記録ID: 2216490
全員に公開
ハイキング
東海
菰野道を歩く（四日市港〜菰野）
2020年02月11日(火) [日帰り]
三重県
cielo-azul
- GPS
- 04:55
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 61m
- 下り
- 0m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:32
距離 20.2km
登り 74m
下り 10m
9:18
18分
JR四日市駅
9:36
0:00
38分
四日市港
10:56
0:00
51分
窪田神社
11:47
0:00
32分
川島駅
12:19
0:00
27分
昼食Salaamジャズ
12:46
0:00
24分
智積廃寺
13:10
0:00
30分
伊藤酒造
13:40
0:00
17分
楠森の辻
13:57
0:00
15分
菰野東町通
14:12
0:00
26分
菰野城址
14:38
0:00
12分
見性寺・菰野藩菩提寺
14:50
近鉄湯の山線菰野駅
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復 近鉄菰野駅〜湯の山線〜近鉄四日市駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に問題なし 三滝川右岸の湯の山街道は側道ほとんどなく路肩は枯草が一杯。危険なので街道南の田畑の中を歩いた方が安全。 |
写真
＜JR四日市駅＞四日市ではJRと近鉄駅間約1�劼癲�戦前、伊勢電気鉄道（近鉄名古屋線前身）は河原町駅から直角に近い急カーブで東折れし国鉄四日市駅に入った。善光寺カーブと呼ばれ、これが障害になり運転速度が極端に落ち危険だった。
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＜JR四日市駅＞四日市ではJRと近鉄駅間約1�劼癲�戦前、伊勢電気鉄道（近鉄名古屋線前身）は河原町駅から直角に近い急カーブで東折れし国鉄四日市駅に入った。善光寺カーブと呼ばれ、これが障害になり運転速度が極端に落ち危険だった。
＜相生橋＞善光寺カーブの場所は繁華街の諏訪新町から栄町。善光寺は本町の寺。途中「諏訪駅」もあった。近鉄は1956年河原町駅と海山道駅間を直線線路にして間に近鉄四日市駅を開業。今の形となる。
＜相生橋＞善光寺カーブの場所は繁華街の諏訪新町から栄町。善光寺は本町の寺。途中「諏訪駅」もあった。近鉄は1956年河原町駅と海山道駅間を直線線路にして間に近鉄四日市駅を開業。今の形となる。
＜相生橋＞四日市港はJR駅東すぐ。港への主要橋として明治23年架橋。現在橋は3代目。太鼓橋状で中央に丸み。夜間は美しいコンビナート夜景スポット。橋下は川でなく港の埠頭。
＜相生橋＞四日市港はJR駅東すぐ。港への主要橋として明治23年架橋。現在橋は3代目。太鼓橋状で中央に丸み。夜間は美しいコンビナート夜景スポット。橋下は川でなく港の埠頭。
＜大師之寺・南納屋＞相生橋南の埠頭前。明治30年京都の僧侶が巡拝布教中に小堂建立して大師像を祀る。昭和25年より寺号を大師之寺。現在は本尊は薬師如来。
＜大師之寺・南納屋＞相生橋南の埠頭前。明治30年京都の僧侶が巡拝布教中に小堂建立して大師像を祀る。昭和25年より寺号を大師之寺。現在は本尊は薬師如来。
＜四日市港地図＞伊勢神宮・室町期(1473)「四ヶ市庭浦」四日市地名初見記述。宮宿より「十里の渡し」。幕府領・東海道宿場・水陸交通・漁業要衝。江戸後期頃の大地震等で港機能低下。1873年(明治6)廻船問屋・稲葉三右衛門が大規模改修。近代港基礎構築。
＜四日市港地図＞伊勢神宮・室町期(1473)「四ヶ市庭浦」四日市地名初見記述。宮宿より「十里の渡し」。幕府領・東海道宿場・水陸交通・漁業要衝。江戸後期頃の大地震等で港機能低下。1873年(明治6)廻船問屋・稲葉三右衛門が大規模改修。近代港基礎構築。
