岩木山・・・アサギマダラが飛んでいた
- GPS
- 06:30
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,197m
- 下り
- 1,197m
コースタイム
百沢登山口7:45
焼止まり小屋9:45−10:15
錫杖清水11:00−11:30
鳳鳴小屋11:50−12:00
下山
焼止まり小屋12:45ー13:00
登山口着14:15
天候 | 晴れ 風爽やか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夏季は百沢スキー場駐車場は閉鎖してます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・焼止まり避難小屋までの登山道は危険個所はないと思います。 ・大沢(通称坊主転がし)の登山道からは沢登りになります。夏場は水流はありませんが登山道が狭いため、他の登山者とすれ違う際はお互い気を付けたい場所です。 ・大沢上部に錫杖清水と呼ばれる水場があります。少雨傾向だったこの夏ですが、冷たい水が水量豊かに流れていました。 ・田んぼの稲が黄金色に変わりつつあるこの時期、岩木山の山頂からその風景を見るのが好きでした。今年も見たいと思いやって来ましたが、その想いは力及ばず敗れました。 |
写真
感想
やっと涼しくなった今日は久しぶりに山頂まで行きたい!と意気込んで登り始めた岩木山だったが・・・。
歩き始めて間もなく、「あれっ!葉っぱの顔」
もしかしたら・・・?と思いつつ歩いていると、もうひとつ。
やがて、楽しそうに話す子供の声が聞こえてきた。そして親子三人の姿を確認できる距離まで近づいた。
しばらくその会話に耳を傾けていたが、どうも子供たちが私の存在が気になるらしく、歩きに集中できない様子。
私も抜きたいけれど、急ぐ訳にもいかず、そのままでいたら、父親も気になったか、私に道を譲ってくれた。
ということで、一件落着。
私は姥石で小休止。まだ大丈夫、焼けの小屋まで行けそうかな?
焼止まり小屋に着いた。
私を越して行った登山者8名ほど休んでいたが、私はヘロヘロ状態で小屋のベンチに座り込む。
ゆっくり登ったけれど、疲れた。
小屋の前を走り去る男の子の姿に励まされ、私も重い腰を上げ小屋を出た。
坊主転がしは急登の連続。でも、足は調子よく上がってくれた。
大沢に水の音が聞こえ始めると、やがて錫杖清水に着く。
雨の少ないこの夏であったが、思いの外勢いのいい水流に安堵する。
「この水、飲んでいいかな?」いつもなら心配しないが、免疫力が下がっている今は少々不安。
でも、ここの冷たい水に我慢しきれずガブガブ飲んでしまった。
写真を撮っていると、フワフワとアサギマダラが、目の前に舞い降りた。
「ああーっ、写真!」と思ったが、あまりの美しさに私は見入ってしまう。
で、あえなくカメラにおさめる事が出来ず、アサギマダラは飛んで行ってしまった。とても残念・・・。
途中、葉っぱの親子を越した私であったが、錫杖清水でまた一緒になった。
そこで、私が頼んで葉っぱの親子の写真を1枚撮らせていただいた。これでこの親子のことは一生忘れない。
ここ錫杖清水は爽やかな風が通り涼しかった。座っていると疲れた訳ではないが動きたくない衝動に駆られた。
「いやいや、駄目ダメ」と自分にムチうち、歩き始める。
種蒔猪苗代はすぐだ。先を行った登山者が地図を見ていた。「あれが山頂?」かと聞かれたが、「残念、ここからは山頂は見えないです」と答える。
鳳鳴小屋までの急坂を登る。御神坂はスカイラインからの登山者で数珠繋ぎ状態だ。
身体が疲れたのではないが、目で疲れた感じ。私の足は止まったまま動かなくなった。
こういう時、簡単に心が折れるから一人って嫌だな!
しばらく眺めた御神坂を後に下山を決意。
錫杖清水で今日は終わりという、葉っぱの親子が山頂を目指し登って来たのとすれ違った。
小さな男の子が大きな岩を這い上がる様に登っているのを見て、とても感心しました。
子供って無限の力がある事を、改めて感じましたね(^_-)-☆
コメント
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citrusさん、おはようございます!
岩木山の百沢コース、がんばって上まで登られたんですね 体調不良なのによくがんばられましたね citrusさんのガッツに感動 でも、あまり無理しないようにしてくださいね。
顔の葉っぱの親子、アサギマダラ、色々楽しい山行だったみたいですね、天気もよくて最高ですね お疲れ様でした
頑張りましたけど、尻切れトンボですね
岩木山は私のホームグランドですから、特別山頂はこだわっていません。
体調と相談しながら、それなりに登れればそれでいいと思っています。
アサギマダラは、ここ岩木山で初めて見ました。
それに、こんな近くで見たのも初めてです。とても感激です。
ちびっこふたりのお父ちゃん、きている服に見覚えがあり升。髪の生え際も。岩木山麓の友人のようですよ〜。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=192655&pid=c29386f1ff207c6eaade36845ff8eb06
おお〜
見開いている目でよく分かりませんが、着ている服は同じそうですね。
お友達だったのですね
山の世界はやはり狭いなあ〜
山頂、残念でしたね、でも天気に恵まれて、いい出会い、良い山行にだったのでは無いでしょうか
アサギマダラってとんでもなく長距離を移動するんだそうですね、こんな小さな体でどこにそんなパワーがあるのか 不思議。
岩木山は、地元の山だけにいつもいつも、いい出会いに恵まれている様です。
特に、ここ百沢コースは他県からの登山者も多く、私は「どちらからいらっしゃったのですか?」と伺う事が多いですね。
この日は、長野と新潟からの登山者とお話しました。
皆さん、遠くからいらっしゃるんですよ。
嬉しいことです。
アサギマダラは、とんでもなく長い距離を移動するらしいですね。
蝶の世界は、奥が深いです。
嬉しく記録を拝見しました。
そうそう、大人にはどうって事無い岩でも、子どもにとっては大岩って事もありますね!
我が家の下の子もちび助なので、全身を使って登ることもあります。
葉っぱの顔、下の子が見たら真似しそうです
アサギマダラ、今年はまだ見ていません・・・
一回の点滴で、奪い取られる筋肉。脂肪なら嬉しいですが・・・。
その筋肉を取り戻そうと頑張って登っています。
でも、いい出会い(人や蝶)をすると、素直にまた行きたいと思いますね。
男の子を見てて、mitugasiwaさんのことが頭に浮かびました
アサギマダラは岩手山でも見ることがあるのですか?
citrusさんこんにちは。
アサギマダラ、岩手山では見たことがありません。
柳沢コースならヨツバヒヨドリがそこそこあるので
飛んでくるかもしれませんが。
よく見かけるのは、三ツ石山(奥産道)や千沼ヶ原への道(平ヶ倉コース)です。
あと、網張温泉の第3リフト乗り場付近はヨツバヒヨドリが密生しているので、飛んできそうです。
ご参考までに
mitugasiwaさん、ありがとうございます。
網張スキー場のヨツバヒヨドリの群生は大したものですよね。
そこで待っていれば、きっとアサギマダラはやってきそです。
三ツ石山や千沼ヶ原ですか・・・どちらも裏岩手の山域ですね。
来年こそは、リストに入れて登りたい山々です。
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