記録ID: 2257938
全員に公開
ハイキング
東海
壬申の乱を歩く5(久留倍〜多度道〜星川)
2020年03月15日(日) [日帰り]
三重県
cielo-azul
- GPS
- 05:02
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 216m
- 下り
- 197m
アクセスを調べる
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日帰り
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:03
距離 20.4km
登り 226m
下り 203m
9:52
26分
近鉄富田駅
10:18
0:00
15分
耳常神社
10:33
0:00
14分
久留倍遺跡
10:47
0:00
13分
大矢知砦跡
11:00
0:00
27分
観音寺
11:27
0:00
25分
山分橋
11:52
0:00
15分
菟上耳利神社・菟上遺跡
12:07
0:00
13分
平田家住宅
12:20
0:00
20分
広古墳
12:40
0:00
15分
伊坂ダム
12:55
0:00
40分
西ヶ広遺跡
13:35
0:00
25分
四日市・桑名境の峠
14:00
0:00
42分
久米・志知・平群神社
14:42
0:00
13分
坂井橋
14:55
北勢線・星川駅
| 天候 | 晴のち曇 時々小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復 星川駅〜北勢線〜桑名駅 |
写真
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＜耳常（みみつね）神社・富田＞朝明プラザのすぐ西。下社・下之宮：祭神・神八井耳命は神武天皇皇子。
創建年代不明。御神体・平安期・木像男神座像と木像女神座像二体。祭神・神八井耳命の後裔、伊勢船木氏子孫・西脇氏が代々神主。
伊勢船木氏は美濃本巣郡から伊勢そして播磨国へ移動した造船技術に長けた海洋豪族。1世紀頃活躍。海上交通や湊管理、倭姫命伊勢巡幸支援で天皇家に貢献。琵琶湖、紀伊半島、住吉大社、竹内宿禰との関係。
伊勢船木氏は美濃本巣郡から伊勢そして播磨国へ移動した造船技術に長けた海洋豪族。1世紀頃活躍。海上交通や湊管理、倭姫命伊勢巡幸支援で天皇家に貢献。琵琶湖、紀伊半島、住吉大社、竹内宿禰との関係。
＜久留倍遺跡＞写真中央の北勢バイパス道路の左端向こうが遺跡丘陵。バイパス工事で遺跡を発見したのだが、バイパスがなければもっと遺跡もよく見えるはずだ。
＜久留倍遺跡＞写真中央の北勢バイパス道路の左端向こうが遺跡丘陵。バイパス工事で遺跡を発見したのだが、バイパスがなければもっと遺跡もよく見えるはずだ。
今日は「古代の朝明駅（久留倍遺跡）から榎撫駅（多度戸津」歩きを桑名・星川まで。この間の街道は江戸期の旧東海道（富田〜桑名）から美濃街道（桑名〜多度）経由が一般的だが・・。
今日は「古代の朝明駅（久留倍遺跡）から榎撫駅（多度戸津」歩きを桑名・星川まで。この間の街道は江戸期の旧東海道（富田〜桑名）から美濃街道（桑名〜多度）経由が一般的だが・・。
東海道・美濃街道ルートは桑名通過で意外に東に道膨らむ。また、古代では海岸線が今よりずっと西で入江が多く、河川、海岸縁、沼沢を渡渉する問題も。