＜伝七邸＞1870年(明治3)東京港への定期貨客船就航。デ・レーケ設計？「潮吹き堤防」で伊勢湾台風時は被害軽減。1899年国際貿易港。輸入港として綿花繁栄。戦後は羊毛。後に原油伸びて1950年代に日本初石油化学コンビナート工業港に。
＜伝七邸＞1870年(明治3)東京港への定期貨客船就航。デ・レーケ設計？「潮吹き堤防」で伊勢湾台風時は被害軽減。1899年国際貿易港。輸入港として綿花繁栄。戦後は羊毛。後に原油伸びて1950年代に日本初石油化学コンビナート工業港に。
＜伝七邸・十代目伊藤伝七＞1852年〜1924年。明治大正期企業家。四郷地区室山村。酒造旧家（神楽酒造）。綿糸紡績調査研究。渋沢栄一と知り合い、彼の援助で三重紡績設立。第2代東洋紡績社長。三岐鉄道設立し藤原・小野田セメント誘致。
＜伝七邸・十代目伊藤伝七＞1852年〜1924年。明治大正期企業家。四郷地区室山村。酒造旧家（神楽酒造）。綿糸紡績調査研究。渋沢栄一と知り合い、彼の援助で三重紡績設立。第2代東洋紡績社長。三岐鉄道設立し藤原・小野田セメント誘致。
＜港付近の古い民家・高砂町＞伊藤伝七。1921年(大正10)四郷村役場建築寄贈。四郷郷土資料館。有形文化財。あすなろ鉄道西日野線・室山町に神楽酒造や亀山製糸室山工場跡(旧伊藤製糸部・明治36年)等残る四日市の産業生誕地。
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＜港付近の古い民家・高砂町＞伊藤伝七。1921年(大正10)四郷村役場建築寄贈。四郷郷土資料館。有形文化財。あすなろ鉄道西日野線・室山町に神楽酒造や亀山製糸室山工場跡(旧伊藤製糸部・明治36年)等残る四日市の産業生誕地。
＜稲葉三右衛門記念碑＞明治初期に私費を投じ10年以上かけ四日市港近代化に取り組む。美濃・高須藩（岐阜海津郡）旧家吉田家六男で中納屋町・廻船問屋・稲葉家養子「今この海に十万金を投じるのは、後の日の四日市に百万金をもたらさんがため」
＜稲葉三右衛門記念碑＞明治初期に私費を投じ10年以上かけ四日市港近代化に取り組む。美濃・高須藩（岐阜海津郡）旧家吉田家六男で中納屋町・廻船問屋・稲葉家養子「今この海に十万金を投じるのは、後の日の四日市に百万金をもたらさんがため」
＜四日市港・高砂町＞奥に駆逐艦が寄港？写真左端奥は潮吹防波堤。防波堤や旧港湾施設全体が国重要文化財。堤防石垣は明治政府政策で賊軍・桑名藩を懲らしめるため桑名城石垣を転用した。
＜四日市港・高砂町＞奥に駆逐艦が寄港？写真左端奥は潮吹防波堤。防波堤や旧港湾施設全体が国重要文化財。堤防石垣は明治政府政策で賊軍・桑名藩を懲らしめるため桑名城石垣を転用した。
＜高砂町より中納屋町・稲葉町＞北三百�辰忙安貔遒�平行して流れる。「稲葉」町は稲葉氏由来名で、高砂町は稲葉氏妻「たか」の名前から。この辺りが「北浜」と呼ばれた漁業港なのか？
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＜高砂町より中納屋町・稲葉町＞北三百�辰忙安貔遒�平行して流れる。「稲葉」町は稲葉氏由来名で、高砂町は稲葉氏妻「たか」の名前から。この辺りが「北浜」と呼ばれた漁業港なのか？
＜開栄橋＞稲葉氏は明治16年(1883)北陸・敦賀港と四日市港を結ぶ日本横断鉄道構想持つ。四日市駅から関ヶ原駅間の＜勢江鉄道建設＞提出。官民問題あり実現せず。後に、伊藤伝七らが藤原岳セメント輸送で三岐鉄道(富田−西藤原間)を1931年建設。
＜開栄橋＞稲葉氏は明治16年(1883)北陸・敦賀港と四日市港を結ぶ日本横断鉄道構想持つ。四日市駅から関ヶ原駅間の＜勢江鉄道建設＞提出。官民問題あり実現せず。後に、伊藤伝七らが藤原岳セメント輸送で三岐鉄道(富田−西藤原間)を1931年建設。
