古墳巡り(32)古代歴史から抹殺された巨大前方後円墳のメスリ山古墳
abc5def6
体力度について
- GPS
- 02:33
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 79m
- 下り
- 71m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:34
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
写真
安倍文殊院西古墳(7世紀中ごろの築造）室町時代の歴史書においても当時から「開口」していたとあるらしい。この古墳は文殊院の本拠であるので、年代的には大化の改新時に左大臣になった、倉橋宿奈麻呂ではないかと言われている。
3
この古墳は文殊院の本拠であるので、年代的には大化の改新時に左大臣になった、倉橋宿奈麻呂ではないかと言われている。
実に巨大できれいな石で囲まれていた石室に入れる。石室内部は、全長12.4m、玄室は幅2.85m、奥行5.1m、高さ2.7mで数人が入れるほどの広さ。
1
奥壁近いところに不動尊が祀られている。安倍文殊院の創設者が被葬者であろうという。
ろうそく1本50円とあったので、左右に2本ろうそくを立て拝礼した。
天皇稜であってもこのように近くで拝礼することができる時代が来るか。
今の頭の硬い宮内庁では永久に無理だろうか。
2
安倍文殊院の創設者が被葬者であろうという。
ろうそく1本50円とあったので、左右に2本ろうそくを立て拝礼した。
天皇稜であってもこのように近くで拝礼することができる時代が来るか。
今の頭の硬い宮内庁では永久に無理だろうか。
メスリ山古墳案内墳長は250m。発掘と調査では200本を超える大型の円筒埴輪（最大で直径90�僉�高さ2.4mという大きさ）で前例がないことから地域の大首長をはるかに超える大王、即ちもし当時天皇がおれば天皇の地位に匹敵する支配者であろうという。
1
墳長は250m。発掘と調査では200本を超える大型の円筒埴輪（最大で直径90�僉�高さ2.4mという大きさ）で前例がないことから地域の大首長をはるかに超える大王、即ちもし当時天皇がおれば天皇の地位に匹敵する支配者であろうという。
昔からメスリ山古墳の被葬者は「神」として祀られていたのであろうか
感想
初期ヤマト政権時代の大和南東部の巨大前方後円墳は有名な白石太一郎氏によると箸墓古墳（墳長約230m。3世紀中ごろ）→西殿塚古墳（墳長約230m。3世紀末か4世紀初頃）→桜井茶臼山古墳（墳長207m。3世紀末か4世紀初頃）→メスリ山古墳（墳長250m.4世紀前半）⇒行燈山古墳（墳長約240m。崇神天皇陵）→渋谷向山古墳（墳長約300m、景行天皇陵）であると述べておられる。
しかし宮内庁の天皇陵は初代神武→2代綏靖→3代安寧・・・・10代崇神天皇陵→第12代景行天皇陵と治定されている。
箸墓古墳、桜井茶臼山古墳、メスリ山古墳は古事記、日本書記に記載がないので初期ヤマト政権の「天皇稜墓」と定められなかった。
箸墓古墳は古墳の大きさ、規模から見ると古墳時代の最初の大王であると言われている。箸墓古墳が倭の国の大王と魏志倭人伝に指摘されていた卑弥呼の墓であるかどうかは議論があるが、古事記、日本書記には卑弥呼のことは一切記述がない。（箸墓古墳については記載があるが）
そして桜井茶臼山古墳（墳長207m。3世紀末か4世紀初頃）やメスリ山古墳（墳長250m.4世紀前半.）も記載がない。
幕末から明治期にかけての天皇陵墓の治定はこれらの古事記等の資料を基本にして19世紀の時代の知見の産物である。
20世紀、21世紀の考古学、歴史学の知見を考量した治定にしないと「わが日本はいつ、誰がどのような経緯で作りあげた国か？実際の6人の大王（天皇）達はいかなる人物だったのか。その謎を解く鍵はこの大和南東部に箸墓に始まる6大前方後円墳なのである」と指摘し、「宮内庁による現在の異常な管理が続く限り、日本の歴史における天皇と皇室の意味も永久に理解されない」という見解を述べる矢澤高太郎元読売新聞記者の叫びに共感を覚えた古墳巡りであった。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する