＜八脚門と正殿・手前空き地は正倉跡＞大矢知の丘陵から北を見ると朝日丘陵の間の真北に多度山が見える。恐らく古代人も丘陵地を越え直線的に多度に到達する道を推測、開削？古代東海道？建設。
＜八脚門と正殿・手前空き地は正倉跡＞大矢知の丘陵から北を見ると朝日丘陵の間の真北に多度山が見える。恐らく古代人も丘陵地を越え直線的に多度に到達する道を推測、開削？古代東海道？建設。
＜八脚門と正殿＞大矢知では昔から雨乞祈願などの目的で多度神社参りが行われ、使われたのがほぼ現在の県道26号線（四日市多度線）「多度道」。これが古代東海道（朝明〜星川・額田〜多度）の可能性？
＜八脚門と正殿＞大矢知では昔から雨乞祈願などの目的で多度神社参りが行われ、使われたのがほぼ現在の県道26号線（四日市多度線）「多度道」。これが古代東海道（朝明〜星川・額田〜多度）の可能性？
＜長大な建物＞大矢知・八風街道分岐の山分橋で朝明川を渡り、伊坂ダムと菟上耳利神社の間を通過、現在の伊坂台・赤尾台で峠を越え、桑名・星川に下りる。嘉例川沿いに北上して、力尾から猪飼で多度神社そして戸津。
＜長大な建物＞大矢知・八風街道分岐の山分橋で朝明川を渡り、伊坂ダムと菟上耳利神社の間を通過、現在の伊坂台・赤尾台で峠を越え、桑名・星川に下りる。嘉例川沿いに北上して、力尾から猪飼で多度神社そして戸津。
＜正殿＞星川から力尾〜多度神社周りルートは谷筋だが、星川から現在の星見ヶ丘・大山田丘陵へ上がり、御衣野そして小山・戸津ルートも可能性大。
＜八脚門を西から見る＞政庁正門。古代遺跡では正門は南向だが、久留倍遺跡では東向。
＜大型倉庫跡＞本日のルートには「伊坂遺跡・西ヶ広遺跡や広古墳、久米・平群神社そして星川の額田廃寺跡など」古代遺跡点在。これら遺跡も壬申の乱や聖武天皇東国行幸との関連性を窺わせる。
＜大型倉庫跡＞本日のルートには「伊坂遺跡・西ヶ広遺跡や広古墳、久米・平群神社そして星川の額田廃寺跡など」古代遺跡点在。これら遺跡も壬申の乱や聖武天皇東国行幸との関連性を窺わせる。
＜延喜式内社・長倉神社・久留倍＞久留倍遺跡の北の丘陵上。朝日郡24座の1社。主神・應神天皇。祭神・大山祇神・天照大神・倭姫命。創建年代不明だが・・。
＜延喜式内社・長倉神社・久留倍＞久留倍遺跡の北の丘陵上。朝日郡24座の1社。主神・應神天皇。祭神・大山祇神・天照大神・倭姫命。創建年代不明だが・・。
＜長倉神社＞久留倍郷忍藩宗社。江戸期、忍藩では藩公が斎王となり祭典。武運長久・御陣屋繁栄・領内安全祈願。長倉の「倉」から久留倍遺跡「正倉」との関連？南にあった「旧櫻神社」の「クラ」も同様。
＜長倉神社＞久留倍郷忍藩宗社。江戸期、忍藩では藩公が斎王となり祭典。武運長久・御陣屋繁栄・領内安全祈願。長倉の「倉」から久留倍遺跡「正倉」との関連？南にあった「旧櫻神社」の「クラ」も同様。
長倉神社奉納獅子舞あり（明治初期、鈴鹿市其田より伝授）五国豊穣・氏子家内安全祈願。獅子と天狗の戯れを演じる伊勢神楽。
＜大矢知砦跡＞南北朝期（1331〜1392）に北伊勢は南朝方・北畠氏配下。北朝の足利幕府は伊勢守護・仁木義長に1372年大矢知砦を築城・伊勢攻略を命じる。
＜大矢知砦跡＞南北朝期（1331〜1392）に北伊勢は南朝方・北畠氏配下。北朝の足利幕府は伊勢守護・仁木義長に1372年大矢知砦を築城・伊勢攻略を命じる。
＜大矢知砦跡＞南富田地頭・南部頼勝が北朝方・仁木氏に加勢し大矢知砦に籠城。一度は北朝軍が勝利。しかし垂坂山合戦で大敗、廃城に。長倉神社南に砦堀跡。