＜大師寺・北納屋町＞北納屋のお大師さん」天保年間(1830~1844)に地元の人々が弘法大師像を勧請、一宇の御堂建立。四日市で初の真言宗道場。海上安全・家内安全。
＜大師寺・北納屋町＞北納屋のお大師さん」天保年間(1830~1844)に地元の人々が弘法大師像を勧請、一宇の御堂建立。四日市で初の真言宗道場。海上安全・家内安全。
＜北浜往還・中町＞和菓子の栄昌堂や大福餅本店等が並ぶ。東海道から港に延びる「北浜往還」は中町銀座として明治〜昭和にかけ賑わう。大餅餅本店は創業4代目のおはぎ・赤飯餅専門店。中町自治会館横に稲荷社。
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＜北浜往還・中町＞和菓子の栄昌堂や大福餅本店等が並ぶ。東海道から港に延びる「北浜往還」は中町銀座として明治〜昭和にかけ賑わう。大餅餅本店は創業4代目のおはぎ・赤飯餅専門店。中町自治会館横に稲荷社。
＜信光寺・三滝通り北町＞1500年代後半(天正年間)桑名・三崎の法泉寺(現在：多度町香取)空明の弟・證了開基。江戸期以降は四日市本陣(現在：中部西小)隣・四日市宿中心寺院。小学校南には「東陽寺」
＜信光寺・三滝通り北町＞1500年代後半(天正年間)桑名・三崎の法泉寺(現在：多度町香取)空明の弟・證了開基。江戸期以降は四日市本陣(現在：中部西小)隣・四日市宿中心寺院。小学校南には「東陽寺」
＜位田茶舗＞東海道と交差する手前の「北浜往還」。創業百有余年4代目。石臼で挽き立ての抹茶販売。抹茶粉末・緑茶等。「美味しいお茶の入れ方教室」など開催。
＜位田茶舗＞東海道と交差する手前の「北浜往還」。創業百有余年4代目。石臼で挽き立ての抹茶販売。抹茶粉末・緑茶等。「美味しいお茶の入れ方教室」など開催。
＜中部西小学校＞旧四日市宿陣屋（代官所）跡。四日市は江戸期はほとんど天領（幕府領）。18C後期のみ大和郡山領。
＜四日市代官所説明板＞1603年幕臣・水谷九左衛門が「堅町」東に代官所設置。享和以降は信楽代官・多羅尾氏支配で出張陣屋。手付・手代を派遣し支配。部屋数42。明治9年伊勢暴動で全て焼失。
＜四日市代官所説明板＞1603年幕臣・水谷九左衛門が「堅町」東に代官所設置。享和以降は信楽代官・多羅尾氏支配で出張陣屋。手付・手代を派遣し支配。部屋数42。明治9年伊勢暴動で全て焼失。
＜東海道・北浜往還・菰野道の辻＞1469〜1487年に魚市場形成。1555〜1570年「堅市場」名称。1642年「堅町」が四日市宿中心で「魚之棚」魚町公称。写真は左から「京への東海道」「菰野道起点」「桑名への東海道」一番右「北浜往還終点」
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＜東海道・北浜往還・菰野道の辻＞1469〜1487年に魚市場形成。1555〜1570年「堅市場」名称。1642年「堅町」が四日市宿中心で「魚之棚」魚町公称。写真は左から「京への東海道」「菰野道起点」「桑名への東海道」一番右「北浜往還終点」
＜菰野（こもの）道＞西町郵便局前。郵便局裏は三滝川堤防。菰野道は北町交叉点から菰野へ続く街道。四日市往還の名も。慶長5年(1600)菰野城に土方雄氏。城下町造り。人馬往来頻繁。菰野藩参勤交代道。東海道接続。
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＜菰野（こもの）道＞西町郵便局前。郵便局裏は三滝川堤防。菰野道は北町交叉点から菰野へ続く街道。四日市往還の名も。慶長5年(1600)菰野城に土方雄氏。城下町造り。人馬往来頻繁。菰野藩参勤交代道。東海道接続。
＜延命地蔵＞菰野藩祖＝土方雄久・長男・土方雄氏。織田信雄・豊臣家に仕えた。慶長4年（1599年）家康・本多正信画策「幻の家康暗殺事件」嫌疑で所領没収。常陸国太田へ追放。関ヶ原戦直前赦免され伊勢・近江に一万二千石所領。雄氏が菰野藩立藩。
