
＜浄蓮寺・力石（青石）＞62×32×33cm。重さ90kg。江戸期からのもの。付近の寺院には力石多い。男の力比べ。
＜坂部温泉付近の民家・西坂部＞明治期に夏目漱石門下の作家「森田草平」が「初恋」で描いた田舎の鄙びた温泉・坂部温泉。今は営業している施設はないよう。
大海人皇子通過の古代寺院跡では川原寺直系軒丸瓦出土。河曲郡大鹿廃寺跡（鈴鹿国分町）。三重郡智積廃寺跡（四日市智積町）。朝明郡縄生廃寺跡（三重郡朝日町縄生）。桑名郡額田廃寺跡（桑名市額田）。すると智積廃寺辺り通過の可能性も大いにあり得て、このルートの可能性も。
大海人皇子通過の古代寺院跡では川原寺直系軒丸瓦出土。河曲郡大鹿廃寺跡（鈴鹿国分町）。三重郡智積廃寺跡（四日市智積町）。朝明郡縄生廃寺跡（三重郡朝日町縄生）。桑名郡額田廃寺跡（桑名市額田）。すると智積廃寺辺り通過の可能性も大いにあり得て、このルートの可能性も。
＜江田神社＞由緒不詳。弘安4年(1281)棟札に「奉安江田大神宮内」。1575年信長侵攻で全焼。五十功彦尊(合祀)大鷦鷯天皇。大日霊貴尊。誉田別尊。天渟中原瀛真人天皇。建速須佐之男命。大山祇命。天照大御神。
＜江田神社＞由緒不詳。弘安4年(1281)棟札に「奉安江田大神宮内」。1575年信長侵攻で全焼。五十功彦尊
(合祀)大鷦鷯天皇。大日霊貴尊。誉田別尊。天渟中原瀛真人天皇。建速須佐之男命。大山祇命。天照大御神。
(合祀)大鷦鷯天皇。大日霊貴尊。誉田別尊。天渟中原瀛真人天皇。建速須佐之男命。大山祇命。天照大御神。
＜江田神社・倭姫命・鏡渕神社・落鏡之＞天照大神を祀るふさわしい場所を探す旅をした倭姫命（やまとひめのみこと）についての史跡は三重に多い。
＜西坂部領主・旗本・丹羽家＞祖・丹羽助大夫正明。織田信忠・信雄家臣。後に豊臣家家臣。秀次・秀頼に仕えて大阪城落城。豊臣家滅亡後、家康に召され、三重郡（西坂部村と生桑村）に領地一千石。2代将軍・秀忠の旗本。御書院番。興味深い経歴の旗本。
＜西坂部領主・旗本・丹羽家＞祖・丹羽助大夫正明。織田信忠・信雄家臣。後に豊臣家家臣。秀次・秀頼に仕えて大阪城落城。豊臣家滅亡後、家康に召され、三重郡（西坂部村と生桑村）に領地一千石。2代将軍・秀忠の旗本。御書院番。興味深い経歴の旗本。
＜江田神社・丹羽家顕彰碑（明治22)を見る＞丹羽家は2代目以降も全国を股にかけて幕府旗本として活躍。江戸期を通じ明治まで9代約250年間西坂部領主としてこの知行地を治めた。
＜江田神社・丹羽家顕彰碑（明治22)を見る＞丹羽家は2代目以降も全国を股にかけて幕府旗本として活躍。江戸期を通じ明治まで9代約250年間西坂部領主としてこの知行地を治めた。
＜江田神社前の旧街道沿い＞左の「橘屋」は明治38年創業の老舗和菓子店。桑名や富田と菰野・巡見道・八風道などを結んでいた街道。北の丘陵から八風道で大矢知〜富田＆桑名に抜けられ、それを古代人も使った可能性。
＜江田神社前の旧街道沿い＞左の「橘屋」は明治38年創業の老舗和菓子店。桑名や富田と菰野・巡見道・八風道などを結んでいた街道。北の丘陵から八風道で大矢知〜富田＆桑名に抜けられ、それを古代人も使った可能性。
＜江田神社東の公民館前の天武天皇碑と山神＞この辺りは昔は一ノ谷と呼ばれていた。
＜西坂部城方面を見る＞南が三重城山緑地(西坂部城址)丘陵地帯で現在は三重団地と呼ぶ。江田神社や御館足洗い池が三重村？日本武尊由来の地名への愛着？
＜西坂部町・覚照寺＞丹羽家の墓碑と過去帳残る。坂部の代官屋敷がこの付近にあった。橋の北向こうの山之平集落には庄屋川島家があった。