＜照恩寺山門＞桑名城城門を移築。開基1535年。本堂創建は18C中期。桑名城から山門は東海道沿いの長明寺（蒔田城跡）に移築。1926年に照恩寺へ譲渡。
＜照恩寺山門＞桑名城城門を移築。開基1535年。本堂創建は18C中期。桑名城から山門は東海道沿いの長明寺（蒔田城跡）に移築。1926年に照恩寺へ譲渡。
＜郷倉＞大矢知で唯一現存している郷倉（江戸末期〜明治初年）。村の穀物倉庫・緊急非常用の米の保管場所。郷倉番や五人組が管理。年貢納入連帯責任制度。
＜伊藤手延製麺所＞照恩寺隣。有名な金魚印・大矢知素麺。約二百年前から農家副業で生産盛ん。江戸期、旅僧侶が朝明川畔農家に宿泊。地域住民に感謝して秘伝の麺製作方法を教授。最盛期は三百軒の製麺所存在。
＜伊藤手延製麺所＞照恩寺隣。有名な金魚印・大矢知素麺。約二百年前から農家副業で生産盛ん。江戸期、旅僧侶が朝明川畔農家に宿泊。地域住民に感謝して秘伝の麺製作方法を教授。最盛期は三百軒の製麺所存在。
＜観音寺＞県道9号線南の丘上。大矢知興譲小学校南の丘陵地。本尊・十一面観音菩薩。
＜大日如来石像＞元は大日山？（大矢知幼稚園東にあった）に祀られていた石仏。後に、大矢知駅東からこちらに移設。
＜観音寺妙見堂＞堂内で神仏混合。左に妙見菩薩。右に天満宮安置。武蔵・忍藩からの大矢知陣屋役人が「学問の神・天満宮と武術の神・妙見菩薩」を祀る。関東では弓矢神で妙見菩薩（仏）信仰。妙見山から大日山そしてここへ移動。
＜観音寺妙見堂＞堂内で神仏混合。左に妙見菩薩。右に天満宮安置。武蔵・忍藩からの大矢知陣屋役人が「学問の神・天満宮と武術の神・妙見菩薩」を祀る。関東では弓矢神で妙見菩薩（仏）信仰。妙見山から大日山そしてここへ移動。
＜北を見て多度＞伊坂ダムと四日市ジャンクションと菟上耳利神社の彼方に多度山。ちょうど真北。
＜大日山・神社跡？＞大矢知幼稚園東。現在の観音堂にある妙見堂や薬師如来石仏が元あった場所か？1931年三岐鉄道建設のため大日山は消滅。
＜大日橋・だいにちはし＞大矢知駅前にある。目立たない「だいにちはし」先程の大日山との関連。突き当たりが八風街道。
＜八風街道と交差の道標＞大矢知郵便局前。この写真は昨年12月に富田〜桑名間を歩いた時のもの。「左 たどみち」
＜八風街道と三岐鉄道＞後の丘陵は先程訪れた観音堂。ここから二百mほど進むと八風街道と多度道・山分橋への分岐。
＜山分橋＞昔、八郷地区には朝明川に架かる6つの橋。全て木造橋で豪雨などで何度も流出。昭和36年に山分橋は現在のコンクリート製に。橋北詰に大常夜灯と判読できない記念石碑。
＜山分橋＞昔、八郷地区には朝明川に架かる6つの橋。全て木造橋で豪雨などで何度も流出。昭和36年に山分橋は現在のコンクリート製に。橋北詰に大常夜灯と判読できない記念石碑。
＜八郷村（やさとむら）＞1889年、三岐鉄道三岐線山城駅周辺と朝明川対岸の朝明郡平津村・広永・山村・伊坂・千代田・中村・萱生・広永新田と大矢知一部8村合併。手前丘陵の一番左が広古墳群。
＜八郷村（やさとむら）＞1889年、三岐鉄道三岐線山城駅周辺と朝明川対岸の朝明郡平津村・広永・山村・伊坂・千代田・中村・萱生・広永新田と大矢知一部8村合併。手前丘陵の一番左が広古墳群。
＜右が26号線多度道＞左は伊坂集落から伊坂ダムや四日市員弁線9号へ。伊坂集落台地が菟上遺跡。発掘調査で掘立柱建物が百十棟確認。6世紀末〜8世紀前期か。西ヶ広遺跡より古い？秩序立った建物配置。