＜延命地蔵＞菰野藩祖＝土方雄久・長男・土方雄氏。織田信雄・豊臣家に仕えた。慶長4年（1599年）家康・本多正信画策「幻の家康暗殺事件」嫌疑で所領没収。常陸国太田へ追放。関ヶ原戦直前赦免され伊勢・近江に一万二千石所領。雄氏が菰野藩立藩。
＜千草道分岐・近鉄線路下＞右に行くと三滝川を渡り、千草道(現在県道616〜626号)。千草は菰野北約3�辧�千種城（南朝・千種忠顕で北勢48家中心）鈴鹿山間街道・「千種（千草）街道」起点。1555年近江・佐々木一角配下に。
＜千草道分岐・近鉄線路下＞右に行くと三滝川を渡り、千草道(現在県道616〜626号)。千草は菰野北約3�辧�千種城（南朝・千種忠顕で北勢48家中心）鈴鹿山間街道・「千種（千草）街道」起点。1555年近江・佐々木一角配下に。
＜三滝川右岸堤防＞2代藩主・土方雄高は陣屋・城下藩大成整備。商工業者を集め東町等新設。雄高は初代・雄氏と玉雄院（信長孫で信雄娘・八重姫）の子。2代目雄高は夭折したが玉雄院は3代目雄豊を30年間近く支え続けた。
＜三滝川右岸堤防＞2代藩主・土方雄高は陣屋・城下藩大成整備。商工業者を集め東町等新設。雄高は初代・雄氏と玉雄院（信長孫で信雄娘・八重姫）の子。2代目雄高は夭折したが玉雄院は3代目雄豊を30年間近く支え続けた。
＜西浦＞ここから三滝川が二川に分岐。海蔵川に三滝新川として合流する。海蔵「かいぞう」は「あくら」とも読み、海産物貯蓄の横穴倉庫を指す。「あくら川＝阿倉川」
＜西浦＞ここから三滝川が二川に分岐。海蔵川に三滝新川として合流する。海蔵「かいぞう」は「あくら」とも読み、海産物貯蓄の横穴倉庫を指す。「あくら川＝阿倉川」
＜窪田神社＞石灯籠嘉永7年(1854)建立。祭神＝健速須佐之命。三滝川石垣井堰横。三滝川両岸に堰を作り、北の野田と南の窪田に農業用水灌漑。堰はゴム堰。この辺りは源氏ボタル・カワニナ生息。
＜窪田神社＞石灯籠嘉永7年(1854)建立。祭神＝健速須佐之命。三滝川石垣井堰横。三滝川両岸に堰を作り、北の野田と南の窪田に農業用水灌漑。堰はゴム堰。この辺りは源氏ボタル・カワニナ生息。
＜三滝川石垣井堰・久保田橋＞三滝川は江戸期「三岳川」の名称も。北谷・藤内小屋北・国見岳中腹に三嶽寺(807年伝教大師建立)。数百の僧兵で大寺院。信長侵攻で破壊。現在の湯の山温泉内の三岳寺の元寺？
＜三滝川石垣井堰・久保田橋＞三滝川は江戸期「三岳川」の名称も。北谷・藤内小屋北・国見岳中腹に三嶽寺(807年伝教大師建立)。数百の僧兵で大寺院。信長侵攻で破壊。現在の湯の山温泉内の三岳寺の元寺？
＜浄蓮寺・大井手＞寛永18年（1641）。1989年常磐村発足（大井手・松本・伊倉・中川原・久保田・芝田・赤堀が合併）四日市への合併1941年。赤堀氏（赤堀城）影響強い地域。
＜浄蓮寺・大井手＞寛永18年（1641）。1989年常磐村発足（大井手・松本・伊倉・中川原・久保田・芝田・赤堀が合併）四日市への合併1941年。赤堀氏（赤堀城）影響強い地域。
＜八幡神社・大井手＞祭神＝品陀和気命。大井手には「山之神」「松井須賀神社」。湯の山線「伊勢松本」駅南には「松本城跡」元久元年（1204）三日平氏の乱関係。標高約44m。松本神社あり。
＜八幡神社・大井手＞祭神＝品陀和気命。大井手には「山之神」「松井須賀神社」。湯の山線「伊勢松本」駅南には「松本城跡」元久元年（1204）三日平氏の乱関係。標高約44m。松本神社あり。
＜前山遺跡・尾平・大井手3〜松本3＞水田地帯に遺跡。弥生〜室町。石帯など出土。平安期に地方官人・衣冠束帯正装の人物がいた？湯の山街道は歩き危険。路側帯に枯れた雑草繁茂。堤防左の田畑道を歩くのが安全。
＜前山遺跡・尾平・大井手3〜松本3＞水田地帯に遺跡。弥生〜室町。石帯など出土。平安期に地方官人・衣冠束帯正装の人物がいた？湯の山街道は歩き危険。路側帯に枯れた雑草繁茂。堤防左の田畑道を歩くのが安全。