＜海蔵川・代官橋より北の東坂部城跡や遍照院跡や刑部神社方面＞西坂部町右岸の川向と左岸の山之平の2集落を結ぶ。旗本丹羽家代官が橋を頻繁に渡った。今の橋は海蔵川河川改修2007年に架け替え。
＜海蔵川・代官橋より北の東坂部城跡や遍照院跡や刑部神社方面＞西坂部町右岸の川向と左岸の山之平の2集落を結ぶ。旗本丹羽家代官が橋を頻繁に渡った。今の橋は海蔵川河川改修2007年に架け替え。
＜海蔵川・代官橋＞左奥丘陵は西坂部城跡、右奥丘陵は御館・浄蓮寺方面。西坂部城は1204年「三日平家の乱」を起こした若菜五郎が萩原小太郎に命じて築城。翡翠谷伝説。室町期、朝明郡中野城・赤堀藤太郎居城。天春家。
＜海蔵川・代官橋＞左奥丘陵は西坂部城跡、右奥丘陵は御館・浄蓮寺方面。西坂部城は1204年「三日平家の乱」を起こした若菜五郎が萩原小太郎に命じて築城。翡翠谷伝説。室町期、朝明郡中野城・赤堀藤太郎居城。天春家。
＜旧八幡神社燈籠＞新橋完成記念で、代官橋北詰に山之平氏神・八幡神社跡にあった燈籠2基が移設。天保11年(1840年)寄進。明治41年(1908年)八幡神社は江田神社に合祀。
1
＜旧八幡神社燈籠＞新橋完成記念で、代官橋北詰に山之平氏神・八幡神社跡にあった燈籠2基が移設。天保11年(1840年)寄進。明治41年(1908年)八幡神社は江田神社に合祀。
＜覚皇山遍照院跡解説＞三重郡内最古刹「日本武尊弟・五十功彦命（江田神社祭神）後裔・刑部造吉澄が推古26年618年大日如来尊像得る。都で聖徳太子開眼を受け、太子作・毘沙門天像と共に持ち帰り、刑部郷氏寺に。壬申の乱で御館宿営の天武帝が大日如来に武運長久祈願。736年行基が訪れ観音像を刻み、慈恩寺（東坂部町）に納める。
＜覚皇山遍照院跡解説＞三重郡内最古刹「日本武尊弟・五十功彦命（江田神社祭神）後裔・刑部造吉澄が推古26年618年大日如来尊像得る。都で聖徳太子開眼を受け、太子作・毘沙門天像と共に持ち帰り、刑部郷氏寺に。壬申の乱で御館宿営の天武帝が大日如来に武運長久祈願。736年行基が訪れ観音像を刻み、慈恩寺（東坂部町）に納める。
812年弘法大師、大日如来に護摩、独鈷で清水(西光寺内御加持水井）を得る。1205年坂部城構築の萩原小太郎政氏が寺再興。後に土岐頼康が攻撃。北畠顕泰（伊勢国司息子）が大日如来祈願し破る。その後、赤堀氏が住み繁栄。1575年信長により焼失。仁和寺末寺。「山姥の髪」伝説。遺構が残っていないのが残念。
812年弘法大師、大日如来に護摩、独鈷で清水(西光寺内御加持水井）を得る。1205年坂部城構築の萩原小太郎政氏が寺再興。後に土岐頼康が攻撃。北畠顕泰（伊勢国司息子）が大日如来祈願し破る。その後、赤堀氏が住み繁栄。1575年信長により焼失。仁和寺末寺。「山姥の髪」伝説。遺構が残っていないのが残念。
＜御厨刑部神社＞遍照院跡東横。創立年代不詳。祭神五十功彦神は、景行天皇皇子・日本武尊弟・伊勢刑部の祖で国造。西坂部を開発。江田神社や大森家と深く関係。元は春日大明神。信長兵火で江田神社及び神宮寺焼払で現在地に移設。
＜御厨刑部神社＞遍照院跡東横。創立年代不詳。祭神五十功彦神は、景行天皇皇子・日本武尊弟・伊勢刑部の祖で国造。西坂部を開発。江田神社や大森家と深く関係。元は春日大明神。信長兵火で江田神社及び神宮寺焼払で現在地に移設。
＜東坂部城跡＞浄光坊裏山が城跡。詳細不明。寺の西から、右へ廻り込むと城跡。空堀や土塁に囲まれた郭。西光寺の上を左折した場所が昔の八幡神社。
＜坂部が丘団地へ上がる＞丘陵のきつい坂を名四カントリークラブ方面に上がると坂部が丘団地。