＜右が26号線多度道＞左は伊坂集落から伊坂ダムや四日市員弁線9号へ。伊坂集落台地が菟上遺跡。発掘調査で掘立柱建物が百十棟確認。6世紀末〜8世紀前期か。西ヶ広遺跡より古い？秩序立った建物配置。
＜多度道と菟上耳利（うなかみみみとし）神社＞四日市ジャンクション。東名阪に伊勢湾岸と新名神が接続。多度道は真下通過。峠越え桑名久米へ下る。神社森周辺が菟上遺跡。古代豪族住居跡か？
＜多度道と菟上耳利（うなかみみみとし）神社＞四日市ジャンクション。東名阪に伊勢湾岸と新名神が接続。多度道は真下通過。峠越え桑名久米へ下る。神社森周辺が菟上遺跡。古代豪族住居跡か？
＜菟上耳利神社・銅鐸＞江戸期末期に発見の青銅製銅鐸。伊坂村農民が菟上神社北西四百mで「奇妙なカネ」発見。豊作と収穫祭で使用。弥生時代。鐸身に六区袈裟襷紋あり。
＜菟上耳利神社・銅鐸＞江戸期末期に発見の青銅製銅鐸。伊坂村農民が菟上神社北西四百mで「奇妙なカネ」発見。豊作と収穫祭で使用。弥生時代。鐸身に六区袈裟襷紋あり。
＜菟上耳利神社＞上社・上之宮：祭神・神沼河耳命（神武天皇皇子）。明治41年菟上神社に合祀され菟上耳利神社に。富田の耳常神社（下社）と対比。伊勢船木氏関連。
＜菟上耳利神社＞上社・上之宮：祭神・神沼河耳命（神武天皇皇子）。明治41年菟上神社に合祀され菟上耳利神社に。富田の耳常神社（下社）と対比。伊勢船木氏関連。
＜菟上耳利神社＞菟上「ウサキカミ」「ウナカミ」菟上王は開化天皇皇子。曙立王弟。大和・出雲と関連。
＜菟上耳利神社から南西＞キオクシア四日市工場・垂坂丘陵方面。国内半導体製造大手・東芝メモリが社名変更「キオクシア」記憶からの命名か。朝日町にも東芝工場あり。
＜菟上耳利神社から南西＞キオクシア四日市工場・垂坂丘陵方面。国内半導体製造大手・東芝メモリが社名変更「キオクシア」記憶からの命名か。朝日町にも東芝工場あり。
＜伊坂町内＞古い民家が多数残る。伊坂から南の千代田にかけて五輪塔（中世墓群跡か）
＜平田家住宅・千代田＞江戸末期より庄屋。三重郡議会議員や八郷村村長だった旧家。旧家屋敷構えと歴史的景観で国登録有形文化財（建造物）。
＜平田家住宅・千代田＞石造の門と主屋。入口門柱＝高さ4m花崗岩柱。中門西に書院と庭園。主屋背後に東西2棟の蔵。明治3(1870)年建築。明治9年伊勢暴動襲撃の刀傷残る。
＜平田家住宅・千代田＞石造の門と主屋。入口門柱＝高さ4m花崗岩柱。中門西に書院と庭園。主屋背後に東西2棟の蔵。明治3(1870)年建築。明治9年伊勢暴動襲撃の刀傷残る。
＜円光寺・千代田＞本堂回廊北側天井に駕籠（江戸中期）三代以上前の住職が通夜や告別式等で使用。平田家との関係。
左丘陵が広古墳群や西之広城跡。中央小山は伊坂ダム東の鶴澤神社。一番右の東名阪沿いが西ヶ広遺跡。
＜西ヶ広遺跡を南より見る＞東名阪と丘陵がぶつかる辺りが遺跡の南端。2世紀、弥生期後半〜。伊坂の丘陵高台に集落形成（西ヶ広遺跡・菟上遺跡）奈良期の条里制遺跡。
＜西ヶ広遺跡を南より見る＞東名阪と丘陵がぶつかる辺りが遺跡の南端。2世紀、弥生期後半〜。伊坂の丘陵高台に集落形成（西ヶ広遺跡・菟上遺跡）奈良期の条里制遺跡。
＜広古墳群と西之広城跡＞大鐘町。城主は伊坂氏。伊坂城跡南側丘陵南端。空掘と土塁で小規模な郭など。伊坂城出城か。平安期に大鐘村と八郷村周辺（伊坂ダム南）は「大金郷」の名で金生産盛ん。
