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記録ID: 2282593
全員に公開
ハイキング
四国

土佐中街道、四つ足峠

2020年03月22日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 徳島県 高知県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
2.7km
登り
433m
下り
433m

コースタイム

日帰り
山行
3:05
休憩
0:00
合計
3:05
10:40
25
スタート地点
11:05
10:40
50
分岐
11:30
10:40
110
12:30
登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ルートは、あとから手書きしたものであてになりません。途中から古道は崩壊している模様で、有志の方が新しい道をつけてくれています。ですがザレザレ地形のために、大雨が降れば無くなると思われます。
登山口です。
2020年03月22日 10:29撮影 by  DSC-TF1, SONY
3/22 10:29
登山口です。
最初は良い感じの古道から始まります。
2020年03月22日 10:42撮影 by  DSC-TF1, SONY
1
3/22 10:42
最初は良い感じの古道から始まります。
すぐに伐採地。一面にミツマタが咲いて、良い香りが充満しています。
2020年03月22日 10:48撮影 by  DSC-TF1, SONY
3/22 10:48
すぐに伐採地。一面にミツマタが咲いて、良い香りが充満しています。
今までの見た中で一番大きいミツマタ。そう言えば父親が山を越えて、ミツマタの仕事をしに行ったとか。伐採して川原で湯を沸かしてゆがく。その皮をフンドシ一つを身にまとった男たちが、冷たい川原の水で晒すのだそうです。厳寒期のことです、身も心も凍り付くのです。その凍える体を女衆が体で暖めてくれると聞いたことがあります。嘘かまことか解りませんが、性に大らかな昔の話です。
2020年03月22日 10:50撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 10:50
今までの見た中で一番大きいミツマタ。そう言えば父親が山を越えて、ミツマタの仕事をしに行ったとか。伐採して川原で湯を沸かしてゆがく。その皮をフンドシ一つを身にまとった男たちが、冷たい川原の水で晒すのだそうです。厳寒期のことです、身も心も凍り付くのです。その凍える体を女衆が体で暖めてくれると聞いたことがあります。嘘かまことか解りませんが、性に大らかな昔の話です。
或いはその名前から連想した話だったのかも知れません。そんな話が頭にあるせいか、私にはミツマタの香りは熟した女の香りです。アシビの花も盛りです。こっちは、乙女の香りかな。
2020年03月22日 10:54撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 10:54
或いはその名前から連想した話だったのかも知れません。そんな話が頭にあるせいか、私にはミツマタの香りは熟した女の香りです。アシビの花も盛りです。こっちは、乙女の香りかな。
新しい脚立が立てられています。実はこの日有志の方が道作りに入って呉れていたのです。
2020年03月22日 10:58撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 10:58
新しい脚立が立てられています。実はこの日有志の方が道作りに入って呉れていたのです。
ここから、古道を外れます。左下へ降りてゆきます。
2020年03月22日 11:06撮影 by  DSC-TF1, SONY
3/22 11:06
ここから、古道を外れます。左下へ降りてゆきます。
大岩のねきを直登します。
2020年03月22日 11:15撮影 by  DSC-TF1, SONY
3/22 11:15
大岩のねきを直登します。
今つけてくれたたての道です。
2020年03月22日 11:27撮影 by  DSC-TF1, SONY
3/22 11:27
今つけてくれたたての道です。
峠、到着。前方に向かっているのが土佐に向かう古道。
2020年03月22日 11:29撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 11:29
峠、到着。前方に向かっているのが土佐に向かう古道。
四つ足堂です。屋根が大分傷んでもう余り持ちそうにありません。
2020年03月22日 11:30撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 11:30
四つ足堂です。屋根が大分傷んでもう余り持ちそうにありません。
内部。地蔵さんはありません。
2020年03月22日 11:31撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 11:31
内部。地蔵さんはありません。
下ってきました。登山口の集落跡(まだ一軒は住んでおられるようです)
2020年03月22日 12:27撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 12:27
下ってきました。登山口の集落跡(まだ一軒は住んでおられるようです)
トンネル。四ッ足と表記されています。この中の県境に地蔵さんが奉られているそうです。
2020年03月22日 10:15撮影 by  DSC-TF1, SONY
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3/22 10:15
トンネル。四ッ足と表記されています。この中の県境に地蔵さんが奉られているそうです。
撮影機器:

感想

旅の途中で気になる名前の峠名を見た。
(四つ足峠ってどう言う由来だろう?)
そこは、国道195号線、土佐中街道と呼ばれ東徳島から高知を最短距離で結ぶ道だ。那珂川沿いにある街道は、険しい峡谷を幾度も超えて東西に180kmにも及ぶ長くて深い道なのだ。
 ネットで調べてみた。
ーー峠名の由来は、お堂の四本の柱のうち2本が土佐国側、残る2本が阿波国側に立っていることによるーー
という訳が解らぬ内容だった。
 とにかく、どんな所か見に行った。土佐街道沿いの山間の集落を見ていると、村に暮らす人々の生活道や昔の人々が辿った古道を歩きたい気持ちで一杯だったのだ。

 すると、思いがけなくミツマタの群生が迎えてくれた。哀愁ある古道はすぐに無くなったが、登山道を整備してくれている方々と会った。そして峠には、今も四つ足堂がかろうじて建って迎えてくれた。
 降りてから峠の事を色々調べたが、ネットにはあまり情報がない。そしてトンネルの真ん中に地蔵さんが奉られているからだろう、心霊スポット呼ばわりまでされている。この地蔵さんは四つ足堂に奉られていたものらしい。
 珍しい話だ。トンネルを建設するのに当たって、何故それ程までこの地蔵さんに拘ったのだろう?
 すると、この地蔵は行基の作だという話があった。それならば頷ける。何しろ奈良の盧舎那仏(大仏)や数々の人々の為に無償の奉仕で物を作ったあの行基なのだ。
行基の活動した跡は、四国には無いと思うがその名前は無視できない。
 峠は昔の国境だ。土佐阿波両藩がお堂を再建したという話がある。それで、お堂の四本の柱のうち2本が土佐国側、残る2本が阿波国側に立っていると言う話が残ったのだろう。両国の協力した証だったのだろう。

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