＜左に三滝台・伊勢川島＞源義経家来・伊勢三郎義盛の子孫の河島氏勢力地。平安期は伊勢神宮領。伊勢三郎塚や墓（西福寺）。江戸期は亀山・長島・津藩領に分割。後期は幕府直轄領・忍藩・久居藩領。川島と小生が合併。
＜左に三滝台・伊勢川島＞源義経家来・伊勢三郎義盛の子孫の河島氏勢力地。平安期は伊勢神宮領。伊勢三郎塚や墓（西福寺）。江戸期は亀山・長島・津藩領に分割。後期は幕府直轄領・忍藩・久居藩領。川島と小生が合併。
＜春だね蒲公英＞小生町で通称「松本街道」道と「湯の山街道」が堤防で合流。松本街道は国道1号の新正や東海道の赤堀から延びる車両多い道。ファミリーマートを左に入り菰野道旧道に入る。
＜春だね蒲公英＞小生町で通称「松本街道」道と「湯の山街道」が堤防で合流。松本街道は国道1号の新正や東海道の赤堀から延びる車両多い道。ファミリーマートを左に入り菰野道旧道に入る。
＜川島集落・菰野道＞左には湯の山線の伊勢川島駅。近く森は「川島御厨神明神社」県内最古の算額等(1790)現存。「算額」和算学者が解法した計算式の絵馬。高角駅から南西に丘陵越え2�劼了鈎罎砲眄酖膺声劼△蝓�
＜川島集落・菰野道＞左には湯の山線の伊勢川島駅。近く森は「川島御厨神明神社」県内最古の算額等(1790)現存。「算額」和算学者が解法した計算式の絵馬。高角駅から南西に丘陵越え2�劼了鈎罎砲眄酖膺声劼△蝓�
＜川島より鈴鹿山脈＞水沢岳・雲母峰・鎌ヶ岳・御在所・国見。今年は雪がほとんど積もらない。
＜湯の山線と歩く＞左丘陵「出城山城跡（一生吹山）」1536年(天文8）佐倉城主・小林重則が関・峯城主・峯盛定と「一生吹山出城」で戦闘。敗れ矢合川北岸で自害。丘陵には毘沙門天あり。尾根から鈴鹿の山が綺麗。
＜湯の山線と歩く＞左丘陵「出城山城跡（一生吹山）」1536年(天文8）佐倉城主・小林重則が関・峯城主・峯盛定と「一生吹山出城」で戦闘。敗れ矢合川北岸で自害。丘陵には毘沙門天あり。尾根から鈴鹿の山が綺麗。
＜高角町・三滝川・矢合川合流点＞高角町高角橋付近で三滝川はと矢合川が合流。菰野道は矢合川沿いに西に向かい、湯の山街道は三滝川沿いに北に向かう。
＜智積廃寺跡を見る＞「桜」の名は南北朝期より。智積御厨「桜郷」。佐倉・桜一色・智積村＝「三重郡韋田卿」。飛鳥〜奈良期前期創建＝智積廃寺。四日市最古の寺。奈良飛鳥寺につながる様式瓦多数。
＜智積廃寺跡を見る＞「桜」の名は南北朝期より。智積御厨「桜郷」。佐倉・桜一色・智積村＝「三重郡韋田卿」。飛鳥〜奈良期前期創建＝智積廃寺。四日市最古の寺。奈良飛鳥寺につながる様式瓦多数。
＜智積廃寺・東名阪道横＞7世紀末〜8世紀。川原寺式直系の軒瓦は、三重北勢では桑名「額田廃寺」朝日「縄生廃寺」とここ智積廃寺に限定。壬申の乱での地方豪族の功績評価で論功行賞的意味合いか？
＜智積廃寺・東名阪道横＞7世紀末〜8世紀。川原寺式直系の軒瓦は、三重北勢では桑名「額田廃寺」朝日「縄生廃寺」とここ智積廃寺に限定。壬申の乱での地方豪族の功績評価で論功行賞的意味合いか？
＜智積廃寺説明板1＞南北140m、幅60m。金堂・講堂・僧坊が真南北一列に並ぶ最古の四天王寺式伽藍配置形式。寺の存続期間は飛鳥時代〜奈良時代。
＜智積廃寺説明板2＞古代地形では山間低地だった智積〜北浦〜刑部（坂部）ルートを大海人皇子らが壬申の乱時に通過した可能性？するとやはり亀山から巡見道通過で桜・智積ルート(約15��)か？河曲は亀山だった？
＜智積廃寺説明板2＞古代地形では山間低地だった智積〜北浦〜刑部（坂部）ルートを大海人皇子らが壬申の乱時に通過した可能性？するとやはり亀山から巡見道通過で桜・智積ルート(約15��)か？河曲は亀山だった？
＜椿岸神社・智積＞椿岸神社伝に740年（天平12）創建。927年「延喜式」に名。1160〜67年智積御厨成立。獅子舞。獅子頭(1509)。舌裏墨書に「冠峯山権大僧都法印覚信」文字。覚信は三嶽寺僧で寺のあった鳥居道は智積村の入会地。椿大神社との関係？