＜広古墳群と西之広城跡＞大鐘町。城主は伊坂氏。伊坂城跡南側丘陵南端。空掘と土塁で小規模な郭など。伊坂城出城か。平安期に大鐘村と八郷村周辺（伊坂ダム南）は「大金郷」の名で金生産盛ん。
＜広古墳群説明＞七基古墳群。珍しい「方墳の群集墳」5世紀後半〜6世紀初。墳丘の全体は約52m。詳しくは読んでください。
＜鶴澤神社＞詳細不明。鶴沢御厨？千代田村の神明社に山神社を合祀。後に、みえ朝日IC近くの穂積神社（広永町）合祀。戦後再び現在地に分祠。
＜鶴澤神社＞長い階段。隣の広古墳群との関連。鶴が飛来するような沢や沼があった？神社後は伊坂ダム高台。
＜伊坂ダム＞北伊勢工業用水の供給を目的に1966年建設の傾斜コア型アースダム。ダム湖・伊坂貯水池を巡る全長3.6kmの周回道路、遊歩道やサイクリングロードに利用。伊坂城はダム右の坂の上台地北東。
＜伊坂ダム＞北伊勢工業用水の供給を目的に1966年建設の傾斜コア型アースダム。ダム湖・伊坂貯水池を巡る全長3.6kmの周回道路、遊歩道やサイクリングロードに利用。伊坂城はダム右の坂の上台地北東。
＜伊坂ダム＞伊坂城跡へ行こうとダムを上がってきたのに、車も歩行者もダム巡回道は進入禁止禁止。残念。周回コースをランニングやウォーキングする人多い。
＜伊坂城跡大櫓門方面＞桓武平氏系・進士氏が鎌倉初期に伊勢春日部氏の名。北畠配下で朝明郡所領。神戸氏、関氏らと北勢四十八家「伊勢六人衆」室町中期に萱生城、伊坂城、星川城等築城。伊坂（春日部）太郎左衛門尉築城？
＜伊坂城跡大櫓門方面＞桓武平氏系・進士氏が鎌倉初期に伊勢春日部氏の名。北畠配下で朝明郡所領。神戸氏、関氏らと北勢四十八家「伊勢六人衆」室町中期に萱生城、伊坂城、星川城等築城。伊坂（春日部）太郎左衛門尉築城？
＜伊坂ダムより鈴鹿＞1568年信長北伊勢侵攻で萱生城と共に落城。だが織田信雄家臣として伊坂氏は存続して幕末まで続く？城址は高速道路建設で破壊・発掘調査で幅9m、高さ6mの大櫓門遺構等出土。
＜伊坂ダムより鈴鹿＞1568年信長北伊勢侵攻で萱生城と共に落城。だが織田信雄家臣として伊坂氏は存続して幕末まで続く？城址は高速道路建設で破壊・発掘調査で幅9m、高さ6mの大櫓門遺構等出土。
＜西ヶ広遺跡＞北より。東名阪道路の西側丘陵地。東西100m、南北150m。弥生期〜環濠集落形成。弥生期から室町期の各種遺構・遺物。7世紀〜8世紀。竪穴式住居152棟・堀立柱主屋建物43棟・倉庫46棟、陶製硯等出土。
＜西ヶ広遺跡＞北より。東名阪道路の西側丘陵地。東西100m、南北150m。弥生期〜環濠集落形成。弥生期から室町期の各種遺構・遺物。7世紀〜8世紀。竪穴式住居152棟・堀立柱主屋建物43棟・倉庫46棟、陶製硯等出土。
＜西ヶ広遺跡＞道路の左側が遺跡。何度かの調査結果で遺構配置まとまり性なし。官衙遺跡よりも一般集落か。東の菟上遺跡は西ヶ広よりやや古く、主屋北東に数棟建物が柱筋並べ配置。豪族居宅遺跡の可能性。
＜西ヶ広遺跡＞道路の左側が遺跡。何度かの調査結果で遺構配置まとまり性なし。官衙遺跡よりも一般集落か。東の菟上遺跡は西ヶ広よりやや古く、主屋北東に数棟建物が柱筋並べ配置。豪族居宅遺跡の可能性。
四日市ジャンクションの下を登って伊坂団地入口へ。ジャンクション西の丘陵は伊坂城家臣の住宅地だった。
伊坂団地から更に上って桑名市に入る峠状の街道。ここから桑名の正和台に下りる。三重企業庁のタンクの南に伊坂遺跡。瓦窯跡など。今はジャンクション下。
東正和台を真北に下りれば星川まで約2�劼世�、今日は平群神社へ立ち寄る。道路中央彼方は星川・星見ヶ丘、多度山。