＜貝野遺跡・貝野古墳＞昭和43年(1968)坂部団地計画により発掘調査。15万平米の北勢地区屈指の遺跡と判明。縦穴住居跡46基、堀立柱建物41基、土杭・溝跡等遺構、土師器・須恵器遺物。ただ組織だった建物群でないよう。
＜貝野遺跡・貝野古墳＞昭和43年(1968)坂部団地計画により発掘調査。15万平米の北勢地区屈指の遺跡と判明。縦穴住居跡46基、堀立柱建物41基、土杭・溝跡等遺構、土師器・須恵器遺物。ただ組織だった建物群でないよう。
＜貝野古墳＞7世紀後半〜8世紀集落跡。貝野古墳、直径15m、高さ2m発掘未調査。この場所も三重郡家跡説の1つ。
＜坂部が丘団地から鐘桜橋を渡り県道8号を北東へ＞昔からの坂部〜垂坂〜大矢知〜富田を結んだ街道。
＜観音寺＞815年、聖徳太子作・薬師如来を最澄が安置し堂宇建立。928年伊勢国朝明郡領主・船木良見援助で慈恵大師が垂坂に伽藍建立（寺院規模は東西南北約2�辧６�内に54の坊と院）。現在の観音寺は奥の院だった。伊勢天台別院として繁栄。
＜観音寺＞815年、聖徳太子作・薬師如来を最澄が安置し堂宇建立。928年伊勢国朝明郡領主・船木良見援助で慈恵大師が垂坂に伽藍建立（寺院規模は東西南北約2�辧６�内に54の坊と院）。現在の観音寺は奥の院だった。伊勢天台別院として繁栄。
＜観音寺＞信長侵攻で焼失。 元禄4年（1691年）桑名藩主・松平定重が郡代・野村増右衛門を奉行として再興。山門や鐘楼は往時の姿を伝える？東方向に五島製糸場跡。
＜観音寺＞信長侵攻で焼失。 元禄4年（1691年）桑名藩主・松平定重が郡代・野村増右衛門を奉行として再興。山門や鐘楼は往時の姿を伝える？東方向に五島製糸場跡。
＜観音寺＞「四日市蕉風連中奉納歌仙額」1738年に芭蕉直門の俳人・沢露川の門弟、無外坊燕説の句を発句として十二吟歌仙一巻を収めたもの。
＜垂坂北より・垂坂・羽津山緑地＞「御祓岡（みそぎおか）・岡山・台の山」の名。大海人皇子がここで修祓を行ったので御祓岡と呼ぶが、後に岡山。修祓時に大麻（ぬさ）を坂の上に垂れさせたので垂坂の名。垂坂山を「しでさかやま」とも。
＜垂坂北より・垂坂・羽津山緑地＞「御祓岡（みそぎおか）・岡山・台の山」の名。大海人皇子がここで修祓を行ったので御祓岡と呼ぶが、後に岡山。修祓時に大麻（ぬさ）を坂の上に垂れさせたので垂坂の名。垂坂山を「しでさかやま」とも。
＜垂坂山＞南北朝時代1372年、南富田・地頭・南部左京亮頼勝が南朝国司に背き挙兵。北朝守護・仁木義長と共に大矢知城に籠る。南朝側・茂福城主・朝倉氏らが大矢知城を攻める敗退。茂福城は仁木軍に包囲。南朝・北畠氏は約二千騎派兵し垂坂山に陣。仁木軍は五百騎余りで全滅。
1
＜垂坂山＞南北朝時代1372年、南富田・地頭・南部左京亮頼勝が南朝国司に背き挙兵。北朝守護・仁木義長と共に大矢知城に籠る。南朝側・茂福城主・朝倉氏らが大矢知城を攻める敗退。茂福城は仁木軍に包囲。南朝・北畠氏は約二千騎派兵し垂坂山に陣。仁木軍は五百騎余りで全滅。
＜垂坂山最高地点・展望台＞戦国時代、信長の北勢侵攻時には、垂坂山周辺の寺院に近隣の女子供が逃げ込んだが、滝川一益らにより焼き討ちされ犠牲者多数が出た。
1
＜垂坂山最高地点・展望台＞戦国時代、信長の北勢侵攻時には、垂坂山周辺の寺院に近隣の女子供が逃げ込んだが、滝川一益らにより焼き討ちされ犠牲者多数が出た。
＜垂坂公園前・元三大師・もっこ塚＞元三大師は垂坂・観音寺を建立した慈恵上人のこと。茂福に総門、南鵤に中門、東阿倉川に南門がある広大な寺院。大師と法力で競った行者の伝説が残るもっこ塚。