＜椿岸神社・智積＞椿岸神社伝に740年（天平12）創建。927年「延喜式」に名。1160〜67年智積御厨成立。獅子舞。獅子頭(1509)。舌裏墨書に「冠峯山権大僧都法印覚信」文字。覚信は三嶽寺僧で寺のあった鳥居道は智積村の入会地。椿大神社との関係？
＜延福寺跡の説明板＞延福寺は国見岳中腹にあった三嶽寺四十八坊の1つ？本尊：薬師如来像。後に元寺の場所から仏頭のみ掘り出され、尾張仏師が仏体を造り、寺を智積に復興。薬師如来像はすぐ西の西勝寺に。
＜延福寺跡の説明板＞延福寺は国見岳中腹にあった三嶽寺四十八坊の1つ？本尊：薬師如来像。後に元寺の場所から仏頭のみ掘り出され、尾張仏師が仏体を造り、寺を智積に復興。薬師如来像はすぐ西の西勝寺に。
＜智積公会所前の曲り角の菰野道＞ここが昔の智積の中心地。椿岸神社獅子頭は椿大神社獅子頭と同じ木から掘り出されたもの？
＜西勝寺の智積養水＞江戸期灌漑用水。北東の菰野・神森にある蟹池湧水を用水路で引き水田約50ヘクタール灌漑。養水路全長は約千七百�叩�幅1〜2�叩�昔は神森などと水を巡る争い。
＜西勝寺の智積養水＞江戸期灌漑用水。北東の菰野・神森にある蟹池湧水を用水路で引き水田約50ヘクタール灌漑。養水路全長は約千七百�叩�幅1〜2�叩�昔は神森などと水を巡る争い。
＜西勝寺・智積＞1790年（寛政2年）建立。智積集落中心。先程の延福寺の薬師如来像。本堂左手墓地より鈴鹿山脈美しい。
＜引石・西勝寺＞矢合川（生水川）増水時は、菰野道（四日市往還）に架かる生水橋両端の石柱に縄を渡し「南無阿弥陀仏」を唱え渡った。右の高い石柱。「高水の時のなわ引石」左の低い石柱。「引石 左側折損」
＜引石・西勝寺＞矢合川（生水川）増水時は、菰野道（四日市往還）に架かる生水橋両端の石柱に縄を渡し「南無阿弥陀仏」を唱え渡った。右の高い石柱。「高水の時のなわ引石」左の低い石柱。「引石 左側折損」
＜石川酒造＞鈴鹿山系伏流水。地下200mより噴き出す自噴水。山口誓子「手を入れて 井の噴き上ぐる ものに触る」銘酒「噴井」。創業者・石川丈助は豪農の大地主。天保年間酒造業創始。
＜石川酒造＞鈴鹿山系伏流水。地下200mより噴き出す自噴水。山口誓子「手を入れて 井の噴き上ぐる ものに触る」銘酒「噴井」。創業者・石川丈助は豪農の大地主。天保年間酒造業創始。
＜石川酒造＞国の登録有形文化財の建物多数。主屋など対象棟数は全部で15棟。重要文化材に囲まれた中庭には酒造り源の井戸いくつか。
＜伊藤酒造＞創業弘化4年(1847)。小林氏の佐倉城は現在の桜町・伊藤酒造様東側に隣接する地（桜町字南垣内）。伊勢神宮の智積御厨（小林郷）下司・名主豪族。
＜伊藤酒造＞創業弘化4年(1847)。小林氏の佐倉城は現在の桜町・伊藤酒造様東側に隣接する地（桜町字南垣内）。伊勢神宮の智積御厨（小林郷）下司・名主豪族。
＜伊藤酒造＞創業1847年。「鈿女」「猿田彦」「鈴鹿山麓」「日本華」など地酒醸造。創業160余年。築百年以上の伝統的木造酒蔵と古い酒樽を使い改装した「慕蔵」では酒器や懐かしい昭和の道具が並ぶまちかど博物館。
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＜伊藤酒造＞創業1847年。「鈿女」「猿田彦」「鈴鹿山麓」「日本華」など地酒醸造。創業160余年。築百年以上の伝統的木造酒蔵と古い酒樽を使い改装した「慕蔵」では酒器や懐かしい昭和の道具が並ぶまちかど博物館。
＜安田屋＞菰野道と753号平尾茶屋線の交叉点。うなぎの安田屋。カリッと美味しい。明治31年旧湯の山街道・料理旅館「安田屋」創業。120年以上継ぎ足しの秘伝辛口タレ。集落内は道狭く菰野道は複雑。安正寺。
＜安田屋＞菰野道と753号平尾茶屋線の交叉点。うなぎの安田屋。カリッと美味しい。明治31年旧湯の山街道・料理旅館「安田屋」創業。120年以上継ぎ足しの秘伝辛口タレ。集落内は道狭く菰野道は複雑。安正寺。