＜桑名・久米・志知＞古代に大和・久米（現在の橿原市）からの移住民開発。平群神社＝古墳時代祭祀遺跡。背後が神体山（平群山）日本武尊立寄伝説。推測ルートは久米〜保々〜智積〜巡見道で能褒野・亀山。
＜桑名・久米・志知＞古代に大和・久米（現在の橿原市）からの移住民開発。平群神社＝古墳時代祭祀遺跡。背後が神体山（平群山）日本武尊立寄伝説。推測ルートは久米〜保々〜智積〜巡見道で能褒野・亀山。
＜平群（へごり）神社・桑名志知＞祭神＝木菟宿祢（ずくのすくね）。味酒臣（愛媛県松山）の姓。平群氏支族が移住？創建は平安前期？平群山「ヘ」＝「辺」で端、「群」＝「郡」でクニ。端にある国？
＜平群（へごり）神社・桑名志知＞祭神＝木菟宿祢（ずくのすくね）。味酒臣（愛媛県松山）の姓。平群氏支族が移住？創建は平安前期？平群山「ヘ」＝「辺」で端、「群」＝「郡」でクニ。端にある国？
＜平群神社説明板＞文字薄。「命のまたけむ人は たたみこも 平群（へくり）の山の くまかしか葉を うすにさせその子」最終地・能煩野での歌。伊吹からの敗走、故郷の大和・平群神社への思い出、死への予感？
＜平群神社説明板＞文字薄。「命のまたけむ人は たたみこも 平群（へくり）の山の くまかしか葉を うすにさせその子」最終地・能煩野での歌。伊吹からの敗走、故郷の大和・平群神社への思い出、死への予感？
＜平群神社＞平群氏祖・武内宿禰は神功皇后と新羅出征。奈良県生駒郡平群で戦勝祈願。後に平群氏が祖神・武内宿禰と平群木菟宿禰を生駒山近くの平群（へぐり）神社に祀る。活躍時期は五世紀後半？
＜平群神社＞平群氏祖・武内宿禰は神功皇后と新羅出征。奈良県生駒郡平群で戦勝祈願。後に平群氏が祖神・武内宿禰と平群木菟宿禰を生駒山近くの平群（へぐり）神社に祀る。活躍時期は五世紀後半？
平群沢ため池「志知の宮池」伝承「日本武尊の東征の帰りに美濃〜桑名郡尾津��〜朝明郡への途中、平群山で休息。山下の御池で足を洗った」後の小山は志知城跡（詳細不明）
平群沢ため池「志知の宮池」伝承「日本武尊の東征の帰りに美濃〜桑名郡尾津��〜朝明郡への途中、平群山で休息。山下の御池で足を洗った」後の小山は志知城跡（詳細不明）
平群沢ため池公園説明板。昔話伝承「九左衛門と白鷺」「片目の魚。大鯰の話」殺生を禁じる話。志知水田から奈良期〜鎌倉期遺物出土。十王堂、天王堂、鎮守堂など小字名点在。志知南浦に景清屋敷跡。
平群沢ため池公園説明板。昔話伝承「九左衛門と白鷺」「片目の魚。大鯰の話」殺生を禁じる話。志知水田から奈良期〜鎌倉期遺物出土。十王堂、天王堂、鎮守堂など小字名点在。志知南浦に景清屋敷跡。
タケル遊歩道散策マップ：桑名市と東員町。江戸期、桑名藩領。後に忍藩領。江戸期の坂井、赤尾、友村、島田、志知、中上の6村が1889年合併＝員弁郡久米村。1955年桑名市と合併。
タケル遊歩道散策マップ：桑名市と東員町。江戸期、桑名藩領。後に忍藩領。江戸期の坂井、赤尾、友村、島田、志知、中上の6村が1889年合併＝員弁郡久米村。1955年桑名市と合併。
＜島田城跡＞島田兵庫頭居城。1568年信長勢に滅亡。土塁等。西に善教寺。真言宗から真宗。長島一揆支援。隣の島田櫛田神社。島田城西方出城か？燈籠は野村増右衛門寄進。大日堂は野村氏持念仏。
＜島田城跡＞島田兵庫頭居城。1568年信長勢に滅亡。土塁等。西に善教寺。真言宗から真宗。長島一揆支援。隣の島田櫛田神社。島田城西方出城か？燈籠は野村増右衛門寄進。大日堂は野村氏持念仏。