＜垂坂公園前・元三大師・もっこ塚＞元三大師は垂坂・観音寺を建立した慈恵上人のこと。茂福に総門、南鵤に中門、東阿倉川に南門がある広大な寺院。大師と法力で競った行者の伝説が残るもっこ塚。
＜斑鳩山浄恩寺＞974年良源が舟木兵部少輔良兄に招かれて垂坂山に居住。弟子の覚鎮が斑鳩山大膳寺創設。その後1488年16代円爾は蓮如上人の訪問を契機に15C後期浄土真宗に転じて浄恩寺を起こす。
＜斑鳩山浄恩寺＞974年良源が舟木兵部少輔良兄に招かれて垂坂山に居住。弟子の覚鎮が斑鳩山大膳寺創設。その後1488年16代円爾は蓮如上人の訪問を契機に15C後期浄土真宗に転じて浄恩寺を起こす。
＜斑鳩山浄恩寺＞戦国期、第21世空源は伊勢、美濃、三河僧徒と長島一向一揆。一揆先頭に立ち戦った空源も1574年ついに戦死。
＜浄恩寺東は伊賀留我（羽津戊）神社＞先日訪れた南の伊賀留我神社が東にある。西には額突山（糠塚山）。斑鳩山古墳や斑鳩遺跡。埴輪や須恵器台破片出土。北側に死人谷横穴群16基の墓。須恵器、環頭太刀柄頭、鉄刀出土。昭和初期に全て破壊。
＜浄恩寺東は伊賀留我（羽津戊）神社＞先日訪れた南の伊賀留我神社が東にある。西には額突山（糠塚山）。斑鳩山古墳や斑鳩遺跡。埴輪や須恵器台破片出土。北側に死人谷横穴群16基の墓。須恵器、環頭太刀柄頭、鉄刀出土。昭和初期に全て破壊。
＜伊賀留我（羽津戊）神社＞再びここへ来た。64号を北西に進むと「山の奥」遺跡。弥生後期〜古墳後期の集落跡。竪穴住居跡（123基）や弥生土器、石斧、石鏃、土師器、須恵器、鉄製品など出土。
＜伊賀留我（羽津戊）神社＞再びここへ来た。64号を北西に進むと「山の奥」遺跡。弥生後期〜古墳後期の集落跡。竪穴住居跡（123基）や弥生土器、石斧、石鏃、土師器、須恵器、鉄製品など出土。
＜糠塚（額突）山の山頂頂部67m＞山頂部には天武天皇神宮御遥拝所碑があるらしい。
＜斑鳩B遺跡（字鵤）＞米洗川左岸。県道員弁四日市線（9号）と県道四日市鈴鹿環状線（8号）に囲また谷底平野。古墳時代後期（7世紀中頃）〜室町時代。東西約五百、南北約二百m。土師器片、須恵器片、近世陶器片他。近くに井詰遺跡（弥生〜鎌倉期集落跡）も。
＜斑鳩B遺跡（字鵤）＞米洗川左岸。県道員弁四日市線（9号）と県道四日市鈴鹿環状線（8号）に囲また谷底平野。古墳時代後期（7世紀中頃）〜室町時代。東西約五百、南北約二百m。土師器片、須恵器片、近世陶器片他。近くに井詰遺跡（弥生〜鎌倉期集落跡）も。
＜斑鳩山大膳寺跡・南鵤の住宅地＞10C建立寺院。慈恵弟子の覚鎮が建立？名僧多く、法威を保つ。篤い信仰を得て隆盛。明治末に寺跡より飛鳥・白鳳時代の古瓦発見。伊賀留我神社の宝物として保管。
＜斑鳩山大膳寺跡・南鵤の住宅地＞10C建立寺院。慈恵弟子の覚鎮が建立？名僧多く、法威を保つ。篤い信仰を得て隆盛。明治末に寺跡より飛鳥・白鳳時代の古瓦発見。伊賀留我神社の宝物として保管。
＜別名4＞県道9号線（大矢知〜志氏）で阿倉川へ歩く。三角形の区画は吉沢城跡。「別名館跡」羽津氏の家臣・長松氏の居城跡か？東の羽津中学校は室町中世墓地跡。五輪塔や骨蔵器が出土。
＜別名4＞県道9号線（大矢知〜志氏）で阿倉川へ歩く。三角形の区画は吉沢城跡。「別名館跡」羽津氏の家臣・長松氏の居城跡か？東の羽津中学校は室町中世墓地跡。五輪塔や骨蔵器が出土。
＜志氏神社を東より見る＞北勢地方では少ない前方後円墳。4世紀末築造。額田部天津彦根命孫意富伊我都命墓。海蔵川と米洗川に挟まれた丘陵部東端。標高10m台地上で主軸は南北。