＜金渓川に架かる三重橋・菰野へ＞橋の北の神森には賀保寺廃寺跡。平安後期創建。明治に廃寺。町有形文化財・鰐口(1430)銘文「伊勢国三重郡智積御厨内賀保寺鰐口之事 永享二年十一月八日願主敬白大工藤助信」
＜金渓川に架かる三重橋・菰野へ＞橋の北の神森には賀保寺廃寺跡。平安後期創建。明治に廃寺。町有形文化財・鰐口(1430)銘文「伊勢国三重郡智積御厨内賀保寺鰐口之事 永享二年十一月八日願主敬白大工藤助信」
＜菰野・宿野・右にイオンタウン＞右の湯の山街道は道沿いに多くの店が並ぶが、こちらは何もない。釈迦・三池・竜・藤原と並ぶ鈴鹿山脈。
＜宿野城跡方面＞巡見道の東側城の下。宿野城の築城時期、築城主不明。土塁や堀切などの遺構。
＜西久保の辻＞宿野中交叉点・巡見道と出合い・交通標識板では亀山。ここから巡見道と菰野道は合流して菰野中心の「札の辻」まで進む。
＜薬師如来堂＞宿野中交叉点を北に入る。元は長命寺という寺に祀られていたが、現在は源長寺境内の小堂に祀られる。前の公園で子供達が遊ぶ懐かしい風景。
＜源長寺東＞。昔の桑名道（現在の県道14号）はここで巡見道から分岐。源長寺と城屋敷の間を抜けて福村・吉沢・下村・保々（八風道交差）から東員町鳥取で員弁街道（濃州道）へと通じた。
＜源長寺東＞。昔の桑名道（現在の県道14号）はここで巡見道から分岐。源長寺と城屋敷の間を抜けて福村・吉沢・下村・保々（八風道交差）から東員町鳥取で員弁街道（濃州道）へと通じた。
＜巡見道・錦紗橋方面＞南に巡見道を少し行くと金渓川に架かる錦紗橋。聖十字看護学校南西の神社上の八岡に中世砦跡・宿野西城跡。こちらも詳細不明。
＜福村西・旧ジャスコより鎌ヶ岳と御在所＞今は三重厚生連の三重北医療センターになっている。
＜菰野駅口＞左が東町筋の菰野道と巡見道。右の大きな道が新道の湯の山街道。大きな新しい灯籠が分岐点に鎮座。
＜東町筋＞2代藩主・土方雄高が商工業者を集めて東町筋等整備。ここから札の辻までが街道中心。
＜菰野・札の辻近く＞もう一本西先の重盛書店の角が札の辻。右折れで「巡見道」左折れで「旧湯の山道」。真っ直ぐが菰野城。東木戸付近に代官所や高札場。北勢・巡見道は、東海道と中山道を結ぶ。幕府巡見使通過。
＜菰野・札の辻近く＞もう一本西先の重盛書店の角が札の辻。右折れで「巡見道」左折れで「旧湯の山道」。真っ直ぐが菰野城。東木戸付近に代官所や高札場。北勢・巡見道は、東海道と中山道を結ぶ。幕府巡見使通過。
＜巡見道＞巡見使は将軍代替わり毎に諸国政情風俗調査幕府役人。約十回派遣。伊能忠敬も通過。亀山で東海道分岐。国道306号沿いに菰野・藤原より県境に至る約60km。県境から上石津・牧田・関ヶ原で中山道。美濃では「伊勢西街道」。民間は参宮道の利用大。
＜巡見道＞巡見使は将軍代替わり毎に諸国政情風俗調査幕府役人。約十回派遣。伊能忠敬も通過。亀山で東海道分岐。国道306号沿いに菰野・藤原より県境に至る約60km。県境から上石津・牧田・関ヶ原で中山道。美濃では「伊勢西街道」。民間は参宮道の利用大。
＜瑞龍寺＞境内に石地蔵（1706）。毎年8月24日地蔵盆。不破包斎？と妻・娘寄進の地蔵。この辺りが東町通り中心だった。
＜菰野藩小史＞藩主始祖・土方雄久は尾張住居で信雄家来。天正伊賀の乱や小牧・長久手の戦いで功績。信長・滝川一益支配で代官所を菰野設置。天正18（1590）年秀吉の信雄追放まで雄久所領。この時期は見性寺辺りに城？最後は江戸で徳川秀忠の伽衆。
＜菰野藩小史＞藩主始祖・土方雄久は尾張住居で信雄家来。天正伊賀の乱や小牧・長久手の戦いで功績。信長・滝川一益支配で代官所を菰野設置。天正18（1590）年秀吉の信雄追放まで雄久所領。この時期は見性寺辺りに城？最後は江戸で徳川秀忠の伽衆。
＜藩の郷会所（顕道館）跡＞菰野領内十六ヵ村の庄屋村役人の寄り合い場。現在は菰野支所。
＜日下部家の柿の木＞甘柿で一年毎に実を付ける。幹の太さ2.5m。日下部家は武家で菰野藩指南役。天保9年(1838)に屋敷五百坪以上。渋柿も植える。江戸期は渋汁は防虫、防湿効果があり生活必需品。
