テントも埋もれる猛吹雪の北比良!
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
写真
感想
世の中、暖冬暖冬と言われ、街にはもちろん積雪はなく、周りに見える大文字から比叡、そして愛宕山まで、白くなることもなく、せいぜい鴨川上流に見える北山がたまに白くなる程度。そんな中、我らがKAT(Kyoto Alpine Team)は、少しでも上に登ればあるに違いない、と、2月8日の土曜日、この冬初めての比良山系へ。アイゼンにシャベルにダウンに極厚ウールのテント着にと、色々突っ込んで、いざ出発。
比良駅からはタクシー1600円也で^^;、イン谷まで。ダケ道取り付きの大山口辺りまで来ると、雪が降ったばかりなのか、そこそこの新雪。10cmくらいかな。なので靴裏が汚れることもなく、そして新雪なのでアイゼンも出番なく、カモシカ台到着。積雪はだんだん増えてきて、しかもかなり上質のパウダー! 天気は曇りがちだったけど、気分もmotivationも上がり、北比良峠到着。しかし、ものすごい風だったので、去年と同じ小山の影にテントを設営することに。シャベルで掘って、踏み均して、飛ばされそうなグラウンドシートやテントを押さえつけながら、なんとか設営。
外にいても風は強いし寒いし、細かいあられ粒のようなパウダースノーが飛んでくるようになったしで、早々にテントに避難。クッカーでラーメンにソーセージ入れて煮込んで、おにぎり食べて、そしてお酒も飲んで、と、山はこれがたまらんのよね〜。電波の事情で入ったり途切れたりするラジオ聞きながら、何をするでもなくちびちび飲んで、20時頃には就寝。そして、目覚めれば朝・・・のハズだったんだけど、寝ばなにテントに打ち付けるあられパウダースノーの音が何かいやな感じだったんだよな〜・・・
夜中12時。トイレをもよおしたけど寒いし我慢。テントの上や横に積もった雪を中から叩き落として、再び眠りの中へ・・・すると、いきなり寝ている僕の頭の上にドサドサドサ〜っと雪が落ちて、頭半分くらい雪に埋もれた! もちろん雪はテントの外なので直接雪に埋もれたわけじゃないんだけど、それでもかなりの重量で一気に目が覚めました、午前4時。もうそんなに経ってたのか。。。 なんじゃこりゃ!とヘッデン点けて、テントの中からを触ってみれば半分くらいがもう雪の壁の中! え、わずか一晩でこんなに積もった!? とか考えてるうちにテントが潰れてしまいそうだったので、とりあえず外へ。柄の先っぽがかろうじて見えるトコまで埋もれてしまったシャベルを引っ張り出し、テントを破らないように気をつけながらの雪かき。頭のほうに回ってみれば、風を避けるための小山に積もった雪が雪庇となり、それが崩れてテントの頭部分を直撃した模様。いや、まさか、そんなに降るとは・・・! あられパウダー吹きすさぶ真っ暗な中、30分ほどかけてテントを掘り出し、中に避難。凍えた手足指先を10分も暖めてるともうテントの横には次の雪壁が出来てる感じ。雪と寒気が入らないようにしながら換気穴だけは確保し、そのまま、まんじりともせず夜明けを迎えました。
ちょっと吹雪がおさまってきたので、7時頃外に出てみれば、もうまた半分くらいテント埋まってるし^^; カップラーメンとおにぎりで身体にエネルギー入れて、コーヒーで暖まりながらテント発掘。外に置きっぱにした使わなかったアイゼンは最早遥か雪の下。さて、どこにいったやら・・・確か、ストックのそばに置いたはず、と目検討をつけて辺りを掘り返してようやくシャベルにカツンと手応え。同じく昨日ラーメンを食べた後、テント外に放り出しといたコッヘルをこれまたカツンと掘り当てて、見事サルベージ完了^^/ でもこれ、あられパウダースノーだったから濡れもせず作業出来たけど、湿雪だったら大変だったろうなぁ。んなことを考えつつテント撤収。膝上までズボズボ埋まる北比良峠からダケ道へ。山中に入ると積雪も減り、ザックも軽くなったし、新雪ふかふかだし、文字通り滑るように下山しました。
帰りの京都駅で食べた、大盛りカレー牛肉そば、んまかったなぁ〜^^/
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する