＜志氏神社を東より見る＞北勢地方では少ない前方後円墳。4世紀末築造。額田部天津彦根命孫意富伊我都命墓。海蔵川と米洗川に挟まれた丘陵部東端。標高10m台地上で主軸は南北。
＜志氏神社＞前方部は明治に神社拡張等で破壊。今は後円部と北・西側の周濠の一部が残る。後円部、東側も道路等より破壊。直径約30m、高さ約5m。江戸期に副葬品出土。内行花文鏡、ヒスイ勾玉、淡碧玉製管玉等。
＜志氏神社＞前方部は明治に神社拡張等で破壊。今は後円部と北・西側の周濠の一部が残る。後円部、東側も道路等より破壊。直径約30m、高さ約5m。江戸期に副葬品出土。内行花文鏡、ヒスイ勾玉、淡碧玉製管玉等。
＜志氏神社＞神社の名前の「氏」には文字の下に下線がある。境内に傍示碑「従是北桑名領」あり。
＜志氏神社＞神名帳に旧朝明郡の志氏(しで)神社の名。「四泥(しで)の崎」は羽津の出洲。「後れにし人を思はく思泥の崎木綿取り垂でて幸くとぞ思ふ」聖武天皇に同行の従者が詠む。万葉集巻6第1031番。
＜志氏神社＞神名帳に旧朝明郡の志氏(しで)神社の名。「四泥(しで)の崎」は羽津の出洲。「後れにし人を思はく思泥の崎木綿取り垂でて幸くとぞ思ふ」聖武天皇に同行の従者が詠む。万葉集巻6第1031番。
＜羽津城跡＞15世紀後半・田原盛宗構築の羽津城跡。赤堀三家の1つ。上野国赤堀庄から14C初期に田原景信が移動、四日市赤堀に城構築。長男・盛宗を羽津に、次男・秀宗を赤堀に、三男・忠秀を浜田に。
＜羽津城跡＞15世紀後半・田原盛宗構築の羽津城跡。赤堀三家の1つ。上野国赤堀庄から14C初期に田原景信が移動、四日市赤堀に城構築。長男・盛宗を羽津に、次男・秀宗を赤堀に、三男・忠秀を浜田に。
＜羽津城跡＞近鉄名古屋線を見る。羽津城は盛宗から6代続くが、最後の城主が謀殺され、秀吉と織田信雄合戦後の和睦で廃城。本丸跡の保塁と内堀の一部残る。
＜羽津城跡より＞四日市コンビナート。富田・霞ヶ浦緑地方面。ほとんどが古代は海か海浜。
＜正法寺・城山＞羽津城主6代の菩提寺で過去帳がある。室町期の地蔵菩薩座像。右手に錫杖、左手に宝珠て座る。座り、親しく人々に教えを説く姿勢。あんどん祭り9月第1週。
＜正法寺・城山＞羽津城主6代の菩提寺で過去帳がある。室町期の地蔵菩薩座像。右手に錫杖、左手に宝珠て座る。座り、親しく人々に教えを説く姿勢。あんどん祭り9月第1週。
感想
古代人が通過した北伊勢の道。東国に向かう道は沢山考えられるし、実際に古代人は様々な道を使ったのだろう。古代街道ロマン。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：3078人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
垂坂山の最新記録
糠塚山・垂坂山［富田駅〜阿倉川駅］※三重県四日市市
2025年04月27日 (日帰り) [B]
垂坂山
2025年02月02日 (日帰り) [C]
四日市ミニ山歩き
2025年02月01日 (日帰り) [B]
垂坂山 垂坂山公園・羽津山緑地
2024年12月25日 (日帰り) [C]
四日市市内の低山を歩く
2024年11月23日 (日帰り) [A]
糠塚山の最新記録
糠塚山・垂坂山［富田駅〜阿倉川駅］※三重県四日市市
2025年04月27日 (日帰り) [B]
四日市ミニ山歩き
2025年02月01日 (日帰り) [B]
四日市市内の低山を歩く
2024年11月23日 (日帰り) [A]
糠塚山で忘年会
2023年12月26日 (日帰り) [C]
毘沙門山
2023年12月17日 (日帰り) [C]
cho3cho3 さん
いいねした人