＜日下部家の柿の木＞甘柿で一年毎に実を付ける。幹の太さ2.5m。日下部家は武家で菰野藩指南役。天保9年(1838)に屋敷五百坪以上。渋柿も植える。江戸期は渋汁は防虫、防湿効果があり生活必需品。
＜菰野小学校＝菰野城跡＞。前には御在所と国見岳の尾根。1599年家康らが画策した家康暗殺事件で父・土方雄氏が容疑者とされ、子・雄氏も連座。関ヶ原決戦直前に罪許され徳川家家臣に。菰野藩藩一万二千石拝領。
＜菰野小学校＝菰野城跡＞。前には御在所と国見岳の尾根。1599年家康らが画策した家康暗殺事件で父・土方雄氏が容疑者とされ、子・雄氏も連座。関ヶ原決戦直前に罪許され徳川家家臣に。菰野藩藩一万二千石拝領。
＜菰野城址＞1600年初代・土方雄氏、菰野代官所修補。藩士は宿野、福村、吉沢等の諸村に散在、藩主は京都に住居し、織田信雄と父雄久間の約束で信雄娘・八重姫との婚儀。
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＜菰野城址＞1600年初代・土方雄氏、菰野代官所修補。藩士は宿野、福村、吉沢等の諸村に散在、藩主は京都に住居し、織田信雄と父雄久間の約束で信雄娘・八重姫との婚儀。
＜菰野藩邸絵地図＞「藩内」地名残る。南北、東の城戸跡、木戸柵存在。場内の古絵図も旧藩士家に遺され、藩邸、藩士の屋敷割、町並等よく分かる。
＜智福寺＞川原町の紺屋某が菰野城西、門内に小堂建立。享保4年（1719）黄檗宗憎・賢州が近江より山越えで当地へ。智福寺として禅宗寺院を興す。
＜智福寺＞仏涅槃図（月僊作）あり。寛政7（1795）。中菰野の住人清兵衛はじめ70名村人が寒念仏。近隣村々より浄財受け製作。月僊は京都で円山応挙に師事。
＜智福寺＞仏涅槃図（月僊作）あり。寛政7（1795）。中菰野の住人清兵衛はじめ70名村人が寒念仏。近隣村々より浄財受け製作。月僊は京都で円山応挙に師事。
＜旧湯の山道 道標＞エブリデェイ・イングリシュスクールの角を南へ。「右ゆの山道」樋の口橋詰にあった。県道新設時、南から現在地へ移設。
＜廣幡神社方向＞湯の山道より南。1630年（寛永7)菰野藩主・雄氏が石清水八幡宮勧請し城南に創建。金渓川の小橋（写真の橋より一本西）付近に「八重姫の楓」あり。樹齢400年の古木。
＜廣幡神社方向＞湯の山道より南。1630年（寛永7)菰野藩主・雄氏が石清水八幡宮勧請し城南に創建。金渓川の小橋（写真の橋より一本西）付近に「八重姫の楓」あり。樹齢400年の古木。
＜見性寺解説板＞興味のある方はどうぞ。1644年。2代目雄高創建。信長孫・玉雄院（千代姫）は92歳まで生きて2代雄高、3代雄豊を援助。菰野藩主土方家・菩提寺。菰野町指定史跡。
＜見性寺解説板＞興味のある方はどうぞ。1644年。2代目雄高創建。信長孫・玉雄院（千代姫）は92歳まで生きて2代雄高、3代雄豊を援助。菰野藩主土方家・菩提寺。菰野町指定史跡。
＜見性寺＞丘陵利用の八十八箇所石仏巡りなど。幕末期は新政府側に。江戸期を通し12代も藩主変わらない藩は珍しい。3代雄豊は江戸では浅野長矩と同期に勅使饗応役、雄豊養女と浅野養子が婚姻。吉良が饗応指南役だった。
＜見性寺＞丘陵利用の八十八箇所石仏巡りなど。幕末期は新政府側に。江戸期を通し12代も藩主変わらない藩は珍しい。3代雄豊は江戸では浅野長矩と同期に勅使饗応役、雄豊養女と浅野養子が婚姻。吉良が饗応指南役だった。
感想
四日市北浜往還・東海道・菰野道（四日市往還）を東西に歩く。四日市港も菰野藩も興味深い歴史や文化があり、注目すべき人物がいる。菰野藩の場所は東海道とは離れた鈴鹿山麓にあるのだが、東海道（亀山）と中山道（関ヶ原）を連絡する巡見道の中央要衝地。6〜7世紀には鈴鹿東山麓の巡見道の街道は確立されていたかに聞くのだが、壬申の乱では・・・。
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