＜野村増右衛門石碑・久米支所＞桑名江戸期大事件。河川改修工事や新田開発など功績・1710年藩公金盗用で死罪。一族44人死刑。藩主松平定重は越後高田に国替。原因は譜代家老ら嫉み怨み？1823年定重子孫が再び桑名藩主に。死罪になった野村氏は赦免。
＜野村増右衛門石碑・久米支所＞桑名江戸期大事件。河川改修工事や新田開発など功績・1710年藩公金盗用で死罪。一族44人死刑。藩主松平定重は越後高田に国替。原因は譜代家老ら嫉み怨み？1823年定重子孫が再び桑名藩主に。死罪になった野村氏は赦免。
＜額田廃寺＞志知から星川丘陵。員弁川左岸台地。江戸期は浄蓮寺。北勢侵攻で焼失のまま廃寺。專仏、礎石等発見。昭和16年県史跡指定なのに昭和38年住宅地建設許可？建設前に市教委と文化財調査会発掘。
＜額田廃寺＞志知から星川丘陵。員弁川左岸台地。江戸期は浄蓮寺。北勢侵攻で焼失のまま廃寺。專仏、礎石等発見。昭和16年県史跡指定なのに昭和38年住宅地建設許可？建設前に市教委と文化財調査会発掘。
＜員弁川と星川＞中央丘陵が額田廃寺跡。塔・金堂・講堂・僧坊・中門跡等発掘。大化改新以前建築の古代寺院。法隆寺式伽藍配置。中央政権と繋がる強力な豪族関連か。猪名部氏関連？額田部氏？壬申の乱とも関連。
＜員弁川と星川＞中央丘陵が額田廃寺跡。塔・金堂・講堂・僧坊・中門跡等発掘。大化改新以前建築の古代寺院。法隆寺式伽藍配置。中央政権と繋がる強力な豪族関連か。猪名部氏関連？額田部氏？壬申の乱とも関連。
＜坂井橋・星川＞山田寺式重圏文縁単弁蓮華文軒丸瓦、川原寺式複弁蓮華文軒丸瓦（花弁・中房部＝明日香・川原寺同型）額田廃寺出土せん仏（7〜8世紀）降魔成道印結ぶ如来。山田寺跡同型？奈良前期。考古学、美術的価値高。他に金銅仏も。
＜坂井橋・星川＞山田寺式重圏文縁単弁蓮華文軒丸瓦、川原寺式複弁蓮華文軒丸瓦（花弁・中房部＝明日香・川原寺同型）額田廃寺出土せん仏（7〜8世紀）降魔成道印結ぶ如来。山田寺跡同型？奈良前期。考古学、美術的価値高。他に金銅仏も。
＜額田廃寺＞現在は有吉台住宅。在善(ありよし)郷。丘陵に古代人住居遺跡。古墳もあった？東の額田神社は額田部氏祖先祀る。大和国平群郡額田郷（大和郡山市）本拠地。氏寺は額安寺（額田寺）。應神天皇？額田部皇女（推古天皇）？額田王？額田部は全国分布。
＜額田廃寺＞現在は有吉台住宅。在善(ありよし)郷。丘陵に古代人住居遺跡。古墳もあった？東の額田神社は額田部氏祖先祀る。大和国平群郡額田郷（大和郡山市）本拠地。氏寺は額安寺（額田寺）。應神天皇？額田部皇女（推古天皇）？額田王？額田部は全国分布。
感想
古代東海道と呼んでいいような多度道（久留倍〜星川〜多度）。弥生期からの多くの遺跡が直線的に並んでいて壬申の乱以前からの古代道であったと推測。もちろん壬申の乱での大海人皇子らが通過の可能性も。大矢知・久留倍は朝明官衙（郡家）で朝明駅とほぼ比定。桑名官衙（郡家）はどこか？星川付近の額田廃寺付近？或いは多度付近の小山廃寺付近から戸津・柚井付近の榎撫駅？或いは一般説の桑名蛎塚の縣神社付近？などなど。大発見は道路工事によるものが多いが、もう生きている内には無理だろうから、空想と推理のロマンで楽しませてもらおう。埋蔵文化センターの方々の地道で継続的な努力に本当に感謝。
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